タンタルカの戦士

「タンタルカの戦士」　癒されウサギ・乙女…？・世界観ホラー
制作者：もしの様（えむす）

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最近のものばかり紹介していたところで、古めのものを一本。
同作者さま、最近の作品では「ツガイドール」とか出してます。

その後作りかけてらしたBLゲーが、実はすごく楽しみだったんですが…
パソコンが突然壊れたらしく…；　残念です。実に残念です；


さて「タンタルカ」。
舞台は、人間が絶滅しかけた未来世界。
数少ない人間に代わって社会生活を担うのは、知能を持つ動物たち。
人間たちは「保護対象」として、身の回り全てを管理されながら暮らしています。
そんな中、とある田舎の動物たちの村に、「花嫁」としてやってきた人間の少女。
夫となる、優しく無邪気なウサギ男子とともに暮らす日々の向こうに、
果たしてどんな未来があるのでしょーか。

なんて、意味ありげな紹介文のとおり…
可愛らしい絵に惹かれて、普通のケモナー系癒し乙女ゲだと思ってプレイすると、
ガツンと絶望させられるのでご注意ください。

まあ…8割はほのぼのムードで進むんですが。
個人的には「乙女要素もあるホラー」に近いと思う？

エンドは３つ。
タンタルカの戦士、覚醒、徒死の三種。
選択肢の好感度低いとたぶん「徒死」？
（「する・できる・なれる」意味の選択肢が好感度高いらしいです）
あとは外にガンガン出てると「覚醒」に。
家の中で過ごすと「タンタルカの戦士」に分岐します～


細かいことは語りませんが、このゲームをプレイすると、
口の奥がなんか苦ーい感じになるんですよね。

その「場」の集団になじむためには「自分も汚れる」ことが不可欠。
その「場」の価値観を否定するものは、異端。
穢れるとか清浄だとかいうことよりも、
「多数」と「少数」の括りのほうが強いってのが何かね。
いろいろ、身近な問題を彷彿とするでしょう？

ブタ村長がねー、また胡散臭さいっぱいで。
こんな簡単な顔なのに、心の中身が透けて見えるような…
すごく、微妙でいい表情するんですよ、このブタ村長。
後半、顔を見るのもイヤになることうけあい。

で、ゲーム中、そんな苦さを緩和してくれるのが、純粋無垢なパニの存在。
ウサ耳の可愛い旦那様ですよ～
絵だけ見るとショタっぽいんですけど、じつは 主人公より体格良くて、
戦闘力では村随一の狩人らしい。

最後までブレないパニがいてこそ、バッドエンドもグッドエンドも、
いろんな意味で心に残るエンドになるんだなーと。



作中では名前さえわからないままでしたが、
タンタルカエンドに出てくる、黒猫ちゃんもまぢカッコイイ。

夢間急行

「夢間急行」　短編推理ゲー・さっくり
制作者：HIJIKI様（くらげのかえり道）

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「だれがハンプティをころしたの？」の人ですね～
絵が見やすくて可愛い＾＾

見つけた手がかりをアイテム選択していくシステムのため、
ハンプティより謎解きは易しいと思います。
さっくりさっくり～

ただ、手がかりを得るには、一工夫必要で…
一か所だけ、ちょっと特殊な操作をする部分があります。
これに気づけないと、トゥルーエンドにはたどりつけない仕様。

手帳に記入される手がかりを見てみると、一つだけ、
「これについて話を聞いてみよう」というコメントが出るんですが…

てっきり、フラグだと思うでしょ？
これを見てから話しかければ、誰かの会話が変わるとか。
ぜーんぜん、変わりませんから！

あれ？あれ？…とりあえず進んでみるか？って話進めたら、
そのまま、そこに触れることなく終わってしまってー。
結局作者様のページでヒントを見せていただきました。

まあ、まず普通のエンドを見てから、あれ？まだ何かありそう？と
再探索しなおすのが想定されたルートだと思うので、
そこを込みで、お楽しみくださいな～