夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

ガッテン流バナナは真っ黒に

2013年04月13日 | 俺の女房は- - -

 

 

NHKテレビの“ためしてガッテン”で,バナナを上手に熟す方法が紹介された。

50度のお湯に5分間バナナを入れると,その1時間後にはバナナが美味しくなるそうである。

俺は女房に頼んでガッテン流バナナを作ってもらった。

お湯に入れておくだけでバナナは美味しくなるのだ。

 

今日は女房が留守である。

俺はバナナを2房買ってきた。

ガッテン流バナナを作ってみることにした。

まず,大きな鍋に水を入れてガスをつけることから始めた。

俺は化学の実験のように,鍋に温度計を入れて,お湯がちょうど50度になるのを待った。

そして,バナナを鍋に入れた。

タイマーを5分にセットした。

タイマーがピッピッピとなったのでバナナを掬い上げた。

だが,このとき俺は異変を感じた。

女房が同じことをしたときは,たしかにバナナは黄色い色をしていたのだ。

しかし,俺がやると真っ黒に変色しているのだ。

皮をむいたらドロドロに溶けているのだ。

何故こうなったのだろうか

バナナの種類が違うのだろうかと考えこんでしまった。

 

すると,ガスレンジの方から異様な音がした。

何と鍋のお湯が沸騰しているではないか。

俺はお湯が50度になった時点でバナナを鍋に入れたのだが,ガスを止めるのを忘れていたのだ。

鍋が大きいからガスの炎が見えなかったので,てっきり火が消えているものと思い込んでいたのだ。

すると目の前にあるものは煮込んだバナナなのだ。

煮込みバナナだ。

ドロドロに溶けてしまったので食べられないのだ。

 

バナナをどう処分しようかなと考えているうちに,女房が帰ってきた。

テーブルの上に山積みした黒いバナナを見た女房は仰天してしまった。

呆れてしまって怒ることも出来ないでいるのだ。

 

俺は女房が帰って来たら,美味しく熟したバナナをご馳走してあげようと思っていたのに。

11本ものバナナを無駄にしてしまったのだ。

俺の料理はまたも失敗だ。

残念