正さん日記

世の中思いにつれて

あれから20年、阪神淡路大震災を思う

2015-01-17 18:38:53 | 社会

 6434人が亡くなった阪神淡路大震災から今日17日で丸20年経った。神戸市中央区の東遊園地では、午前5時から「1,17のつどい」が行われ、用意された竹灯籠のロウソクに火が灯された。

 夜明け前とあって、まだ暗かった同遊園地だが、時がたつと同時に火が灯されたろうそくが増え、次第に震災が発生した日である「1.17」の文字がしっかりと浮かんできた。

 あちこちですすり泣く声、そして、手を合わせる姿。20年の節目ということもあり、多くの遺族や被災者らが震災発生時刻である「午前5時46分」に静かに目を閉じて、犠牲者への黙祷をささげた。(THEPAGE大阪)

 20年前の1995年1月17日、朝起きテレビをつけたら関西地方で大地震があったことを告げていた。まだ夜明け前で地震の全容ははっきりしていなかったが、時間が経つにつれ街中のあちこちで火の手が上がり、高速道路が大きく傾いて、自動車が今にも落ちそうな状況などが映し出されていた。

 これは大変な状況になっているとは理解したが、さらに時間が経つに連れて神戸市内や淡路島の惨状が次々と明らかになり、史上まれに見る大震災だということを認識した。

 その後、神戸市内、淡路島などで建物の倒壊、道路の破損、多数の死傷者など出ている状況が明らかになってきたが、困難な中で、人々の助け合いが展開されている模様なども報道された。

 さらに時が経つにつれて、多くのボランティアが被災地に入り、具体的な救出作業や、物心両面に亘り献身的な活動状況が報道された。

 それまで、関西地方は大地震が起こらないという根拠のない言い伝えがあったようだが、神戸を中心に発生した思いもかけない大地震は、阪神淡路大震災と名付けられ、1923年の関東大震災に次ぐ大規模地震となった。

 阪神淡路大地震発生から16年2か月経った2011年3月11日、東日本大地震が発生した。死者は15、889人と阪神淡路大震災を大きく凌ぎ、地震の規模はマグニチュード9.0という、発生時点において日本周辺における観測史上最大の地震だった。東日本大地震は、特に福島第一原発が津波などで大きな被害を受け、その影響は今後も長く続く。

 阪神淡路第震災後、危機管理体制の見直し、耐震建築を旨とする建築基準法改正など行なわれた。一方、仮設住宅建設、ボランティア活動など、阪神淡路大地震のさまざまな体験が東日本大震災で生かされたが、東日本大震災は余りにも規模が大きく、新たな問題も残っている。

 現在、東海。東南海地震が近い将来発生すると予測されており、阪神淡路大震災で実践され、教訓とされた災害時における自助、共助、公助の精神が、東日本大震災を経て、今後のあらゆる災害にも活かされなければならない。

 

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