鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

Entity

2016-09-11 21:09:59 | フリーゲーム(ホラー)
Entity」 ホラー謎解き探索・最後にそっと聞き耳
制作者:natuumi様

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「Doors」と同じ、シェルモンド病院を舞台にした、探索ゲーです。
メインの主人公はアリスちゃん、そしてもう一人…

私はこちらのゲームからプレイしたので、
初回は黒い人影の話とかがいまいち把握できなかったんですが…
Doorsの後だと、いろいろ共通点やニヤリポインツがあるので、
できればDoorsからのプレイをおすすめしますよー。

Doorsでは基本、廊下とドアしかなかったシェルモンド病院を、
自分の足で探索できるのが超楽しい。
最後の地下ステージでは、意外性のある陰惨なステージが用意されていて、
それまで「愉快なゴーストとのお遊び」だった雰囲気が、
一気にホラーっぽく…

スティーブン・キング好きなので、GMネタも嬉しかったな^^
アレは映画も良い出来だったけど、個人的には原作のほうが好みです。
映画になると、なんか「感動」を前に打ち出し過ぎてる感じがしてね…

ところどころ顔を出すオルトン。やはり良いオヤジでした。
包容力ありすぎ。惚れてまうやろ!ww
そして「パパ」の親心に、最後は泣ける…

まだプレイしてない方はぜひどうぞ。良ゲーですよ!


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以下は某DLサイトに投下したレビューより。
赤字は今回改めて思ったこと&つけたし。


洋ものホラーっぽい雰囲気が良い感じ。
mad/bad/normal/happy・オマケをクリア。
DoorはDLしたものの、まだ最後まではプレイしてません。

結局このとき、Doorsはクリアできなかったんだよね…
ver.2はプレイしやすくなってるのでオススメですよ!


ストーリーが面白いです。
登場人物…というかゴーストが個性的で、
特にノーマルorハッピーエンドに向かう終盤部分を見ると、
いろいろ見る目が変わってくるかも…?
ユーモアのある設定やネーミングとあわせて、作者さんは、
「ゴースト」のとらえ方そのものが、海外っぽい感性な気がする。

前作をプレイしてると、この辺りは「いわずもがな」な内容でした。
今2作揃えてプレイしなおしても、やっぱり作者さんは、
海外っぽい感性だなと思います。
あえて日本人には読みにくい綴りの名前を持ってくるところとかw
HOJOINは音を重視する日本人ならHOUJYOUINと書いてしまうところ。
向こうは伸ばす音はわざわざ表記しないのかな?


そして「聞き耳」「目星」がすごくイイ♪
これでもっと遊びたい。

目星は探索のとき、全部調べる手間がなくてとっても便利。
聞き耳は…ラストステージと、最後の最後のアレが最高。


謎解きは理数系なものが若干多め。
そっち方面が苦手な私は「げえ↓」と思う部分も多々でしたが、
作者さんは、謎解きの「答えそのもの」をDLファイルに
同梱してくれていましたので、助かりました。
周回するたびに、これってどうだったっけ?と悩む必要もなく、
たいへん便利でありました。

???のルートに、全てのヒントがありますから、
謎解きはそんなに苦労しない…ていうか、
クイズ系は、選択式なので、ヒント無しでもたぶん行ける。
フィボナッチは、ヒント無しで閃く人は
数学にそれ相応の興味がある人でしょうねぇ…

一番「げえ」と思ったのは一筆書き。
手掛かりを得てから、全部の部屋を回り直すのが面倒で…


最初のバージョンでは進行不能バグで足止めを食いましたが、
その後のバージョンでは致命的なバグもなく(と、思う)
スムーズにプレイできました~

もちろん今は修正済みです。

ただ、オマケ?の部分の、チェシャの部屋のシステムには
少々わかりにくい部分が…

一回目のエンディングのあと、最初にチェシャの部屋に入った場合、
ゴーストファイルを取ってセーブして、部屋から出ますが…
その時に、既存のデータを「ロード」して探索を始めると、
いつまでたってもゴーストファイルが使えません。
一度最初に戻って始めからプレイすると、メニューに追加されます。

