【写真は紀伊国屋書店新宿本店で】
去る3月16日亡くなった吉本隆明さん(享年87歳)。
僕より上の世代(50~60代)が、名字やフルネームではなく「リュウメイさん逝ったなぁ……」と言っているのを聞いて、
「あ、身近な人の死を惜しまれている。だいぶ影響を受けられたのだな」
と思った。
大江健三郎氏を「けんさぶろうさん」、加藤周一氏を「しゅういちさん」、丸谷才一氏を「さいいっつぁん」と呼ぶ人はいないけど、
瀬戸内寂聴さんを「今度のジャクチョウさんの新刊はいいねぇ……」とは、よく聞く。
手の届かない高いところにいる人か、感化された身近な人かの差なのだらうか(ただ、どのかたも吉本隆明氏の、1月の原発是認発言には驚いていた)。
以前、北陸金沢に行ったおり、浄土真宗中興の祖・蓮如上人のことを、今でも
「あのなぁ、親鸞聖人の教えを、レンニョさんはなぁ……」
と話している土地の方々がいた。
現在も数々の逸話や蓮如坂があったから、真宗王国で蓮如上人は今も生活の中で、そして人々の中で、身近に生きているのだなぁと感じた。
( ̄人 ̄)
去る3月16日亡くなった吉本隆明さん(享年87歳)。
僕より上の世代(50~60代)が、名字やフルネームではなく「リュウメイさん逝ったなぁ……」と言っているのを聞いて、
「あ、身近な人の死を惜しまれている。だいぶ影響を受けられたのだな」
と思った。
大江健三郎氏を「けんさぶろうさん」、加藤周一氏を「しゅういちさん」、丸谷才一氏を「さいいっつぁん」と呼ぶ人はいないけど、
瀬戸内寂聴さんを「今度のジャクチョウさんの新刊はいいねぇ……」とは、よく聞く。
手の届かない高いところにいる人か、感化された身近な人かの差なのだらうか(ただ、どのかたも吉本隆明氏の、1月の原発是認発言には驚いていた)。
以前、北陸金沢に行ったおり、浄土真宗中興の祖・蓮如上人のことを、今でも
「あのなぁ、親鸞聖人の教えを、レンニョさんはなぁ……」
と話している土地の方々がいた。
現在も数々の逸話や蓮如坂があったから、真宗王国で蓮如上人は今も生活の中で、そして人々の中で、身近に生きているのだなぁと感じた。
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