【 2月26日付の続きです 】
北國新聞vs北陸中日新聞、勝手に「第2ラウンド」。
さすがは真宗王国・北陸なのだ。
五木寛之さん(81)の小説「親鸞・完結編」が北國・北陸中日ライバル2紙に同時連載……………
どころか、JR金沢駅の売店スタンドで販売されている即売紙を調べてみたら、なんと
「福井新聞」=写真左
「日本海新聞」
も連載していた。
つまり、金沢で売られている地方紙朝刊4紙が「五木版親鸞」を連載中なのだ。
▽北國新聞「親鸞・完結編」=写真右
天地2.8段組み、左右は全段通しで、カラー罫囲み。山口晃さんの挿絵は、他紙と比べやや大きめ。
▽北陸中日新聞「親鸞・完結編」
名古屋・東京本社版の組み方とは異なり、独自に縦8段組みにしている。
北國と同じようにカラー罫で囲み、目立つレイアウトで、「石川総合版」に掲載。
( ちなみに全紙、同じカラー挿画を掲載しているので、色分解の差でこんなに絵が違うのかぁ、と感じた )
北陸日刊紙4紙が同時連載なのは、
親鸞聖人、蓮如上人から信仰ふかい浄土真宗王国・北陸ということと、
金沢ゆかりの作家【注・下段】五木寛之さんだからなのだろうか。
五木さんの新聞連載は、3月末完結予定。
【 五木寛之=いつきひろゆき】
1932年9月30日生。81歳。
石原慎太郎氏も同年同日生まれだが、
▽他力の五木氏=直木賞、
▽自力の石原氏=芥川賞、
…………人の運命は分かりませんねぇ。
五木氏は、1966年『さらばモスクワ愚連隊』で第6小説現代新人賞、翌67年に35歳で『蒼ざめた馬を見よ』で第56直木賞受賞。
いずれも金沢在住時代だった。
現在は、金沢市主催の泉鏡花文学賞選考委員で、金沢文芸館には「五木寛之文庫」が設けられている。
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