昨日、大相撲7月場所千秋楽、注目された東前頭17枚目の照ノ富士が、関脇御嶽海に快勝13勝2敗で5年30場所ぶり2度目の優勝を決めた。
この対戦で御嶽海が勝つと、結びの一番新大関朝乃山対関脇正代の勝者による三つ巴の優勝決定戦に持ち込まれるところだったが、元大関照ノ富士が正に大関相撲で御嶽海を圧倒、優勝を決めた。
照ノ富士は。怪我と病気で連続9場所休場し、序二段まで陥落したが、怪我と病気を克服、今場所幕内に戻り連日好調な土俵を務めていたが、昨日14日目正代に完敗したものの、朝乃山が照ノ富士の弟弟子照強の足取りで破れ再度トップに立った。
30場所ぶりの賜杯は、元関脇・琴錦の持つ43場所(91年秋、98年九州場所)に次ぐ、史上2位のブランク優勝。
大関経験者の関脇以下での優勝は、76年秋場所の魁傑(当時・西前頭4枚目)以来44場所ぶり、昭和以降2人目。
再入幕、幕尻優勝はともに今年初場所の徳勝龍以来3人目となった。
新大関朝乃山は、7月場所最後の土俵で正代に完勝、優勝を逃したものの12勝3敗の合格点で新大関の場所を無事務めた。「関連:8月1日」