「さよならモガリ」
アツマール・探索ADV・悼んで弔う物語
制作者:トバリリアム様(トバリリアム)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/47/f7fcc67008abaea20bebe78f0400e5dd.png)
=============
昔馴染みのグレゴールに頼まれて「モガリ送り」という儀式の手伝いをするため、故郷に戻ってきたヴィル。
悲しみに沈むグレゴールの傍には、今回の「モガリ」である女性…イースが立っていた。
かつて3人で過ごし、思い出にあふれた懐かしい建物の中。
イースと語り合いながら、ヴィルは儀式に必要なアイテムを集め始める。
というわけで「トバリドトキシンRE」の作者様の新作です。
そちらと同じキャラが出てきますが、作者様のお話では、続編や前後作ではなくスピンオフに近い…とのことですね。
とはいえ、設定になんとなーく繋がりも感じられるので、ドトキシンをプレイした方には、いろいろ通じる部分があるんじゃないでしょーか。
全篇に流れる、静かで美しい音楽が印象的。
「ドトキシン」では謎の多かったイースとグレゴールの関係に焦点を合わせて、なんとも悲哀に満ちた独特の世界観を魅せてくれました。
世界中をふらりと旅して歩き、時折きまぐれにやってくるイースと、何も言わずにそれを受け入れていたグレゴール。
気が合わずに喧嘩ばかりしていたという二人の絆がどんなものであったのかが、探索していく中で少しづつ見えていきます。
登場人物の表情付けが、とても細やかで魅力的です。
特にイースの表情はそのときのシーンに合わせて、眉を寄せたり、目を伏せたり逸らしたり、微妙で良い感じ。
こういう顔グラの、目もとの表情って大事ですね~
口だけで笑ったり怒ったりしても目が見開いたままだったりすると、ちょっと人形感がある、というか…
目元動かしてくれると、途端に人間っぽく見えてくる。
シナリオの流れとしては、大きく3章構成。
まず「モガリ送り」をする。そのあと、イースの薬箱を整える。そのあとが最終章。
その途中途中で、条件を満たすと各エンディングが見られます。
ただ、エンディングを見たからといってゲームがそこで終わるわけではない、という、ちょっと変わった作り。
あっ、エンディングだ…と思った次の瞬間、その直前・あるいは直後から再スタートするので、プレイしててアレ?と一瞬思うかも。
「ドトキシン」もそうでしたが、相変わらず、特殊な構成のゲームを作られる方ですねぇ…
たくさんの制作者さんによって多くのゲームが作られ、流れの中である程度の「型」が決まってくる中で、こういう、ちょっとだけ違うタイプのものが出てくると、目を惹きますな。
フラグとして必要なアイテムはそう多くなく、探す時の難易度も高くない。
ですが、慌てずゆっくりプレイすることをお勧めします。
探索することでイースやグレゴールの会話が変わったり、ちょっとしたイベントが起こったり。
イースとグレゴールがお互いに贈りあったプレゼントの話は、フラグに手間がかかるぶん、見つけた時嬉しかったです。
また「ドトキシン」でもプレイヤーを翻弄しまくった「隠し通路」は、今回も健在!
あちこちに、ちょこちょこありますので、しっかり探索しましょう!
ちなみに、今回は「トバリ」に関する情報は少なく、いろいろ匂わされて終わる部分がありますが…
これは、下手に語ると「ドトキシン」のネタバレになっちゃうせい…かな?
もしもプレイして「?」となった方は、ぜひ、ドトキシンREもプレイすることをお勧めです。
鍵やキーアイテムは、拾えるものもありますが「マナの結晶」から創り出すこともできます。
マナの結晶は、探索で見つけられる「思い出の品物」や井戸水や灰や石や花などを精製します。
…過去を整理するかのように「思い出」を全てマナに変えて、いま必要な、別なものを創り出していく。なかなかに象徴的ですな。
ちなみに、井戸水や灰、ワイン、指輪、鍾乳石…マナの花、などは一定時間?経つと再び採集できるので、時間さえかければ「思い出の品」を失くさずにクリアすることも、一応可能…かもしれない?
