51匹のカブト幼虫のその後ですが、
只今、残数10匹です!!
ムシキングブームも去り、ホームセンターでも売れ残りの虫達が死屍累々の有様な昨今、
みんなカブトムシなど要らないかと思ったのですが、
案外、貰うひとは貰うもんですねぇ。
なかには「10匹頂戴!」と言った猛者もいて、あげると言ったこちらが
『本気でか?』と思ってしまいましたですよ。
後で、隣の子供にもあげるのだと聞いて納得したけど。
正直、あげた幼虫の何匹が、ちゃんと飽きずに世話してもらえて、
ちゃんと成虫にまでなれるのか、心もとないところではあるのですが。
たいして好きでもない家庭が、子供が喜ぶから、という理由で飼った場合、
まず玄関の片隅で忘れ去られて、干からびてるのがお約束。
でも、うちにいても、多分、成虫にまではさせてやれないし。
ま、どうにかみんな、良い飼い主に巡り合って、元気に育って欲しいものです。
自分で手をかけて育てたものって、どんなものでも、手放すときは心配。
でも、まだ犬や猫なら、責任持って飼ってね、と言えるのだけど、虫だとなぁ…。
ヘンに拘ると、虫マニアなヘンな人にしか見られないからねぇ(汗)
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今年はうちには山で採ってきたクワガタのメスがいたのですが、
今回飼って、やっぱりカブトのほうが平和だよな、と思いましたよ。
メスのくせして凶暴なんだもん!
いつの間にか足が一本なくなり二本なくなり…
しまいには、一匹が頭チョン切れていたりして(涙)
日本のカブトは基本的に『相手を殺さない虫』です。
敵に向かってツノは振り回すけれど、いいところ挟むか放り投げるくらいで、
相手を即死に追いやったりはしない。
食べるものも、幼虫の時は腐葉土、成虫は樹液と平和的だし。
メス同士なら、まず喧嘩もしない。
カブトムシが昔から人気があるのは、
そんな平和な生き様が、好かれているせいもあるのかもしれない…。