正さん日記

世の中思いにつれて

安倍派、塩谷座長+15名の常任幹事会体制に。会長決めると分裂の可能性秘める

2023-09-13 11:01:57 | 政治

 岸田文雄首相による内閣改造と、自民党党人事変更が今日行われるが、岸田内閣を支えている第2派閥の麻生太郎会長、第3派閥の茂木敏充会長が、それぞれ党副総裁と幹事長に留任する。

 また、最大派閥の安倍派から羽生田光一政調会長、松野博一官房長官が留任する他、骨格としては現状と余り変わらない。閣僚に女性を5人起用する。

 今日、正式発表があるが、既に朝刊に、党人事、閣僚人事とも名前と顔が掲載されており、メディアの手回しは早い。

 今回の人事でも、羽生田、松野、西村康稔経産相、高木毅国会対策委員長の安倍派5人組から4人が党役員、閣僚に再選されたように、岸田氏の安倍派重視は変わっていない。

 その安倍派は、100名を抱える最大派閥だが、安倍晋三元首相の急死によって突如大黒柱を欠き1年以上右往左往していたが、一応、暫緊急体制が整いそうだ。

 内容としては暫くの間会長は置かず、これまで会長代理だった塩谷立氏を座長とし、松野氏、萩生田光一氏、西村康稔経産相、髙木毅国対委員長、世耕弘成参議院幹事長のいわゆる5人組にあと10名を加えた15名による常任幹事会で派閥の運営を行うことになった。

 これに対し、あくまで会長選出を主張したもう1人の会長代理だった下村博文元政調会長はこの体制に入らなかった。

 安倍派の体制作りについては、派内でリーダーシップを発揮できる人物が不在で、元会長だった森喜朗氏がイニシアティブを握ったようだ。下村氏は森氏に逆らったため外されたと聞くから、森氏の影響力は健在で、反面、現職議員の不甲斐なさを感じる。

 今後、この体制がいつまで続くのか。5人組の中で会長に抜け出す人物は見当たらず、安倍派は、誰かが会長候補として抜け出ることによって分裂の可能性を秘めている。「関連:7月16日

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習近平国家主席、ASEANとG20を欠席。G20首脳宣言にゼレンスキー大統領は落胆表明

2023-09-12 10:27:35 | 世界

 インドネシアで東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議、インドでG20首脳会議が相次いで行われた。

 この2つの会議に岸田文雄首相が出席し、東電福島第1原発の処理水を海洋に放出したことについて、各国の理解を取り付けたという。

 しかし、この2つの会議に中国の習近平国家主席は欠席し、代わりに中国共産党序列2位の李強首相が出席、G20にはロシアのプーチン大統領が欠席、代わりにラブロフ外相が出席した。

 アメリカは、ASEANにハリス副大統領、G20にはバイデン大統領が出席した。

 岸田首相は、ASEANが開かれたジャカルタで、中国の李強首相と初対面し数分間の立ち話をして処理水放出の理解を求めたようだ。

 習近平主席が両会議を初めて欠席した理由は明らかではないが、やはりASEANでは東シナ海の領有権問題、東電処理水の放出問題、ロシアのウクライナ侵攻問題、米中関係など余り話したくないのと、中国自体の経済停滞があるため、景気の良い話ができないからだと思う。

 一方、ロシアのプーチン大統領の欠席は、ウクライナ問題で後ろめたさがあり、下手をすると逮捕されかねないからだろう。

 習氏は、先に開かれた上海協力機構や、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アメリカ)には出席し、会議をリードしたという。また、プーチン大統領もリモート出席をしている。

 これら一連の会議から考えられるのは、冷戦時と同じ欧米を主体とする西側と、中国、ロシアを主体とする東側とに分裂したように思われるが、違っているのは、インド、ブラジル、サウジアラビアなどいわゆるグローバルサウスが両陣営の中間に位置しているような状態になっていることだ。

 さて、G20は曲がりなりにも首脳宣言を採択したが、ウクライナ侵攻について「威嚇や武力の行使を控えなければならない」としたものの、ロシアを名指しで非難する文言は盛り込まれなかった。

