夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

女房は獅子のごとし

2013年01月08日 | 俺の女房は- - -

 

女房は俺をクルマに乗せて街へ連れて行った。

そして,ぎっくり腰の俺を下ろして帰ってしまった。

俺は歩いて家に帰らなければならなくなった。

帰って行くクルマを見つめながら,俺の頭に映ったものは何か?

断崖から我が子を突き落とす獅子と,女房の姿が重なって映る。

俺は断崖から突き落とされた子獅子と同じだ。

やむを得ず,杖をつきながら家へ向かって歩く。

突き落とされた子獅子が崖をよじ登って母獅子へ向かうように。

歩道は歩きにくい所だ。

歩道の一部である側溝のフタの構造に問題があり,

4センチ程の隙間が空いている。

気をつけないと,杖の先が穴に落ちて転倒する恐れがある。

転んだらまた,ぎっくり腰だ。

2キロ程の道を休み休み歩いて,

家へたどり着くまでに,70分もかかった。

今度は女房からクルマに誘われたら,気をつけよう。

 

お役人さ~ん

一度で良いから,杖をつきながら歩道を歩いてくださいよ!!

出来ればぎっくり腰になって,杖をつきながら夜道を歩いてくださいよ!!

危険な所がよく分かるよ!!

側溝のフタの穴を,塞いでくださいよ!!