本で神経衰弱すると貰えるアイテムも、何度もやれば繰り返しもらえます。
あと、川の中にある石碑は調べられたり。
本当に探索すべきはアイテムではなく、そこに残された、数々の思い出そのもの。
積み重ねてきた時間を一つ一つ確かめながら、「モガリ」を悼み送ってあげてください。
雰囲気良くておすすめですよ~
アツマール・探索ADV・悼んで弔う物語
制作者:トバリリアム様(トバリリアム)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/47/f7fcc67008abaea20bebe78f0400e5dd.png)
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昔馴染みのグレゴールに頼まれて「モガリ送り」という儀式の手伝いをするため、故郷に戻ってきたヴィル。
悲しみに沈むグレゴールの傍には、今回の「モガリ」である女性…イースが立っていた。
かつて3人で過ごし、思い出にあふれた懐かしい建物の中。
イースと語り合いながら、ヴィルは儀式に必要なアイテムを集め始める。
というわけで「トバリドトキシンRE」の作者様の新作です。
そちらと同じキャラが出てきますが、作者様のお話では、続編や前後作ではなくスピンオフに近い…とのことですね。
とはいえ、設定になんとなーく繋がりも感じられるので、ドトキシンをプレイした方には、いろいろ通じる部分があるんじゃないでしょーか。
全篇に流れる、静かで美しい音楽が印象的。
「ドトキシン」では謎の多かったイースとグレゴールの関係に焦点を合わせて、なんとも悲哀に満ちた独特の世界観を魅せてくれました。
世界中をふらりと旅して歩き、時折きまぐれにやってくるイースと、何も言わずにそれを受け入れていたグレゴール。
気が合わずに喧嘩ばかりしていたという二人の絆がどんなものであったのかが、探索していく中で少しづつ見えていきます。
登場人物の表情付けが、とても細やかで魅力的です。
特にイースの表情はそのときのシーンに合わせて、眉を寄せたり、目を伏せたり逸らしたり、微妙で良い感じ。
こういう顔グラの、目もとの表情って大事ですね~
口だけで笑ったり怒ったりしても目が見開いたままだったりすると、ちょっと人形感がある、というか…
目元動かしてくれると、途端に人間っぽく見えてくる。
シナリオの流れとしては、大きく3章構成。
まず「モガリ送り」をする。そのあと、イースの薬箱を整える。そのあとが最終章。
その途中途中で、条件を満たすと各エンディングが見られます。
ただ、エンディングを見たからといってゲームがそこで終わるわけではない、という、ちょっと変わった作り。
あっ、エンディングだ…と思った次の瞬間、その直前・あるいは直後から再スタートするので、プレイしててアレ?と一瞬思うかも。
「ドトキシン」もそうでしたが、相変わらず、特殊な構成のゲームを作られる方ですねぇ…
たくさんの制作者さんによって多くのゲームが作られ、流れの中である程度の「型」が決まってくる中で、こういう、ちょっとだけ違うタイプのものが出てくると、目を惹きますな。
フラグとして必要なアイテムはそう多くなく、探す時の難易度も高くない。
ですが、慌てずゆっくりプレイすることをお勧めします。
探索することでイースやグレゴールの会話が変わったり、ちょっとしたイベントが起こったり。
イースとグレゴールがお互いに贈りあったプレゼントの話は、フラグに手間がかかるぶん、見つけた時嬉しかったです。
また「ドトキシン」でもプレイヤーを翻弄しまくった「隠し通路」は、今回も健在!
あちこちに、ちょこちょこありますので、しっかり探索しましょう!
ちなみに、今回は「トバリ」に関する情報は少なく、いろいろ匂わされて終わる部分がありますが…
これは、下手に語ると「ドトキシン」のネタバレになっちゃうせい…かな?
もしもプレイして「?」となった方は、ぜひ、ドトキシンREもプレイすることをお勧めです。
鍵やキーアイテムは、拾えるものもありますが「マナの結晶」から創り出すこともできます。
マナの結晶は、探索で見つけられる「思い出の品物」や井戸水や灰や石や花などを精製します。
…過去を整理するかのように「思い出」を全てマナに変えて、いま必要な、別なものを創り出していく。なかなかに象徴的ですな。
ちなみに、井戸水や灰、ワイン、指輪、鍾乳石…マナの花、などは一定時間?経つと再び採集できるので、時間さえかければ「思い出の品」を失くさずにクリアすることも、一応可能…かもしれない?
本で神経衰弱すると貰えるアイテムも、何度もやれば繰り返しもらえます。
あと、川の中にある石碑は調べられたり。
本当に探索すべきはアイテムではなく、そこに残された、数々の思い出そのもの。
積み重ねてきた時間を一つ一つ確かめながら、「モガリ」を悼み送ってあげてください。
雰囲気良くておすすめですよ~