降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

●泣きたいのはトヨタ株主だ……

2010年02月26日 | 新聞
全米注視の下院公聴会で英語を話せない男。
いい年して従業員の前で泣いちゃう男に
「世界のトヨタ」
再生できるのか? と背筋が寒くなった。

周囲が
「公聴会に、プライベートジェット機で行くとダメですよ。反感買いますよ」
と進言しても、プライベートジェット機で渡米しちゃう御曹子に、任せられるのか?

豊田章男社長(53)。
創業家の孫ということで、若くして日本最大の企業トヨタに入社したはいいが、イジメを受けたという線の細い男にできるのか? 世界企業トヨタ再生が。

重ねていうけど、
僕はトヨタ株主であり、
H社の株主。
H社は何とか黒転→上方修正できたが、トヨタはこのままでは赤転。
トヨタなどが30万台減産すれば、5万人の雇用減(大和総研試算)なのだよ。
しっかりしなさい!


あまり、大量リコール問題を責め立てると、
株主総会でも、涙ぐんじゃうかな?

●五木寛之さんミス事件を考えた。

2010年02月25日 | 新聞
第142回直木賞受賞作『廃墟に乞う』佐々木譲さん選評中
「破顔した」
表記をめぐり公開詫び状を発表、選考委員を辞任した五木寛之さん=写真は日刊ゲンダイ。

78歳。
高齢者特有の齟齬、勘違いミスなのではないか。

慰留した文藝春秋役員らは
「チェックしなかった編集の責任」
と言っている。
確かに、見過ごし&確認しなかった編集サイドもいけないが、
僕たち編集現場から言えば
「入稿時間」はいつだったんだろう?

それでなくても、
万年筆手書き遅筆入稿
で有名な五木さんだから……。

長編小説中、ある語彙の箇所をチェックすべきは分かる。
――でも、
校了超直前・悪筆ドタバタ入稿(←推定です)
では、編集サイドを責めるのは酷ではないか。

まあ、口が裂けても
「五木さん困りますなあ。ご自分で書かれたことですから」
なんて言えないけど。

たぶん、日刊ゲンダイのIさんや講談社編集は今後、チェックを強化するだろうね……。

●新幹線でオナラをするな←実話です

2010年02月24日 | 新聞
ブォーン!
「わっはは、こりゃ失礼。屁が出たか。飲み過ぎだが、快腸だわい」

早朝の東京行き新幹線グリーン車両。
喫煙車両には、僕、上級管理職と見えるロマンスグレー男性4人、老夫婦の7人だけ。
で、ロマンスグレー集団。
席はかなり離れているけど、声がデカイから、日本を代表する家電メーカーの人たちと分かった。

静かなグリーン車両に突然大きなオナラが轟いたのはにはビックリ。
「おう、すまんすまん。夕べ食べた刺し身は旨かったのう。フグは大阪だな、おう」
と、オナラはフグのせい?
今度は携帯電話で
「……おう、私だ。東京駅は17番線到着だ。○○と○○を寄越してくれ」
「アレはいかん。アイツは時期尚早だ。ワシは認めん。○○によく言っとけ」


オナラに、
大声会話に、
大声携帯電話。
傍若無人にもほどがあるぜ、T芝のヘッポコ管理職。

●ブライトリング「スーパークォーツ」は凄い!

2010年02月21日 | 新聞
僕の散財日記。
高級機械式腕時計ブライトリングの「スーパークォーツ」。
従来型クォーツとどう違うのだ?

ブライトリングが誇る、エアロスペースなどのムーブメント「スーパークォーツ」は、
「温度変化による精度への影響を補正し、従来のクォーツの10倍の精度を持つ。COSC認定のクロノメーター、暗視ゴール対応のLEDバックライトなど……」(ブライトリング総合カタログ)


――確かに正確! 誤差は1週間で0.5秒ぐらいか(毎夜自動修正する電波時計比)。
ほとんど電波時計と同じじゃん!

通常のクォーツは月差15秒が許容範囲だから、スーパークォーツの精度の高さが分かる。

……でも、エアロスペース1個で、国産電波時計が2~4個買えてしまうから、何もこだわることはない……( ̄0 ̄)。

●自民党は死に物狂いになる?

2010年02月18日 | 新聞
【写真は本文と少し関係あります(笑)】

再び野党生活の自民党。
久しぶりに会った知人の党職員は経費削減指令やら絶句しっぱなし、と言っていた。

「宮澤元総裁のときより、今回の野党生活はキツいなあ。だから、カネを生まない広報媒体を切っていくってさ」
「共産党や社民党の万年野党(←今は与党だよ!)は、ホントよくやっているよなあ……」


伝統ある(らしい)自由民主など紙媒体を休刊し、
カネのあまりかからないネット広報を重視していくという(←自民党だけじゃないですよ、紙媒体のカットは)。

って、それはともかく、
鳩山政権の支持率と不支持が逆転した今、自民党の死に物狂いの攻撃が始まるのだ。
細川連立政権のときと同じように。

でも、
「谷垣総裁じゃムニャムニャだな。だって、鳩山さん切って岡田さんに代えれば、民主党支持率V字回復だろ」
と言っていた党職員の分析は正しい気がする。

●『北帰行』一気読み!