 これに対し、ウクライナのゼレンスキー大統領は強い落胆の意を表明した。「関連:2022年4月21日

 

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野球U18W杯で日本が初優勝

2023-09-11 09:00:08 | スポーツ

 台湾で行われていた18歳以下の野球W杯第31回大会で、日本が台湾に2-1で逆転勝ちし、悲願の初優勝を遂げた。

 日本は全選手が3年生で挑み、2015年の第27回大会以来8年ぶりの決勝進出、過去準優勝が4度あったが5度目の挑戦で頂点に立った。

 W杯には12カ国が参加、日本は予選から決勝まで9試合を行い、オランダと台湾に負けたが、決勝戦で台湾に雪辱した。9試合で日本は7勝2敗だった。

 日本は2004年の21回大会から本格的に参加したが、31回大会の中で、優勝はキューバが11回、アメリカ10回、韓国5回となっている。「関連:8月24日

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ラグビーW杯開幕、D組日本、初戦でチリに快勝勝ち点5

2023-09-11 06:12:47 | スポーツ

 9月8日(日本時間9日)、ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会が開幕した。

 開幕戦のプールAでは、世界ランク3位のフランスが同4位ニュージーランドを27-13で撃破。優勝候補同士の一戦を制し、初優勝へ白星スタートを切った。

 2大会ぶり王座奪還を目指すオールブラックスは、W杯1次リーグ初黒星の屈辱だった。

 今回が11回目になるW杯は、現地時間の9月8日から10月28日の決勝戦まで51日間に亘り熱戦が展開される。

 前回の日本大会で1次リーグ各組上位3位に入った12チームと各大陸代表など8チームの計20チームが4グループに分かれ総当たり予選を戦い、各グループ2位までの8チームが決勝トーナメントで優勝を争う。

 前回、自国開催の日本は初の予選を1位突破したが、決勝トーナメントで南アフリカに3-26で大敗ベスト4を逃した。

 日本(世界ランク14位)は、D組でイングランド(2位)、アルゼンチン(8位)、サモア(12位)、初出場のチリ(22位)と4試合を行なう。この中で日本は世界ランクでは4番目になっており、総てが強敵だ。

 日本は、日本時間の昨日20時から初出場のチリと対戦、42-12で勝利し、4トライ以上の試合で与えられるボーナスポイントを加えて勝ち点5ポイントを獲得、幸先良いスタートを切った。「関連:2019年10月21日

 

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衆議員の秋本真利容疑者を受託収賄の疑いで逮捕。偽再生エネルギー促進派だったか

2023-09-10 10:26:39 | 政治

 9月7日、国会で便宜質問をした疑いで、先に自民党を離党した秋本真利衆議員が受託収賄の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。

 秋本議員の逮捕は、洋上風力発電の参入を目指す「日本風力開発」の社長で、既に贈賄を認め辞任した塚脇正幸氏から、洋上風力発電に関して日本風力開発に有利になる国会での質問をする見返りとして約6000万円を受け取った疑いによる。

 秋本氏と塚脇氏は、中央競馬の馬主組合を共同で運営しており、秋本容疑者は馬主登録をする際に必要な資金として、3,000万円を一時的に借りたほか、馬主組合を通じて3,000万円を受け取ったとしている。

 特捜部は今年8月、収賄容疑で秋本容疑者の議員会館や地元事務所などの家宅捜索を行い複数回、任意で事情聴取をしてきた。

 秋本容疑者は逮捕前、周囲に対し、資金の提供を受けたことは認めていたものの、賄賂であることは否定している。

 しかし、贈賄側の塚脇容疑者は、容疑を認め既に社長を辞任している。絵に書いたような古典的な受託収賄質問は、明らかであり秋本容疑者はアウトだろう。

 秋本容疑者は、2017年8月から1年あまり国土交通大臣政務官を務め、洋上風力発電の導入を促進する「再エネ海域利用法」の法案作成に関わり、その後の国会でも、入札の評価基準の見直しの検討などについて、洋上風力発電に関する質問をたびたび行うなどしていた。

