DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

攻殻機動隊SSS★傀儡廻についての超独り言系考察メモ

2007-01-04 | アニメ・マンガ・特撮TV
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』

うまく文章にしきれないので、そのあたりは
せしりあ様やzippa-zappa様に任せて(オイオイ
ちょっと思ったまま、メモっておきます。

草薙[驚いたわね…。考え方は傲慢で独善的だけど、官僚にしておくには惜しいほどの働き者。そして私のことを知っている…。お前はいったい誰だ…?!]
傀儡廻「まだ分からないのか?草薙素子、これほど身勝手な正義感を持ち合わせている人間は、お前の記憶の中にもそうは居ないはずだ」

傀儡廻の顔が、バトー・トグサ・アオイ・荒巻・合田・クゼ、そして草薙の顔に変貌する

草薙「あっ…!」
傀儡廻「今まで多くの意思と並列化をして来たんだ…。集団的深層無意識が一人歩きし初めても、おかしくはない。これでSolid Stateは完成する。我々は消滅する媒介者となって、次のソサエティに介入して行こう…」


●傀儡廻=ゴーストの暴走?
 素子のゴースト的ドッペルゲンガー?

●肉体がないものの自我について。
 もしくは、肉体を機能させるための脳の機構について。
肉体との結節点としての脳。
それゆえ個人の「魂」として自覚されるとしたら
肉体を失ったゴーストはどこまで個人に依存していられるのか。
「私」を認識・形成していられるのか?

●ネットに拡散した自我は、ネットによってまた再構成される。
 ネットの意思としての素子は、どこまでが「素子」なのか?

●「素子」であるために自ら、人間の不完全なシステムの中に戻る
 決意をする素子。
 自我の巨大化は希薄化なのか?
 器(自己)が定める自我の濃度の濃さは調整可能なのか?
 器の大きさを定めるのが器の中と外の境界線である限り
 自己と自我もまた外部から定められる部分がある。

●集団的深層無意識の一人歩き
 一人歩きそのものを許可(?)した意識は誰のものなのか?
 自然にあふれ出し、ベクトル形成するものなのか?
 集団的深層無意識の一人歩き=ネットの「神」なのか?
 
●自らはネットの集団的深層無意識の一人歩きである傀儡廻が、
 子どもを御しやすい洗脳エリートではなく
 野に放つことを選んだのはなぜか?
 ネットに人間性は宿せるのか?その場合、人間性とはなにか?

●個のポテンシャルは母でもある傀儡廻を超えられるのか?

参考:
攻殻機動隊PKI
STAND ARONE CONPLEX Solid State Society (全セリフ収録)※ネタばれあり

『攻殻SSS』文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品受賞

Production I.G

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攻殻機動隊

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
コメント (2)
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あるブロガーへの告白

2007-01-04 | 夢・百十一夜


食欲がまったくなく
歌を口ずさみながらいきなり涙があふれるままに
時間がたつのを忘れて暗くなっていく部屋で1人ぼーっとしている



そう。
この状態にはもういやというほど覚えがある。・・・・・・・




今頃になって死んでもかなわぬ「恋」をするとは
我ながらあきれるほど不器用で不用心極まりない。w


まぁ、「恋」の多くはそういうものさ、わかってるだろう?
頭の中の一部は賢明にもそう囁きつづけて
かろうじて「瞬間の連続」をつなぎとめてはいますが。



今はすこし抜け殻です。
笑顔を保つには私はまだまだガキのようです。



またしばらく身をよじって魂をきしませることでしょう。





いきなりな妄想告白で失礼しましたw
えと・・・恋というとかなり言いすぎなのだけど、憧憬、尊敬、敬服・・・
そういうものを積み上げた先にある感情に類する感情かと。
私自身今日になって気づいたので、
今は「そうなのかー」とシンプルに驚いています。(オイオイ
自分の激情には扉をたてられない・・・
炎を背負う(困ったw)牡羊座の宿命(・・・性?)ゆえに・・・。w
や、ちょっとひさびさに恋文も書いてみたかったので・・・(そうなのかー

美しい生き方は強い生き方だと思う。
完璧は傷を嫌うから。
1つの完璧な世界の終焉を、そして不死鳥のような人生観を
目にしたことで
私にとっても変わる未来はあるかもしれません。

衝撃はいまなお大きいですが
これから向かわれる世界でのお二人の変わらぬご活躍を
ずっとお祈りしております。

心からの尊敬と愛情と憧憬をこめて。
&窓はいつでも開いております。
DREAMING的にcome on、キャシーです。(え?

