正さん日記

世の中思いにつれて

小惑星から石を持ちかえり。アメリカ探査機のカプセル帰還。日本の2例に並び世界3例目

2023-09-26 11:51:08 | 社会

 9月24日(日本時間同日深夜)、アメリカ版はやぶさとも呼ばれている航空宇宙局(NASA)の探査機オシリス・レックスのカプセルが西部ユタ州の砂漠に帰還した。

 カプセルには、小惑星「ベンヌ」から採取した石が推定250グラム前後入っていると見られ、はやぶさが小惑星「りゅうぐう」から持ちかえった試料の約50倍になるようだ。

 NASAは石の大きさや重量を確認した後、各国の研究者に分配する。日本には0.5%分が分配される。

 石は太陽系最初期の様子を刻むタイムカプセルのようなもので、アメリカを中心にした探査チームが鉱物の構成や生命の部品となり得るアミノ酸の有無などを分析する。

 日本は、はやぶさ2とオシリスが届けた石と比べながら惑星形成の歴史や、地球の起源を読み解く。地球に衝突する小惑星の回避対策にも役立てるという。

 ベンヌは直径500メートルほどで、地球に近い軌道を回っている。46億年前に太陽系ができた頃にあった水の痕跡や有機物を含むと見られる。

 こうした天体が太古の地球に衝突し、海や生物の原材料をもたらした可能性があるという。

 小惑星から石などを持ちかえるのは日本の「はやぶさ」と「はやぶさ2」に続き世界で3例目。小惑星からの試料採掘は、月探査では後れを取っている日本が世界に誇れる業績になっている。「関連:2020年12月6日

 

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