正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

玄米のすすめー1.健康食の原則ー(1)ヒトの食性は穀菜海食

2009-02-23 | Weblog
ヒトの食性にあった食事
 ―和食は健康食―

はじめに
私たちは健康で元気に毎日を過ごしたいと願っています。病気をしたときなど尚一層」健康のありがたみを感じるのではないでしょうか。健康を害する大きな要因として、昔は結核などの病原菌によるものでしたが、最近では生活習慣病がその要因となってきています。私たちの生活習慣が悪くなってきているのです。
 生活習慣病は徐々に進行するので自覚症状もなく、おかしいなと思ったときはかなり進行していて、治療が難しいと言われています。ですから、ひとり一人が普段の生活習慣を見直して予防する心がけが必要です。その生活習慣の中でも特に「食生活」の影響は大きいと言われています。そこでこのブログでは「正しい食事」健康的な食事について考えてみました。食事は「食べるもの」「食べ方」「食べる領」等いろんな面から考え無ければなりません。その内容は別のタイトル「食育と食事」に述べていますが、ここでは主に「食べるもの」について考えてみました。

1.食事の原則
 健康であるための食事は食事の原則に叶っていなければなりません。

(1)ヒトの食性は穀菜海食
 我々人類の先祖はチンパンジーで、そのもっともっと先の先祖は海の中の魚です。
海はミネラルの宝庫で、魚は海草やプランクトンや小魚を何億年も食べて、やがて陸に上がり、あるものはチンパンジーに進化してきました。チンパンジーは時々は昆虫や肉を食べましたが、アフリカでほとんどは樹上で生活し木の葉や木の実を食べていました。しかし地殻変動でアメリカの中央に山脈が出来たため、東側では雨が少なくなり森林がなくなってサバンナになったのです。そのためその地方のチンパンジーはやむを得ず地上で生活をせざるを得なくなり、2足歩行をし、植物や種子等の固い穀物食べるようになりました。この穀物は消化されてブドウ糖として脳の栄養になり、さらに良く噛むと言うことで脳に多量の血液が送られ、やがて脳が一段と大きく進化し、ヒトが誕生したのです。ですからヒトはチンパンジーより脳が大きく、歯の構造も穀物を食べるのに適した臼歯が20本、野菜を食べる前歯が8本と穀物と植物を食べる構造になり、肉用の歯はと言われる犬歯は4本と言うように少ないのです。
 以上から考えられることは、我々の先祖は海の産物、穀物と植物を主体とした食事を長年していたので、ヒトの食性は穀物と野菜、海草や魚などの海の産物といえます。人の身体はそう言う食事に何万年もかけて合うように変えてきたのです。現代では人類は肉や卵や脂肪の多い超雑食をして、これらの肉や脂肪の摂取比率が増加して、ヒトの食性から外れる方向にあるのです。健康がおかしくなってきているのです。健康のためにはヒトの食性にあった食事をすべきことだといえます。それは穀物を主食にした野菜果物、それに海のもの、肉より魚、という穀菜海食をする事が食事の原則に叶った食事といえます。これは正に和食そのものです。ですから和食は世界の健康食と言われているのです。
この和食民族が肉食をすることは長年かけて和食に合わせてきた体質を作り替えると言うことをすることになるのです。その様な危険を冒す必要があるのでしょうか。欧米人は穀菜海食が出来ない民族なのです。それを真似る必要は危険なのです。肉や脂肪を欧米人並みに摂取すると日本人は糖尿病になりやすい体質なのです。それは健康と言われた沖縄のヒトがハワイで生活すると糖尿病になる人が多いということからも証明されています。日本人は腸が長いのも肉を食べてこなかった証明です。肉を食べると腸内で腐敗するので早く出さなければならないから短いのです。
アメリカでもフードガイドピラミッドで肉や脂肪の摂取を減らすように指導して効果を上げてきています。

この稿ではヒトは穀菜海食が基本、穀物を主食にすることが基本であると言いました。穀物は米、麦、とうもろこしが三大穀物ですが、日本人はお米を食べるのが正しいと言うことを検証して行きます。



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