US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

Imaginary Heroes (2004)

2005-08-23 14:17:23 | cinema
高校最終年度のティム(エミール・ハーシュ)は父(ジェフ・ダニエルス)と
母(シガーニー・ウィーバー)と兄マット(キップ・パルデュー)の4人暮らし。
姉ペニー(ミシェル・ウィリアムズ)は既に家を出ている。
マットは水泳の選手で、父の期待を一身に集め、一家のヒーローだったが、
ある日拳銃自殺をしてしまう。それをきっかけに、今まで隠れていた、家族の
問題がいろいろと表面化する。

予告編を見たとき、これは見なきゃ、と思った。何となく自分向きの映画だって
気がしたから。しかしいつの間にか上映が終わっちゃってたらしく、DVDになった
のをやっと借りられました。わーい。

メロドラマ?って言って良いんでしょうかね~、この家族には次から次へと問題が
発生するの。青少年の自殺、ドラッグ、隣人との仲違い、同性愛、父親のえこひいき、
失業、いじめ、病気、怪我、中年の危機、・・・etc etc。
あまりにいろいろ起こるので、おぃおぃ~、やりすぎだよ、と思いながら見ちゃった
けど、最後の方に、ある登場人物が取った行動が、私をちょっとだけ泣かせる。
(ネタバレになるので、書きません)
ちょっと事件が起こりすぎだけど、なかなか良い映画。期待は裏切られませんでした。
DVDについてたおまけシーンを見ると、監督Dan Harrisはまだ25歳と若~い。
ちょっとびっくり。
内容は全然違うのに、大学生くらいの若者の間で大人気だった映画"Garden State"と
ちょっと比較されてたりするけど、世間にはまりきれない若者の心象を描いていると
いう点では共通するところがあるかも。

シガーニー・ウィーバーが素敵。50代くらいだよね?体型も完璧だし、この映画の
ファッションはなかなか私好み。あんな素敵な50代になれたらいいなあ~(無理だ
~笑)。いい年してドラッグやってみて、気絶しちゃったり、若い男にナンパされて
喜んじゃったり、何かとってもかわいいキャラ。他のキャラクターも良かった。
特に隣のマージと、息子でティムの友達のカイル。カイル役のRyan Donowho(何て
読むんだ?ドノフー?)はなかなかカッコいいよ。

一つ疑問が残るんだけど、姉ペニーは、家を出ているとはいえ、父母との関係が希薄。
最初、遊びに来てる親戚の子か何かなのかを思っちゃった。あらすじとか読むと、
sisterって書いてあるので、実子なんだろう・・・でも、何か変な気がしちゃう。
普通もうちょっと、母と娘の間って近いものだと思うんだけど・・・。まあそこも
含めて、dysfunctional familyなのかな~?それともアメリカの母子関係って
こうなのかな~?そんなことないと思うんだけどな~。うーん、疑問。

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