鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

Russell River

2017-04-28 01:02:59 | フリーゲーム(ファンタジー)
「Russell River」
裏山薬草ゲームフェス・探索ゲー・なんちゃってRPGちょっぴり推理
制作者:あちょう様(あちょうの趣味日記



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「裏山に薬草取りに行って帰ってくるだけ」といえば、ビギナー制作者さん向けの基本課題(?)
それを逆手にとったゲームフェスが開催中だったらしいです。
…道理で最近、みんな薬草取りに行ってるなと思いましたですよ…(←情弱)

とはいえ、なにしろ皆同じようなテーマを使っているため、どれが面白そうともわかりませんで…;
あんまり進んでプレイしておりませんでした。

そんな中、ふと気になったのがこのゲームです!
…まあ「薬草のヤの字もないタイトル」だったのが気になった…のと、作品説明に「薬草をすぐに取りに行ってもいいし、流行り病の原因を考えてもいい」とあったのが、面白そうだったんですよね。
…薬草を取りに行くテーマのゲームで、別なことしてもいいよ!とか珍しいじゃない。

で、プレイしてみたら……案の定、面白かった!
うむ…私の見る目に狂いはなかったわ!
あっさりプレイできる短編でありながら、薬草探し以外のイベントも多いし、内容濃くてイイ!


舞台は、魔法金属・ラッセル銀を算出する村、ラッセルリバー。
この村では近年、原因不明の流行り病が発生していた。
村で採れるロキ草という薬草で、症状はある程度軽減できるものの…原因がわからない以上、完治は見込めず。
ついには、病の原因は村の近くに住み着いた魔女のせいだという噂まで立つ始末。
そんな中、ラッセルリバーに立ち寄った一人の冒険者は「ロキ草を取ってきてほしい」という依頼を受けて、裏山へと向かう。
期間は7日間。果たして冒険者は、狼や魔女を退けて、無事薬草を持ち帰ることができるのか?
また、流行り病の真の原因は一体なんなのか?


まずは、自分の好きなキャラと職業を選んでプレイ開始。
デフォのキャラクターは、おじさんと全身鎧と女と男の4種しかないんですが、どうやら、好きなキャラチップをあらかじめ登録しておくと、自分の好きな外見でプレイできるらしいです。
…まあ、登録できるといわれてもやる専な私はどこから素材を引っ張ればいいかイマイチわかりませんので、デフォの男+盗賊でプレイしましたが。

戦ってレベルが上がると、ジョブポイントがもらえますんで、それでもってジョブレベルを上げてください。
…私、初回はこのことに気付かず、ジョブは初期レベルのまんまクリアしちゃったんですよね…
う、うん…つまりは、上げなくてもなんとかなる感じの難易度ってことかな!

基本「裏山に行って薬草を取る」のがゲームのメインクエストなのですが、その合間に、一人で裏山に行った依頼主を助けてみたり、妖精のお願いを聞いてみたり、仲間に襲われている白い狼を助けてみたり…と、いろいろなサブクエストが用意されているのも見どころ!
また、裏山に住む、流行り病の原因とされて忌み嫌われる魔女に会い、話を聞けたら…流行り病について知る手助けになるかもしれません。

そうして村人たちと積極的に話し、重要そうな会話を「ジャーナル」に書き留めていくと…やがて浮かび上がってくる一つの真実が…?


薬草だけ取って終わってもいいし、魔女を倒してもいい。
流行り病の原因を解決してもいいし、狼に襲われる依頼人を見捨ててもいい。
そもそも一番最初に「依頼を受けない」のでも構わない。
プレイヤーごとに、様々な選択ができそうなゲームでした。

特に、人の話を聞いて情報を集めて推理する…系の話が好きな人にはおすすめ。
短編ながら、道理に合っていて何かスッキリ。





…それにしても、魔女と村人が和解するようなエンディングはないんかなぁ…
なんとか魔女を倒さずにエンドを迎えたものの、倒した時とエンディングが変わらなくて、ちょっと残念。

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