Kaettekita 私が思う あのこと このことReturn(Get Back Part2)

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最初から誰かのファン、を目指すのはおかしい

2024年01月08日 22時18分12秒 | クラシック洋楽日本邦楽演歌雅楽江戸明治大正昭和平成令和現代歌謡伝統音楽集
最初から誰かのファン、を目指すのはおかしい
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 わたしは、ファンになりたくてなったのではない。自然と、音楽家ならばその音楽を聴いているうちに、いつの間にかファンになっていた、というのが正解だ。
 しかし、最初から、ビートルズなら「ビートルズファン」という「ファン」というものにあこがれて、ファンを目指してファンになる、というのがイマイチ解せない。
 世の中には「福山雅治ファン」「山下達郎ファン」というものが確かに存在し、その「ファン」になる名誉を第一目的にして二番目に「何の曲を聴いたらいいですか」という奇妙でけったいな事を聞くファン初心者がいるらしい。まずはじめに「ファン」とはどういう風に振る舞えば良いかを聞いてきたり、ファン組織が強固なもの程、音楽を聴くよりもまず、「ファン」になることを夢見ている人がいる。
 わたしは、それでは本末転倒なのではないか、と思います。始めに「ファン」があって、作品鑑賞が二の次では、自分がどう見られているのかを必死になって追い求める、それも悪くはないんだけれども、何か自己陶酔気味かなと思いながら、若い人に多いのだろうが、そういう人は、本当に自分が何が本当に好きなのかがわかっていない。
 「ビートルズファンになるんなら、何からどの曲から聴き始めたら良いですか」という質問は、わたしは驚きを隠せない。まずファンになるのが第一義であり、どうも不純な動機のような気がしてならない。
 わたしが中学か高校だった頃、異常に、「若い頃に必ず誰かのファンにならなければ、青春とはいえない」と言って、必死になって自分のアイドルを追い求めていた友人がいた。その挙句の結果、「岡田有希子」というアイドルを見つけ、しばらくは本人も乗り気でその人のレコードは勿論、文房具の下敷きを買ったり、ポスターを買ったりして楽しんでいた。物凄く熱狂的になったその友人に友達が「岡田有希子が死んだらどうする」と言われて、その友人は「当然あとを追う」なんて言っていたが、まさかそのアイドルが本当に死んでしまった。でもその後もその友人は一切なかった事のようにレコード、下敷き、ポスター等を封印し、何事もなかったように学校を卒業し、新たな道へ踏み出した。当然、他の友達にも「あの時死ぬと言っていたのにうそばっかし」と時々つつかれてはいたが。
 兎に角、その人の影響で、当時のわたしも必ず何か誰かのファンにならなければ、と自然と感化を受けていて、わたしだったら誰のファンになるのがいいんだろうと、冒頭のわたしが否定した話の当事者であった事は、わたしも否めない。しかし、結局、誰のファンにもなれず、その友人もそのザマだったので、しばらくその事は放っておいた。
 ビートルズは、中学時代に初めて英語の授業で聴き、感心して聴いていたが、まだファンではなかった。本格的に聴き始めたのが高二の秋からで、次第に自然とファンになった。その頃クラシックにもはまり、ベートーヴェン、ショパン、ブラームス等にも心惹かれ、クラシックファンになった。
 山下達郎、福山雅治は、ファンといえばファンかもしれぬが、熱狂的なファンではない。しかし、福山は、最近結婚してしまい、「福山ショック」とまで言われているが、福山もラジオではまるで生半可ないい加減な事をよく言っていたようだ。
 曰く、ニッポン放送の「魂のラジオ」で、ベートーヴェンは若くして自殺で亡くなった、と福山雅治はラジオで語っていたが、ベートーヴェンは肝硬変という病気で亡くなり、しかも当時としても五十代後半で、決して早死ではなかった。こんないい加減な事を言っていて、本当に福山は音楽家なのかと思った。
 リスナーが悩みを話し、その状況に合った曲を福山がリクエストして流す、というのもやっていて、ライバルに彼氏を奪われた女の子のリスナーに、杏里という歌手の「オリビアを聴きながら」を流していた福山。そこは同じ杏里ならば歌詞からいっても「悲しみがとまらない」だろうが、とツッコミを入れたくなった。
 相手の吹石という女優も、止まった写真画像だけ見て、みな世の男女は負けた、と思っているのかもしれないが、吹石の若い頃の歌を聴くと、そのコメディ路線まっしぐらなのが笑える。歌が、下手だし、とにかくおかしい。福山が結婚したからって、女子で自殺まで考えた人もいるらしいが、そんなに思う程の二人ではないって。
 とにかく、ファンになるんなら、今は世にいない、存命中ではない、歴史上の人物が最適かもしれない。評価が定まっていて安定しているし。戦国武将「徳川家康」や「三国志」他の人物・群像に焦点を当ててみるなんてのも渋いし、文学の世界も興味深い。以上、わたしの人の「ファン」に対する思いをそこはかとなく綴ってみました。

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