「チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁」 1999年
監督:ロニー・ユー
出演:ジェニファー・ティリー、ニック・スタビル、キャサリン・ハイグル、ジョン・リッター
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深夜にテレビでやってたので、録画で見ました~
殺人鬼の魂が宿った悪魔人形チャッキーのシリーズ第4弾。
とはいうものの、この作品はコメディ色が恐ろしく強く、
殺人部分の映像が平気なら、まず、ホラーって気はしません。
行く先々に死体の山を築く人形姿の殺人鬼二人の恋模様は、
物騒で人騒がせながらどこか微笑ましく、バカっぽくて憎めない…
…ような気がする(笑)
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警察にある、未解決事件証拠品のロッカーの中から、盗み出された一体の人形。
粉々に砕かれたそれは、かつて多くの殺人を犯した悪魔人形、チャッキーだった。
盗み出した女は、かつて、人間だったころのチャッキーの恋人ティファニー。
チャッキーへの愛ゆえに、彼を蘇らせたティファニーは、彼自身の手で殺され、
自らも魂を花嫁人形へと移されてしまう。
人間の身体に戻るため、チャッキーの死体の持つ魔法のペンダントを求めて墓場を目指す二人。
そのために利用されたのは、駆け落ちをたくらむ若いカップルだった。
行く先々で起こる殺人に、若い恋人達は内心で互いを疑いつつ、先を急ぐ。
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ティファニーの揺れる女心が可愛い話(?)でした。
彼女の人間臭さの影響なのか、チャッキーもやることなすこと人間臭く、
やたらと間抜けな部分が目立って、怖さ半減。
ことに二人の痴話喧嘩は、なんていうのか単純で…
「殺しが三度の飯より大好き」というどーしよーもない癖さえなければ、
なかなか微笑ましいお似合いのカップルなのですよね~
とにかく、人形達の微妙な表情が絶品。
決して可愛い人形ではない(というかブキミ)なのに、魅力的で目が離せない映画です。
前三作よりは、ずっと軽いノリで、見やすいですし。
殺人シーンが平気なかたには、普通に楽しめる映画だと思います。
顔に無数のクギぶすぶす、とかが見られれば、大体大丈夫…かな。
そして、ラストはお約束…というか、きっとこうなるんだろうな、と思うとおり。
でも、個人的にはこのまま、続編は出て欲しくないな…。
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後日追加
続編出ないで!なんて間抜けなことを書いていたら、
実はもう続編公開されてるそうです。
チャイルド・プレイ「チャッキーの種」
なんだか…ちょっと見、ホームドラマになっちゃったみたいだヨ…