追記:
いただいた作品のレビューを書ききれなかったことが
未完の時間を残してくれました。
長く時間をかけて綴っていきたいと思います。

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明智光秀~神に愛されなかった男★信長の暴走を止めた策士

2007-01-04 | ドラマ・映画・演劇・アート
明智光秀~神に愛されなかった男

明智光秀 ……… 唐沢寿明
羽柴秀吉 ……… 柳葉敏郎
ひろ子 ……… 長澤まさみ
明智秀満 ……… 大泉 洋
おね ……… 小西真奈美
堀 秀政 ……… 伊藤英明
足利義昭 ……… 谷原章介
織田信長 ……… 上川隆也 ほか

新春ドラマSP「明智光秀~神に愛されなかった男~」◇戦国一の知将、明智光秀が織田信長を討った本能寺の変を舞台に、光秀に隠された真実と彼を取り巻く人間ドラマ、家族愛を描く。十川誠志脚本、西谷弘演出。
時は乱世、戦国の世。織田信長(上川隆也)は上洛し、将軍の一の家来として絶対的立場を得る。その手はずを整えたのが明智光秀(唐沢寿明)だった。だが、京へ入った信長らを迎えた光秀の前にしゃしゃり出て、一行の長旅の労を癒やしたのが木下藤吉郎(柳葉敏郎)、後の豊臣秀吉だった。やがて、うたげの席でも勤めの場でも陽気に振る舞う秀吉と、まじめな光秀の姿は対照的に映るようになる。ことごとく信長の目に留まる秀吉に、光秀は不満を募らせていく。一方、天下布武に突き進む信長の勢いはとどまるところを知らず、加速する。そんな中、織田家と日本の行く末を案じた光秀の脳裏に一つの考えが浮かぶ。



見終わりました。
なんか途中からずっと泣いてました。
なんだ、私。酔ってんのか???

や、新年会ではあったのですが・・・

芸達者な3人(唐沢、上川、柳葉)ががっぷりくんで
見応えありました。
知的に優れた武将、光秀の謀反に至る心の動き、
秀吉に心が開いていくありさまがしっかりと押さえられていて、
多分、結末への筋書きが見えてきた頃から、涙が・・・
あは?

長澤まさみもものすごくよかったなぁ。
メンバーとの釣りあい面で心配したんですが・・・
ふくふくとした笑顔が仏を映してキレイでした。

明智秀満役の 大泉洋もすっごくよかったー。
この人はマジ侮れないなぁ。普通の演技で印象に残ります。

上川氏と唐沢くんは因縁対決。
唐沢くん自体がインタビューでも、上川氏は侮れないライバルだということを「白い巨塔」の時(かな?)に言ってたけど
「白い巨塔」だけでなく「天保12年のシェークスピア」でも
演出違いで同じ舞台をこなしているし、
今回もどちらがどちらをやっても成り立つというか、
入れ替えた版も見たいくらい。

上川くんはキャラメルボックスでのギャグとか、んとに
幅広い役者さんですが、真っ白になってキャラに入るので
なにかが降りてくるという感じがしてしまう。
特に目がすごい!
信長の野望が狂気じみて暴走していく過程(世界への野心のめばえ)も
表現しきってましたー。夢に食われてしまったか、信長。
でももし織田信長が天下を取ってたら、どんな未来がまってたのかな
とかつい考えてしまいますね。

そして唐沢くん。今回は堅物で几帳面で策士な秀才な役どころ。
こういうなんというか細やかに積み重ねていく演技もいいですね。
疎んじていた秀吉を、正当に評価し、受け入れていき、
最後は天下を託すにいたる心の変化に、かっちりと見る側をシンクロさせる演技で
それがこちらのツボをついたかな、と。
上川氏もだけど、地味な演技もこなせる役者、本物だなぁと思います。

柳葉氏もあの踊る大捜査線系の眉間にしわな気難しい顔ではなく
もう笑顔満開で(や、思わずウルフルズのトータス松本かと・・・<オイ)
空気読めないけどみなに愛される、がむしゃらにできることを頑張る
でも自分なりにしっかりと大きな夢を持つ、
そんな明るい努力家の秀吉役になりきっていました。
そうかー。百姓からの立身出世、天下統一だったんだー、と
今さらながら、その意味を考えてしまった・・・。

ドラマの最初の京都のにぎわいは、視線がナチュラルで
印象的でした。身近な感じで活き活きと感じられたかな。
比叡山炎上のシーンは迫力がありました。
当時としてはもうものすごいインパクトだっただろうなぁ。

「本能寺の変」ものは何度も見たけれど、
今回の物語は、ドラマティックなシーン含めて
3人の作り込みがしっかりできているせいか
個人的には違和感を感じず見ることができました。

いや、面白かった!


・・・記事を書く予定ではなかったのですが・・・てへ?
コメント (2)
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