正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

食事教育3.ー何を食べるのかー主食を考える

2009-03-14 | Weblog
 食事で考えなくてはならないのが主食をどうするかです。1日の摂取すべき総エネルギーのおよそ65%を炭水化物で摂取するのが理想的と言われていますが、その炭水化物を何でとるのかと言うことになります。

多量に獲れる穀物としては①米、②麦、③とうもろこしがあります。とうもろこしは餌になっているのが多いのですが、米や麦がないところでは主食になります。コーンスープ、焼きとうもろこし、ポップコ-ン、饅頭などあり、お米より美味しいかも知れません。
そんな中で日本人の主食は現在小麦になっているといわれています。小麦はそれ自体は美味しくありません。それなのに何故小麦なのでしょうか。

主食は自国で一番獲れるものを選ぶべきです。輸入食品を主食に選ぶことだけはしてはいけません。日本で一番獲れるものと言えばお米です。多少高くてもこれを食べるべきです。国の助成をしても守るべきです。主食を外国から輸入することは自衛力が無いと言うことです。どんな立派な兵器をもっていても長期戦になったとき一番問題なのが食糧です。
自国の食糧がないと戦争も出来ません。戦争をしようと言うのではありません。攻めてきても大丈夫だという体勢を持って置かなくては攻めてこられるのです。ですから先進国や、自国を守る方法を良く知っている国は自給率の向上を第一優先に考えるのです。コストをかけてでも守るのです。農産物は豊作不作が生じます。この過剰な時に穀物の輸出先が必要です。
それが日本になってはいないでしょうか。穀物が安く買えると喜んでいますが、それは外国を助けていることになるのです。日本の主食をないがしろにしていることになります。いざとなったとき、日本の食糧を外国が必ず面倒を見てくれると言う保証は無いのです。ですから自分の国の必要量の70%以上は自分の国で確保すべきなのです。
世界の人口は増加しています。食糧の増産は頭打ちです。穀物の燃料化も出てきました。穀物の需要は増加して、穀物が高騰しています、地球上では餓えている人が8億人と言われていましたがもっと増えているのではないでしょうか。日本人が穀物を輸入をすると言うことは穀物価格を引き上げていることになります。輸出している国は大喜びでしょうが、食糧が手に入らない人達の食糧を日本は金で奪い取っていることになるのです。何故、日本人はこんなにまで小麦を食べるようになったのでしょうか。

その原因の大部分を明らかにしているのが「学校給食の裏面史“アメリカの小麦戦略”」です。子供の時の食べた食べ物を大人になっても食べ続けるという食の法則がありますが、子供の時に学校給食で小麦粉食品を食べさせ、栄養学校で欧米食が良いと刷り込み、テレビや新聞で粉食を奨励し、栄養士は栄養という点から食事を考え伝統食を無視し、欧米食を推進し、和食より欧米色はここが良いとまるで和食が悪者であるかのように攻撃し宣伝し、肉の味を教え、・・・大きな日本食破壊の戦略が展開され、日本人はそのマインドコントロールの中にずっぽりとはまっているのが日本の食の現状です。そしてその戦略下で育った子どもが親になって子育てをしています。当然主食はパン食です。見事に日本人の食習慣をアメリカナイズにしてしまいました。これほど見事に決まった技は無かったと言うことですが、このことは見事に一本取られた日本人の恥だと思います。そしてこれを手助けしたのが日本の官僚達でした。アメリカの罠にはまって抜け出そうとするのでなくこれが正しい世界だと先に進めようとする人々がどんどん増加しています。この状態を何とかしなければなりません。マインドコントロールされている日本人を目覚めさせる必要があるのです。

アメリカにとって、日本の米が破壊されることは単に自国の小麦を輸出できるというメリットだけでなく、日本の自衛力を削減させることであり、いろいろメリットがあるのです。こういう点は日本人各自で考えて欲しいところです。日本人は目先の利益を追求してはいけないのです。
地産地消と言われていますが日本人が食べる主食を日本で生産することが地産地消の第一歩です。

正しい食事を考える場合、食事には原則があるのです。別記事「食事の原則」参照
その原則に合うのはお米と言うことになります。

食事教育6-3でお米と小麦を比較し、日本人の先祖がお米を主食にしたことの正しさを検証しています。

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