そして、
「絶体絶命都市2~凍てついた記憶たち~」
公式ページ(絶体絶命川柳は最高面白いです)
香華園@絶体絶命都市2攻略!(管理人さんのキャラ紹介が秀逸なのでリンク)
買っちゃったもんね(笑)
そして、現在既に一度エンディングを迎え、2周目に突入しています。
いやあ、やっぱり迫力あるわー。コレ。
これをやるために、わざわざコントローラも新調したのですが、
それすらもまた壊してしまいそうなほど、やってて力入る~
最後の塔上りも健在。ただ、アクションの難易度はちょっと下がったかな。
前回は、主人公が気付いた時は既に被災済の「絶体絶命『無人』都市」
であったのですが、
今回は、まさしく人が生活している日常から壊していくやり方で、
そこに巻き込まれる人々の、それぞれの姿を複数の主人公の目線から
追っていく…てカンジ。
もちろん、町には人影が大勢います。そこにいきなり災害が…
惜しむらくは、破壊の魅力満載の迫力映像や、アクションの愉しさに比べて
シナリオが今ひとつだってこと。
ちょっと選ぶの躊躇うくらい、多くの選択肢が選べるくせに、
ストーリー分岐まるで無しってあんまりじゃない(笑)
真実はひとつ! …とはいえ、何を選んでも、結果が一緒じゃつまんないよ。
選択肢は多くなくてもいいから、選び方次第で、最後に到達する「真実」が
複数あったら面白かったな。
確かに、操作するキャラクターの性格を極悪にしてみたり、変態にしてみたり、
そういう意味のタノしさはあるんだけどさ、それに対する他のキャラの
反応の幅が無いんだもん。
7つくらい選択肢あっても、やって楽しい反応が返ってくるのは一つか二つ。
相手のキャラの反応が無表情で、こちらが何をやってもその後の反応に
影響しないから、いくら熱いセリフを言っても、極悪なセリフを吐いても
どこか唐突で不自然。
一人で何やってんの?ってムードが漂ってしまう…なんかギクシャクした感じ。
これではほとんど自己妄想系のプレイに近い。
最後のエンディングに使われる「手記」もねー…
単純にここはこの選択肢を選びました、みたいな箇条書きじゃなくて、
もっと洗練された文章だったら良かったのに。
エンディングをセーブできるようにもなってるけど、
この「手記」をわざわざ残して、見直す気にはなれないよ。背景黒一色だし。
せめて、それぞれの場面を静止画でいくつか出してくれればまだ良かったのにな。
こういうゲームだと、登場人物の綺麗な顔を見られる機会もそう無いし。
絶体絶命都市の開発者は、そこんとこがどうも弱いような気がする。
前回も、ヒロインを選べて好感度があるわりには、相手の反応が悪かった。
とおりいっぺんの、プログラム的な処理で分岐するだけで、
それ以上の『キャラクターの魅力』がなかった。
今回は、前回よりもずっとマシになった…とはいえ、
やっぱり満足度はいまひとつ。
ああ、でも、いぢめられっこの女の子が主人公のシナリオで、
いぢめていた子を罵る部分だけは、なんかすごく極悪で良かったぞ!(笑)
あと、無実の罪を着せられた主人公が、ずっと騙されていた相手との会話で、
『私の愛を受け入れないなんてどういうつもり?!』
『だ、だって僕にも好みというものが…』というのも、ちょっと笑えたかな。
ゲームそのものはとても魅力があるのだから、シナリオ部分にもっとドラマ性を
もたせて広がりを出し、人間っぽい魅力をキャラクターに持たせられれば、
プレイヤーの幅も広がると思うんだけどな。
今回も、ダムが壊れて、その下に昔の村が現れたときの『ああ、ここが…』って
いう感慨があったし。
ああ、なんていうのかなぁ…ものすごく惜しい! もう少しだけガンバレ!
…うん、まぁ…結局のところは、容量の問題なのかもしれないけどね。
処理落ちは、私の感じでは前作よりはずっとマシになってます。
ていうか、処理の重い部分ではわざと画面をスローにしてみたり、
気にならないような工夫をしてるのかな。多分。
少なくとも、前のように、急いで走りたい緊迫した状況で、
いくらスティック倒しても動かなーい!といったストレスは感じなかったよ。
システム的な不満としては、ロード・セーブの時間が長すぎること。
セーブしようと思うと読み込み&書き込みで一分近くかかる。
やっててすごいストレス。
ウザいからセーブしないで進んでると即死、最初からやり直しって…悲しすぎる。
あと、セーブをやめますか?なんていちいち聞かず、
Bキャンセルで戻れるようにしてってカンジ。
せめてデフォルトでカーソルの位置を「やめる」の場所に置いてくれぇ。
ボタン早押ししてると、いつまでたってもセーブ画面から抜けられないっす(涙)
よく見てないお前が間抜けだと言われればそうなんだけどさー、
Bキャンセルって、ゲーマーにとってはもう本能みたいなもんでしょ(笑)
ああ、なんか結局、レビューというよりダメ出しになってしまったよ(笑)
うん、でもね、好きなものだからこそ、もう少しここが!て気分になるのさ。
単純に銃を乱射するサバイバルゲームに比べて、
都市の大型災害から生き延びるっていうのは、従来無かった発想だし。
もともとシナリオ中心のロープレなら、同じようなシステムで
どんどん違う話を作れるし、回を重ねれば、その分開発側もスキルアップ
していくわけでしょう。
でも、こういうタイプのゲームは、無限にネタがあるわけじゃないだけに、
一作一作が大切だと思うわけよ。
どれだけ面白くても3作4作5作と続けば「またこれか」て気分になるだろうし。
それでも続けていけるなら、その見込みは、やはり魅力あるシナリオにしか
無いと思うんだ。
すでに、絶体絶命都市3の計画は出ているそうなんだけど…
期待半分。心配半分。
***
それにしても、昨今の携帯ゲーム機ブームのせいか、
ご家庭用の高画質(笑)ゲーム機が伸び悩んでいるね。
プレステ3もXbox360も、Wiiも、とにかく高価になっちゃって、
到底まだ「汎用機」と言える段階じゃないと思う。
特にプレステ3は廉価版で6万円…。
ここまで価格差がついてしまうと、開発側にも影響ありそうでなんか嫌ー。
高額ゲーム機ではビッグタイトルで売れ行きの見込める大作しか出せず、
残りは容量的にも画像的にも制限される携帯ゲーム機で作るしかなくなるのでは。
中間規模のいいゲームが出なくなりそう。
特に、今回の絶体絶命都市みたいなゲームは、
大きい画面でやって欲しいんだよね。
というか、作る側も、それを想定して作ってると思う。
容量が入るからって、なんでも縮小すりゃいいってものじゃない。
向き不向きや、画面の大きさに見合った構成ってものがあるでしょ。
携帯ゲームで昔のドラクエやったら、キャラクターなんか豆じゃんかぁ(駄々)