降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

●鹿に引かれて東大寺=僕の百寺巡礼第9寺。

2008年10月31日 | エンターテインメント
【前略】寺にも、仏像にも、建築にも、ほとんど無智のまま私は旅に出た。なにかを学ぶためではない、何かを感じるだけでいいのだ、と思ったからである。【後略】
--五木寛之「百寺巡礼の旅のはじめに」講談社文庫版から


【10月28日の続きです】
で、僕の百寺巡礼9寺目は東大寺。
えっ、今まで行ったことないの? と言われるかもしれないけど、中学の修学旅行以来だから、何もかも新鮮です。

奈良公園で鹿に
「あ、関東の人だね。東大寺はあっちだよ。僕たちの仲間がたくさんいるよ。鹿せんべいは150円だからヨロシクね」
と誘われたので、修学旅行生や外国人観光客で混雑する南大門を抜け見上げるとドーンと大仏殿=写真は本堂内の大仏さまたち。

オー、マイゴッド! デカイ! 大仏殿は高さ49㍍、おわします盧舎那佛は15㍍。こんな巨大プロジェクト完工、昔の人はすごいねぇ。

で、スゴいのはまだあり、大仏殿内で土産物を販売しているのには興ざめ。
安っぽい絵はがきや御守り、大仏Tシャツ、ストラップ、お茶を売るなよ、盧舎那佛の前で。
東大寺境内にも鹿はかなり多く、いたるところで自由にフン、オシッコをしているから匂う匂う匂う。
--五木寛之さんの格調高い「百寺巡礼」とはかなり違うけど、ホント東大寺はクサかった。

●よし、僕も百寺巡礼。

2008年10月28日 | エンターテインメント
【前略】寺にも、仏像にも、建築にも、ほとんど無智のまま私は旅に出た。なにかを学ぶためではない、何かを感じるだけでいいのだ、と思ったからである。【後略】
--五木寛之「百寺巡礼の旅のはじめに」講談社文庫版から


後期高齢者76歳の作家・五木寛之さんに対抗して(?)僕も百寺巡礼と思ったが、時間とお金がないので
「まあ、小さなことからコツコツと--by西川きよし」
で行こう。
【お断り】あの…これから寺回りは大変なので、以前詣った奈良・薬師寺、唐招提寺、法隆寺、中宮寺、飛鳥寺、橘寺、当麻寺の7寺をカウントさせてくださいねm(__)m

というわけで、いきなり第8寺・秋篠寺(五木版では第5寺)。
ゆかしい名前で以前から訪れたかった寺。
平城京跡北西の佐紀路にある同寺は、香水(こうずい)を献上しているため皇室との関係が深く、宮号に由来。隣にはなぜか県営競輪場…ガランとしてたけど。

東洋のミューズ(by堀辰雄)こと伎芸天立像が有名で、伎芸天は日本ではここにしかいらっしゃらないとか。
本堂仏は手を触れられるぐらいのところにおはしました。なんとおおらかなのでしょう! 秋篠寺=写真。

み仏は当然麗しいけど、僕はビロードのような苔庭に魅了された。
何百年もかかって生長したコケに見入ってしまい、近鉄西大寺駅行きバスに乗り遅れてしまった。
コケのおかげで帰途の予定がコケた……おあとがよろしいようで。

●奈良新聞、「毎日新聞」と似すぎてないか?

2008年10月27日 | 新聞
知人の案件で久しぶりに奈良に来た。近鉄奈良駅に降りると、なんだかみんなゆったりしていて、すっかり忘れていた「奈良時間」←おっ、なにかのキャッチコピーに使えそう。


「旅先では地元紙を買え!」が先輩記者の教え。だから奈良新聞(写真=即売100円)を買ったら、毎日新聞のパクりにビックリ。
題字カラーがグリーンだけで、よく似ている。いや似すぎている。大きさといい、レイアウトといい、こりゃ間違えるよ。たしか毎日新聞は奈良新聞と業務提携はしてないけど。

毎日新聞【注】は年1回「みどりの日」に題字をグリーンに変えるが、奈良の「みどりの日」は同じグリーン題字が2紙あるってこと? いいのか、毎日新聞。
【注】普段の毎日新聞はインテリジェントブルーという青い題字。紙面刷新で昨年、大きさを少し小さくした。

●道新女性記者に「答えろよぉ!今すぐ!」と首相は凄んだ。

2008年10月24日 | 新聞
【写真は本文と直接関係ありません】

北海道新聞の総理番・長谷川綾記者の「連夜の高級ホテルバー通いは、庶民感覚とかけ離れているのでは」のぶら下がり質問に、
「記者が30人いて、さらに警察官もいる。ホテルなどより安いところに行って、営業妨害と言われたら何と答える? いま聞いてるんだよ! 答えろよ!」

逆ギレして女性記者に凄んで、どうする? 品がない人だ。
漫画ばかり読んでないで、新聞をたまには読みなさい。

それにしても、福田前首相の逆ギレ名セリフ「私はあなたとは違うんです!」を引き出したのは、中国新聞記者。
今回の、突きの鋭い質問で「答えろよ」を言わしめたのは北海道新聞記者。
--う~む。大新聞若手記者クンたちは…。

●僕は見た!捨てチワワ、やはりいた!

