9月15日、阪神が18年ぶり6回目のセントラルリーグ優勝を決めた。この日まで80勝45敗、勝率.640、14試合を残して2位広島に12ゲームの差をつけてのぶっちぎりの優勝だ。
阪神の優勝は2005年、今季を率いた岡田彰布監督が成し遂げた。阪神は意外にもこれまで優勝回数は6回だが、優勝監督は藤本定義2回、岡田彰布2回、吉田義男、星野仙一がそれぞれ1回となっている。
その中で、日本一は1985年の吉田監督が西武(広岡達郎監督)を4勝2敗で下した1回だけだ。
その点で、戦力が充実している今季は、日本一を狙えるチャンスだ。
岡田監督は、阪神で6回、オリックスで3回監督を歴任しているが、これまで優勝2回、2位2回、3位1回、4位1回とAクラスに5回なっているが、オリックス時代の3年間はすべてBクラスに甘んじている。
その点で、選手時代バース、掛布とクリンナップで3連発したことが球史残っているように、ことのほか阪神になじみ深い監督と言ってよいだろう。
今季は打順を固定化し、チャンスに強いチームを作った。また、投手陣は、パシフィックリーグ1位のオリックスを上回る防御率を残す強力投手陣で接戦をものにしてきた。
今季の、最終目的はもちろん日本一だろう。相手は恐ら充実した投打でパリーグ2連覇を遂げた前任のオリックスになる可能性が高い。
2回目に日本一になって、熱狂的な阪神ファンをさらに熱狂のるつぼに沸き返らせるか、これから、ギアを入れ替えての戦いが待っている。