 自民党内で数少ない反原発、再生エネルギー促進派の秋本容疑者の魂胆が、自欲が目的だったとすれば天に唾するもので許せない。

 また、国会議員が、馬主組合を運営していたこと自体、違和感がある。この際、野党の要求に従って衆議院議員を辞職すべきだろう。

 

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損保ジャパンの白川社長が辞任。不正承知でビッグモーターと取引再開

2023-09-09 15:48:56 | 社会

 9月8日、損害保険ジャパンの白川儀一社長が、昨年、ビッグモーターによる不正の可能性を認識していながらいったん中止していたビッグモーターとの取り引き再開を促していた問題で、白川社長が責任をとって辞任することを明らかにした。

 損保ジャパンは、8日午後3時半から東京・新宿の本社で白川社長や親会社のSOMPOホールディングスの櫻田謙悟グループCEOが出席して記者会見を開き、一連の問題の経緯や対応、それに新たな経営体制について説明した。

 白川社長はビッグモーターとの関係や事案の経緯について説明し、昨年7月6日の役員会議でビッグモーター社において不正が発生している可能性があることを認識しながら、再発防止策の実行を条件として取引を再開する判断をした」と述べた。「関連:7月28日

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H2A打ち上げ成功 探査機SLIM搭載、日本初の月面着陸に挑戦

2023-09-09 10:15:09 | 経済

 9月7日、三菱重工業は、日本初の月面着陸を目指す小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」とX線天文衛星「XRISM(クリズム)」を搭載した大型主力ロケットH2A47号機を、鹿児島県の種子島宇宙センターから発射した。

 二つの機体は約50分後までに予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。H2Aの打ち上げ成功は2005年の7号機から41回連続となった。

 SLIMは宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した探査機。独自の画像処理技術などを駆使して、月面の狙った場所に誤差100メートル以内の高い精度で降り立つピンポイント着陸技術の実証に挑む。

 順調にいけば約3~4カ月で月の周回軌道に到着し、その約1カ月後に着陸準備に入る。旧ソ連と米国、中国、インドに続く5カ国目の月面軟着陸を目指す。

 XRISMは、16年に宇宙空間で交信が途絶し復旧を断念したX線天文衛星「ひとみ」の後継機。地球の上空約550キロを周回しながら、宇宙の形成に関わるとされる暗黒物質(ダークマター)の性質などを調べる。

 H2A47号機は当初5月ごろの発射を目指していたが、今年3月にJAXAの新型主力ロケットH3初号機が打ち上げに失敗。原因の可能性があるエンジンの電気系統にH2Aと共通した設計があったため、発射が延期されていた。「以上INから転載」

 2022年10月の小型主力機イプシロンロケット6号機が打ち上げを失敗しているので、今回、優等機H2A47号機の成功でJAXAは胸をなで降ろしたはずだ。

 今後は、3~4か月後、日本初、世界5ケ国目の月面軟着に期待が掛る。「関連:3月7日」

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東山紀之氏が社長に就任、ジュリー社長は退任し取締役で残留=ジャニーズ事務所が記者会見

2023-09-08 16:58:55 | 社会

 ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、7日午後2時から記者会見が開かれ、藤島ジュリー景子社長、タレントの東山紀之、井ノ原快彦、木目田裕弁護士が出席した。

 4人は冒頭謝罪した後、ジュリー社長が辞任、後任に東山氏、副社長に井ノ原氏が付くこと、ジュリー氏は暫くの間取締役で残る旨語った。

 東山氏は、タレントを引退し、人生を賭して社長に専念する旨述べた。

 ジュリー前社長、東山新社長は、被害を受けた人に対し、法の決まりに関わりなく賠償すると語った。またジュリー氏は、記者の質問に答え、当面、自身の全株の保有は変えないが、それは賠償を適切に進めるためだと語った。

 東山新社長は、記者の質問に、ジャニーズ事務所の名称は変えないと述べたが、今後、変更する可能性についても示唆した。

 このような会社側の対応に、被害側は概ね納得したようだが、数十年に亘る性被害の実態について、一部の説明には納得できないとの意見もあった。

 商号にジャニーズ事務所を残すことについても、常識的に違和感があるとの見解を示した。

 この点については、弁護士などの有識者、メデェアなどの間でも疑問の声が上がっている。

 故ジャニー喜多川氏による性加害問題については、イギリスのBBCの特集から世界的な問題に広がった。

 BBCも今回の会見内容については、違和感が残っているようだ。また、日本のメデェアは、何十年も続いていたジャニーズの性犯罪について黙殺していたことに反省すると表明した所もあり、NHKでは番組の中で反省する意味の文書を開示した。

