当地区の小中学校は、9月中旬を境に前期と後期に分かれ、その間に数日間の秋休みがある。
以前、子どもに、春休み、夏休み、冬休みがあるのに、どうして秋休みがないのかと、訊かれたことがあった。
その時は、秋は涼しくて、夏や冬よりも勉強に適した季節だから、休むのはもったいない。だから、秋休みはないのだと、話して聞かせた。しかし、今はこの理屈はとおらなくなってしまった。
今日から夏休み明けの勉強が始まった。私は交通安全のボランティアで交差点に立った。
子どもたちは、ランドセルの上に運動着を背負い、手には夏休みの作品を入れた袋を下げて歩いてくる。荷物が多いので大変だなあと感じる。
子どもたちに話しかけたら、夏休みの自由研究や作品作りに頑張ったと言う。こんな声を聞くとうれしくなる。
交差点でクルマを止め、安全に子供たちを渡らせる。
こちらから、大きな声で「おはようございます」と呼びかけると、子供たちは同じように「おはようございます」と挨拶をしながら横断する。
老体で機敏に動くことはできないが、安全パトロールの目立つ服装で立っていると、クルマの方でスピードを落とし、子供たちに注意しながら運転してくれることだろう。
【交通事故が起きませんように】