2008年10月23日 | エンターテインメント
【写真は知人のチワワで、本文とは直接関係ありません】

東京都八王子市で、捨てられたらしいチワワが17匹、保健所に保護された、という記事(10月22日付東京新聞)。

--ほら、僕も先日夜、吉祥寺(武蔵野市)で野良チワワを見たんだけど(16日付ブログ参照)、JR中央線沿線かなりいるんじゃないかなぁ。

で、面白いのは同市長房町で10匹を保健所がなんとか捕獲したんだけど、住民が7匹を自宅ですでに「飼育していた」。
保健所は説得して回収したけど、飼育していた人の気持ちはよ~~~~く分かるよね。

八王子の捨てられチワワが、僕が吉祥寺で見たチワワグループではないのかなぁ?

●読みにくいぞ、朝日「グローブ」。

2008年10月21日 | 新聞
朝日新聞の新聞内新聞「グローブ」=写真=を読んだ人に聞きたい。
読めましたかぁ?

たぶん、日本一高級紙(←即売500円って意味で)経済週刊紙「日経ヴェリタス」を意識したのかもしれないけど、どうなのかなぁ、折り込みタブロイドにすれば良かったのに。
従来型ブランケット新聞レイアウトを意識せずの、大胆型破り&デザイン優先&整理部素通りビジュアルは画期的でいいんだけどぉ…。
--読みにくけりゃなんにもならない。

整理部エディターは「外部デザイン事務所丸投げでよかったぁ。いやぁ、仕事が増えるとこだったぜぃ」と思っている?

●パナソニック社名変更のおかげです。

2008年10月20日 | 新聞
もし松下→パナソニックの10月社名変更がなかったら、先月は大変なことになっていた――と知人の広告部スタッフが言っていた。
広告費削減で、新聞全面広告減少危機を救ったのが、パナソニックだった、という。

広告宣伝費920億円のパナソニック。トヨタ1000億円に少し(?)届かないけど、ソフトバンクモバイルの600億円には勝っている←っていうか、むしろソフトバンクモバイルが経営規模に比べ異常に突出してないか? 経営だいじょうぶかぁ(数字はメディア全体出稿)。

で、パナソニックは8月から新聞広告出稿を急増、カラー全面、カラー見開き、記事広告を大幅強化、「よく分からない企業の、スカスカ怪しげ広告が入る危機を救ってくれた」。

――でも、新社名告知が終わったこれからが大変だぁ。

●株主優待より配当上げなさい。

2008年10月18日 | エンターテインメント
金融危機に直撃された日経平均。株主優待本(写真)が多く出ているけど、「株主優待」にごまかされて株を買う人いる?

先日、銀行の投信営業マンと話した。
営業マン「例えば、吉○家が牛丼優待券をだしますよね。たかだか400円分数枚ぐらいですよ」
--そうだよね。アレって魅力ある?

営業マン「単純に考えても数百円×株主ですから、その分配当を厚くすべきですよね。おまけに、通信費が加算ですよ」
--同感。僕が株を持つ自動車企業はレジャー施設割引券を送ってきましたよぉ。

営業マン「ですから、これからは新興国投信がオススメです。銀行ならではの定期預金と投信が一緒になったタイプなどいかがですか。元本保証ですよぉ預金は」
--あ、あのねぇそうじゃなくて……。

う~ん、やっぱり「株主優待」は解せない。

●五木文学総決算だ→「小説親鸞」。

2008年10月17日 | エンターテインメント
【写真は京都・中京区にある六角堂頂法寺の親鸞聖人堂】

う~ん、これほど丁寧に書き込まれるとは--五木寛之さんの新聞小説「小説親鸞」(首都圏では東京新聞、京都では京都新聞などに連載中)に、ある意味驚いている。

小説として最後と思われた「金沢ものがたり」(08年、オール読物)と比べ、改行が少なく細部の書き込みが徹底している。
さらに最後の長編「四季」シリーズと比べてテンポやストーリー構成が緻密でパワーアップしているのは驚き。

低きに立つ--が五木さんのスタンス。
「小説親鸞」でも下層賎民や突破者・たちに言及しつつ、忠範(幼少期の親鸞聖人)少年に、五木さん自身の13歳で引き揚げ後、九州・八女で弟・妹を抱え苦労した「居候期」の心情を投影しているような(たぶん)。
--すごいなぁ、進化する76歳。

●吉祥寺に野良チワワ?

2008年10月16日 | 新聞
【写真は知人のチワワで、本文とは関係ありません】

仕事帰りの夜遅く、吉祥寺(東京・武蔵野市)中道通りを歩いていたら、かわいい子犬がうろうろしていた!

え? チワワじゃん! 毛並みフサフサで汚れてない(首輪は暗くて見えなかった)。キョロキョロ、うろうろ、しぐさがかわいい。
飼い主が運動のため少し放しているのかと思ったら、誰もいない。1人(1匹)だけなのだ。

――野良ぁ? チワワがぁ?
連れて家で飼っちゃおうかなぁと悪魔の心が囁いたけど、チワワはそのままうろうろして、どこかに消えた…。

まあ、いいかぁ野良チワワがいたって。猿だって都内に潜伏中なんだから(?)。
でも、どこへ消えた?