2010年02月17日 | 新聞
角川書店、笑いがとまらない?
新直木賞作家・佐々木譲氏の受賞直後第1作『北帰行』。受賞と新刊発売を重ねた戦略、命中ですね!

で、『北帰行』=写真左。面白い! テンポがいい! イッキ読み!
佐々木氏、このところの作品は、警察・捜査員側からのストーリーだけど、この『北帰行』は、犯罪者側からのストーリー。

成田空港~東京・六本木~新潟~稚内まで、警視庁vs暴力団vsヒットウーマンが追いつ追われつのロードサイドクライムサスペンス。
頭脳明晰なインテリ暴力団、ヤクザな刑事、気弱な主人公など、キャラ立てがいいから、場面が目まぐるしく変わっても読める読める読める。

――なんだか北海道に行きたくなったドウ。

●新幹線異臭騒ぎ寸前だぜ?

2010年02月16日 | 新聞
バイトの大学3年クンは
「就活で毎日毎日チョー忙しいッス!」

先日は、会社説明会で大阪まで新幹線日帰りだった(交通費は社支給だって!)という。
「チョイチョイと説明会と面接を片付けたのはいいんですが、初めての大阪だからたこ焼きを土産にしたんです」

で、バイト大学3年クン、約2時間20分の東京駅までお腹がすいてすいて……
「たこ焼きを新幹線車内で開けて食べました。アレ、ソースの匂いがすごいんっすね」

新幹線密室車内で、ソースじゃぶじゃぶたこ焼きを食べる就活学生クンはなんだか微笑ましい。
だが、ツーンと匂いのキツいソース臭が車内に漂い、近くの女性やサラリーマンがおもむろに席を移動するのを見て
「……ん?」
と食べ続けたというのは、
「社会人として配慮不足」
だと思うよ。

よく異臭テロ騒ぎにならなかったね(笑)

●京都の桜はつぼみです(^-^)←当たり前。

2010年02月15日 | エンターテインメント
【自分探し(笑)冬の旅@京都】

いくらなんでも早すぎました。

春のような暖かさだし、
北野天満宮では梅祭りだし、
北野誠は芸能活動を再開するし、
鳩山首相は100億円以上もつ資産家だし(?)、
女子モーグル上村愛子4位だし、
地球温暖化で間違えて桜が咲きはじめたかも? と思ったけど、
つぼみのまま=写真。

桜ライトアップを例年開催している木屋町通りや岡崎疎水を歩いたけど、
……全然でした( ̄0 ̄)/

お楽しみは、これからだ。

●京都の河原町三条Rホテルは不親切だった。

2010年02月12日 | 新聞
【写真は本文と関係ありません】

「こちらフロントにお持ちください」
「宅配便のルーム集荷はやっておりません。お客さまがフロントまでお持ちください」
京都・河原町三条にあるRホテル&スパで、大きな宅配便ルーム集荷を頼んだら、キッパリと慇懃無礼に断られた。
チェックインのときは
「はい、お部屋までうかがいます」
なんて言っていたのにね。

初めてである。
すぐ近くにある京都ホテルオークラ、
御池のHAホテル、
六角通のMOホテル、
京都駅前APホテル、MIホテル
京都タワー横の新HAホテル
などに宿泊したときは
「かしこまりました。係の者がお部屋までうかがいます」
だったけどねぇ。


で、三条Rホテル。
深夜、ベルサービスに持参すれば、今度はベルサービスが不在。
フロントのスタッフは下をむいたまま、われ関せず。
――なんてサービスと使い勝手の悪いホテルなんでしょう!


まあ、
「知人に絶対に勧められない、京都河原町三条のRホテル&スパ」
分かっただけでも良かったけどねぇ。

●朝日新聞、下手になったね……。

2010年02月10日 | 新聞
日本を代表する新聞だから、いいかげんな仕事は目につく。

朝日新聞2月8日付夕刊4版=写真。
白抜き地紋見出し「キリン・サントリー統合断念」
活字見出し「持ち株会社比率で溝」
「トップ会談で決定」

僕たちが、こんな見出しをつけたらデスクに
「『で』『で』だ! 音(おん)がよくない! ない頭で考え直せ! バァーロー!」
と怒鳴られたもの。

朝日新聞は平成の紙面大改革から、従来の編集整理ルールを次々改変している。
腹切りレイアウト、墓標見出し、ブロック組み……悪いとはいわないし、理にかなっている場合もある。

だけど、たぶんプロの整理記者なら、上の仕事はしないはず。
「トップ会談で決定」
って当たり前じゃん。デカ見出しに立てる必要ない(2倍Gカブセ見出し程度)と思うけどなぁ。

どう思われます? K元整理部長。