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★堂場瞬一さん最大のミステリー!

2016年05月17日 | 新聞/小説


著作 100冊突破に続き、中央公論新社『バビロンの秘文字』3巻完結、東京創元文庫から『穢れた手』が出た堂場瞬一さん(52)。
海外ミステリーに見られるディテールを徹底的に書き込む、堂場さんの警察・記者ものが好きなので読みつづけているけど、なぜかアノ老舗出版社からは出ていないのに気づいた。

堂場さんの作品を出している出版社は、下記のとおり(順不同)。
▽中央公論新社=読売新聞グループだもん
▽講談社=書き下ろし文庫をはじめ『Killers』で 100冊メモリアル
▽角川書店=『十字の記憶』ほか
▽角川春樹事務所=ハルキ文庫書き下ろし『警視庁追跡捜査班』シリーズ
▽幻冬舎=『棘の街』ほか
▽文藝春秋=書き下ろし文庫『アナザーフェイス』シリーズほか
▽小学館=文庫『異境』ほか
▽集英社=『8年』『解』ほか
▽実業之日本社=『キング』ほか
▽徳間書店=『天国の罠』
▽朝日新聞出版=『暗転』ほか
▽PHP研究所=『蒼の悔恨』ほか
▽マガジンハウス=『オトコのトリセツ』
▽早川書房=『over the edge』
▽東京創元社=『穢れた手』
▽河出書房新社=通算 100冊突破記念ムック文藝別冊「堂場瞬一責任編集・通過点」
——以上16社(2016年5月現在)!

どっこい、
老舗出版大手の、新潮社が無い。
検索をかけても、出てこない。
作家活動15年、新潮社作品が無いのが最大のミステリー(岩波書店、筑摩書房、双葉社も無いね)。
なぜなのだろう?
(ちなみに、現在は無くなった新潮ミステリー倶楽部賞に2回、堂場さんは落選している……)