私は最初からやりなおすのが面倒で、開始直後のデータを「ロード」で
周回していたので、3回やってハッピーエンドを迎えるまで、
それに気づかず…ゴーストファイル埋めに入れなかったっていう……
最初からやりなおすの前提なら、部屋から出る時、ロード一択はご勘弁。
むしろ名前を替えたらデータ引き継がないタイプかと思ったし…

ここは今でもそのままです。
チェシャの部屋を出るときは「ロード」せず、
新たなデータで最初から始めないと、ゴーストファイル使えません。

ていうか…そのころの私、3回やり直す前に気付けよ!って感じ。


このゴーストファイルも、気がついたら意図してないゴーストが
載ってたりして、いまいちよくわからない…
普通にプレイしてたら11人目は載らずに終わってしまいました。
11人目が誰なのかをカンニングしてからプレイしなおしたら載ったけど、
存在がわかりきってても、反応なくても、聞き耳立てなきゃダメなのかな…?

今回、再プレイ時はゴーストファイルをコンプしなかったので、
このあたりどうなんでしょうか…?
まあ、こまめにセーブ&ファイル確認しながら進む以外にないかと。



Doors

2016-09-11 20:16:37 | フリーゲーム(ホラー)
Doors ver.2」 パズル系ホラー・ゴーストが可愛くなるゲーム
制作者:natuumi様
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これはジャンルに迷いますねぇ…
参考にするために、何か似たような感じのゲームあったかな~と考え、
「勇者のくせになまいきだ」とかは、チョイ近い雰囲気?と思ったのだけど。
(ダンジョンのあちこちにモンスターや罠を仕掛け、
 潜ってくる勇者を魔王が返り討ちにするゲーム)
ジャンルを見ると「ダンジョン・マネジメント」になってるんですよね。
それに倣うと、この「Doors」は、
ホーンテッドハウス・マネジメントってことになるのかな?
ある意味的を得ている気もしますが、意味が伝わりにくいっすね。

このゲームには初回バージョンが存在しますが、
そちらでは、私はクリアできませんでした。
私的には、操作性が…何かすごくプレイしにくかったんだ。
システムの説明も最低限で、最初のとっつきが悪かったっていうか。
あと、最初のほうのステージでは殆どストーリー性が押し出されないので、
機械的にステージクリアをこなすタイプのゲームなのかと思って、
割と初期で投げてしまったっていうか…

その後、同じ世界観を持つ続編?にあたる「Entity」をプレイして、
それがすごく面白かったのと、レビューでシナリオが良いという話を見て、
ずっと気になっていたので…
今回、あらためて、いろんなところが修正されたVer2をプレイしてみました!

…前より、格段にやりやすくなってると思います。
キャラにも顔グラがついて、シナリオへの感情移入がラクになりました。
あと…もしかして、難易度も下がってる…?

本編クリア後の「EXステージ」では「Entity」の登場人物が出てきたりしますので、
まだ、この作者様のゲームを知らない人は、ぜひ「Doors」→「Entity」の順で
プレイすることをおすすめしますー。

人がオバケに恐怖を感じる、一番の原因は、
「相手が何考えてんだかわからないこと・意思疎通ができないこと」
じゃないかと思うんですが…
そういう意味では、この物語のゴーストたちは…一味違います^^

ぜひ最後までプレイして、彼らの目的と、遺された想いをつきとめてください。

英語で表記されたキャラ名称や、ストーリー展開、演出、セリフ回しに至るまで、
感動系の洋ものホラー映画を見ているようで、とても楽しかったです。


それにしても、オルトンかっこいい……渋い……素敵オヤジ…





最後に、このテのゲームが苦手めな人へのアドバイスー

まずは、ゴーストの特徴をしっかりつかむこと。
どのゴーストがダメージを与えるのか、どれが恐怖度を上げるのか。
あと後半大切なのは、どのゴーストがスキルを中断させられるか、です。

大抵のステージは、ゴーストをアップグレードしたり、
使用数を増やすことで、ゴリ押しでもクリアは可能なのですが…
私の場合、銃スキルを持つターゲットには苦戦しました。
一度か二度撃たれると、次のスキル始動までどんどん早くなりますので、
確実に邪魔しましょう。
スキルを中断できるゴーストを適度に配置して、最初はoffにしておき、
手動で発動させるのが簡単です。

…このon,offの意味に気づかなくて、チャーリーでハマったハマった。