 また、ジュリー社長の後継が外部からではなく、タレントの東山氏らが継ぐことに対し、経営能力と、ジュリー氏に操られないか危惧する声も出ている。

 ジャニーズについて、スポンサー契約を廃棄する企業も幾つか出ており、東山社長にとってはいばらの道が待っている。

 

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名門デバートそごう西武。地域の期待に応えられるか

2023-09-07 15:35:12 | 経済

 8月31日、そごう・西武労働組合が業界では61年ぶりにストライキを敢行した。

 しかし、そごう・西武の親会社セブン&アイ・ホールディングスは翌日の9月1日に、アメリカファンドのオートレスグループに売却した。

 オートレスグループは、ヨドバシカメラと提携、池袋店の相当部分をヨドバシが占有する方針だ。

 そごう・西武労働組合は、ヨドバシの編入によって売り場が縮小、現有従業員の削減に繋がる恐れを想定して反対したことが今回のストライキの主要目的だった。

 新オーナーのオートレスグループは、さっそくそごう・西武の前社長を更迭、役員も執行権のない立場に追いやり、自社から社長などの新役員を送り込んだ。

 組合との協議では、いきなり大変革は行わないことになったようだが、早晩、そごう・西武色を弱めていくことは目に見えている。

 天保元年創業の名門デパートそごう・西武は現在全国10店舗あり、それぞれが地域と密接に繋がっている。しかし、新オーナーはアメリカの投資会社で恐らく投資に見合う利益優先であることは否定できず、今後、かなりシビアに対処してくることは目に見えている。

 2006年からそごう・西武の親会社となったセブン&アイ・ホールディングスは、主力イトーヨーカ堂も全国の店舗を縮小している中で、今回アメリカ投資会社へ手放さざるを得なかったようだ。

 その点から、そごう・西武の運営は今後さらに厳しくなることが予想される。労組はいっそう苦しい立場に追い込まれる恐れがある。「関連:8月31日

 

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京都アニメ放火大量殺傷事件、初公判。青葉被告やり過ぎだったと供述。謝罪なし

2023-09-06 12:31:21 | 社会

 2019年7月、36人が死亡した京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件の初公判が京都地裁101号法廷で開かれた。

 事件を起こし、自身も大やけどを負った青葉真司被告(45)が車椅子で出廷した。

 青葉被告は裁判長から起訴内容の認否を問われ犯行を認めた。また、「こんなに多くの人が亡くなるとは思わなかった」「やり過ぎだった」と弁明したが、最後まで謝罪の言葉は聞かれなかった。

 弁護側は冒頭陳述で「事実関係は争わない」とした上で、「この事件は人生をもてあそぶ闇の人物への対抗、反撃だった」と主張。青葉被告は妄想を抱き心神耗弱だったとして、刑の減軽を求めた。

 結局、裁判は青葉被告の犯行時点の責任能力があったか否かを問う形で進められそうだ。

 青葉被告が大きく影響されたという東京秋葉原事件の加藤智大死刑囚は、責任能力があるとして先に刑が執行された。

 ただ、この事件は、犯行動機や事件の本質をどう捉えればよいか最後までわからずに終焉した。

 公判は、裁判員裁判として来年1月25日結審予定で進められるが、青葉被告の動機は明確だし、事件前の2019年6月には埼玉県大宮駅で無差別殺人を思い立ったが、事前にためらって止めたとも言っているようだ。

 また、今回「こんなに多く亡くなるとは思わなかった」「やり過ぎだった」と言っていることなど、責任能力を問うための判断材料になると思う。

 しかし、青葉被告の責任能力がある、無いに関わらず、罪のない36人の命は戻らず、遺族は悲嘆の生活から抜け出せない。又、重傷を負った人は今も苦しみの中にいる。「関連:7月18日

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