「キル・ビル vol1」
「キル・ビル vol2」
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:1=ユマ・サーマン、ルーシー・リュー、栗山千明
2=ユマ・サーマン、デビット・キャラダイン、ダリル・ハンナ
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ずっと以前の日記に、キルビルを見た!と書いた覚えがありました。以下、そこから抜粋。
以前読んだひとはスルー。
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…思わず見ながら笑ってしまうところがテンコ盛りなのですが、
その後で…笑っちゃっていいんでしょうか? という気持ちにもさせる不思議な映画でした。
粗筋はね、かなり重くて残酷なテーマなのです。
ただ、全体の印象は「あくまで軽く」「お遊びで」という感じ。
アクションゲームのノリを感じる戦闘シーン、途中でアメリカンコミック系のアニメーションを取り入れた経過説明。血飛沫も殺しのシーンもすごく派手ですが…
なんていうのか…すごくB級(汗)
作り手が故意に、これはあくまでフィクションで、お遊びで、だからここまでできるんだぞ!と主張しているように感じました。
しかし、個人的に、外人の日本語セリフの部分は、字幕が欲しい。
何言ってんの?と考えてる間にシーンが進んでしまう~
中でも特に、ルーシーリューの「やチまいナ!」は絶対モノマネする人続出の面白さで、真面目なシーンなのに、何故か笑いが…。
あと、個人的に気になる栗山千明。
6番目の小夜子を見たときから、ホラー系の顔だなーなどと思っていたのですが。こういう役似合うなー…。
それにしても役名「ゴーゴー夕張」て…一体どういう意図で…。
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…はい、ここまでがvol1の感想です。
で、今回、2を見たんですが…1のほうが、面白い、ね。
1は、故意にカンチガイしてるとしか思えない日本観が目を引いたというのもあるけれど、
2は後から考えて、あまり心に残るシーンがない。
前回は、アニメチックにキャラクターを記号化したような「黄色いジャージ」も、今回はナリを潜めてしまったし…。あのまま、2もジャージで通してくれたら面白かったのに…。
意味深にBEEP音で伏字にされてた「ブライド」の本名も、フツーの名前だったし。
というか、単純にお遊びだった…のですよねぇ? これ?
1は、見てすぐに「ここがこうだった!これが凄かった!」と語りたくなりましたが、2はそれほど…? 物語を終わらせるためだけの解決編、という感じ。