鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

ジギ

2016-09-18 08:31:46 | フリーゲーム(ホラー)
「ジギ」 探索ゲー・ある意味おねショタ?
制作者:いるあんこ様(いるあんこの部屋

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一緒に暮らしている子どもが姿を消してしまったので、
探しに行きましょう、なゲーム。

「ヒメゴト」の続編ゲーになりますー。
キャラが少し大人になって、より可愛くなりました。
ふわふわのスカートに細い足のプロポーションも、
ドールっぽくてイイ。
グラフィックが1作ごとにキレイになりますね~

内容は、普通に探索して、日記を読んで、
内容をヒントにいろいろ行動を起こしていく感じになります。
短編だし、そんなに難しくはないと思う。
ただ、前作を見てないと「?」ってなると思うので、
「ヒメゴト」をクリアしてからのプレイ推奨です。



死んでも毒親な母はともかく…
ディアの執拗な行動に血筋を感じてゾっとする。
一歩間違うと思いっきりヤンデレになりそうだけど
この先大丈夫かしら…

ユーラルーム

2016-09-18 03:21:57 | フリーゲーム(ホラー)
ユーラルーム」 探索脱出ゲー・演劇&オペラ
制作者:時雨屋様(時雨屋本店

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「ユーラルーム!ユーラルーム!
 ここはあなたの失った、ユーラルームの墓所なのよ!」
詩とか、演劇の古い言い回しのセリフって、
なんだってこう、強い印象で頭に残るんでしょうねぇ。

フリゲ展夏の「いずれまた森になる」や
「幻想列車アポトーシス」を作った作者さまです。

今作は、テーマ的には、
いくつかの有名な歌劇のオマージュともいえる設定ですが、
有名な演劇やオペラ、詩を散りばめたセリフを使うことで、
一種、独特の世界観を立ち上げてくれました。

なんだろうね。この作者さんの他ゲームもそうなんだけど、
何か…雰囲気作りがすごくイイんだわ。
けっこうゴシックでシビアな話作る人。
ただ惜しいと思うのは…ストーリーの重みに、
グラフィックが追いついてない気がするところかなー…

ざっくりあらすじを言うと、

ある劇場で役者見習いをつとめる「エドワード」は、
ある日、劇場の地下に広い地下水道があり、
そこに巨大な蜘蛛の化け物が入り込んだことを知る。
蜘蛛を退治しようと地下に行ったまま、
帰ってこない兵士たちの亡骸から、
金目のものを奪おうと提案する双子の弟「ヴィクター」とともに
エドワードは地下水道へと足を踏み入れることになる。
しかし、二人がそこで出会ったのは、
全身が真っ白な、不思議な少女だった。

…って感じ?

エンド1の後半の盛り上げが凄く好きです。
せっかく劇場が舞台なのだから、地下ばっかりじゃ飽きるよね!

「白い少女」の、見当違いなようで、実は状況にぴったり
ハマっている、演劇のセリフの数々も必見。
ラスト付近に見せてくれる聡明さも良いですね。
ただ、あんまり演劇やオペラの知識がなくて、
どのセリフが何の演劇から引用されてるのか、わからないのが残念。
クリア後のオマケででも、セリフの引用一覧とか見られたらいいなぁ。

エンディング分岐は選択肢による好感度…かな。
少女にどちらが話しかけるか?で分岐し、その後のイベントで、
少女にどんな印象を持っているか、でさらに分岐します。
一番ハッピーと思えるエンド1は、もしかしたら残弾数も関係あるかもしれない。

蜘蛛から逃げるアクションパートがありますが、
基本、蜘蛛は巨体なので部屋に入ってこれないし、
細い隙間もくぐれません。
手近な部屋か隙間に逃げ込んで少し待てばOKなので、
逃げるのは難しくないはずー。





それにしても、一番良いと思えるエンド1が…
あっちを殺しちゃうのが驚きでした。
もともとは、残ったほうが本来の…だったのかもですが、
個人的には、こっちが残るエンドとあっちが残るエンド、
両方見たかった気がします。