コーピング(対処法)発表会・・
大阪府羽曳野市立白鳥小学校コーディネーション。
ストレスマネジメント「ストレス体験ゲーム」「ストレスの流れ・・100ます計算」と続き「コーピング(対処法)発表会」に取り組みました。
「ストレッサー(ストレスのもと、原因)は?」
「そのときの反応(ストレス反応)は?」
「それで、そのことにどうコーピング(対処)しましたか?」、
そして「好ましいと感じるコーピングには【!】、好ましくないと感じるコーピングには【?】で評価しましょう」
という流れです。
先生方はいつもストレスを抱えながらお仕事をしておられるのですけど、「気分転換をする」などの自分自身で可能な対処法、また、「相談する」などの他者を介した対処法という【!】と評価されるようなコーピングをしておられましたね。
結果、人それぞれ感じるストレスも違うし、対処法も違うのだなという多様性に気づかれました。
「コーピング」、先生方や子どもたちの間で、多用される言葉になっていくのでしょうね。
夏休みの最後に、皆様お疲れ様でした。
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「音」「制限時間」「声かけ」は、子どもたちにプレッシャーにならないよう2学期から意識しようと思いました。
また、ストレスの対処法も人によって違うこともふり返りによってわかりました。
自分の周りにしんどい思いをしている人がいたら、「しんどい時は、こうしたら楽になるよ!」
ではなく、その人に合った対処をいっしょに探すことがいいんだなと改めて思いました。
コーピング発表では、同じ行動でも!になったり?になったりすることが印象的でした。
つい自分を基準に考えがちになってしまうことがあるので、他の人に対応する際は、気をつけていこうと思います。
子どもが感じるストレスを自分達の言葉で表し、自分達の力で解決することを想像するとすごく楽しみに思いますが、それを指導していくときに、どのような言葉を選んでいけばよいのか、どのような方法をとればよいのか、もっと学んでいきたいと思いました。
(深美です・・だますことがこの授業の肝ですので、全力をつくしてだましたわけです。だます、ということについては、先生と子どもとの信頼関係の上にたってなりたつわけですから、「だましてごめんなさい」、「ただ、大事なことにきづいてほしいのです」というメッセージは不可欠ですね。)
子ども達の興味を引きながら、臨機応変に対応していくことがうまく出来たらいいなと思います。がんばります。
(深美です・・まさにそのとおりだと感じます。慣れてきますと、ワークショップのなかには「ふりかえり&シェアリング」が含まれているということがあたりまえになってきます。)
(深美です・・その観点、大事ですね。ストレッサーがなければ、その反応はゼロです。ですので、すべては自分のコーピング次第ということになります。リフレーミングはそのコーピングのひとつであるということでしょうか。)
この人がストレスを感じるのはこういう時なんだということがわかると、自分はそうじゃなくてもその人のことを考えて、言い方や方法を考えることができると思いました。
先生に教えてもらうというよりは、自分たちでストレッサー、反応、コーピングを考え、出し合い、共有するという時間だったので、具体的に自分のストレスについて考えることもできたし、人のストレスとの違いも考えることができました。
(深美です・・「この人がストレスを感じるのはこういう時なんだということがわかると、自分はそうじゃなくてもその人のことを考えて、言い方や方法を考えることができると思いました。」 大事なことに気づかれましたね。他者の気持ちが想像できる、という共感性の基礎になると感じます。ですので、ストレスマネジメントの観点は、非常に大切なことなのですね。)
漢字クイズは、みんな喜んでやりそう。
(深美です・・今回試していただいたワークショップは非常に優れたものでして、「風船が割れる」ということには、刺激の大きさ〔刺激にならない人もいますが〕、割れる時間の不確実性、などを得ることができます。この刺激を緩和しようと思えば、①風船を小さくする、②風船と子どもの距離を離す、③風船は大人が持つ、④希望者には耳栓を渡す、⑤特に苦手な子ども(前もってわかっていれば、廊下に避難することも認める、等々いろいろ考えられます。
そして、風船割りをなしにすることも可能です。この場合、はストレッサーの要因が減ってしまいますので、若干効果が薄れます。それ以外には、別のストレス体験ゲーム〔たとえば、小豆をさいばしでつまんで異動させる〕などがありますが、これも効果がかなり薄れます。)
深美先生から学んだことを子どもたちに返していきたいと思います。
(深美です・・おっしゃるとおりです。このような観点が教育課程から抜けているからこそ、大人になっても難しさかかえた生活を強いられるわけです。いじめ、パワハラ等のハラスメントの源は、すべてここにあるのですね。ストレスをマネジメントする成功体験を、子どもも大人も経験してほしいものです。)