降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★春樹さん『雑文集』は60円だった。

2015年11月12日 | 新聞/小説

読み終えた本がたまったので、近所のブックオフに持っていった。
さすがの村上春樹ブランドも、文庫本だとムニャムニャで…………。
お断り=ブックオフの買い取り価格はエリアや店舗特性で、多少異なると聞きました。また①汚れ②日焼け③書き込み④ページ折りなどがあると大幅ダウンだそーです。

【 単行本・ハードカバー】
▽北方謙三さん『十字路が見える』(新潮社、本体 1,300円)
➡︎ブックオフ買い取り価格 200円
ハードボイルド作家、待望の人生論。
「無駄のない人生のつまらなさを考えたことがあるかね?」と言われても無駄ばかりの人生だし(笑)、
ヨット、ステーキ、アウトドアに関しての記述が多く、インドアな僕には、ちょっとなぁでございました……。
(人生論といえば、毎年暮れに出ている伊集院静さんの『大人の流儀5』は今年も発売です!11月16日「追いかけるな」!買わなくちゃ!)

【 文庫本 】
▽村上春樹さん『雑文集』新潮文庫、本体 750円=写真
➡︎ブックオフ買い取り価格 60円
10月の発売でも、他の文庫と同じ60円。さすがの春樹さんブランドも文庫だときかないよーだ。
というか、持ち込みが多すぎて在庫がたくさんあるとか。
ブックオフ文庫売り場で見たら、確かに新品状態の同書が4冊もあった。投げ込みチラシが挟まっていたから買った人は全然読んでいないのだろう(1冊は書店売上伝票が挟まったままだったから、まさか…)。
同文庫、なんとなく説教くささを感じたから、途中でポイッ。

▽白石一文さん『快挙』新潮文庫、本体 490円
➡︎ブックオフ買い取り価格 60円
これも10月発売。
「夫婦とはなんと佳いもの向い風」——写真家青年と小料理屋を営む女性の夫婦(めおと)小説。単行本で読んでいたのを忘れていた……だははははははは。
(関係ないけど、本体価格が最低560円台の他社文庫に比べて、新潮文庫はかなり安いのではないだろーか。製本時に手間のかかるスピン=糸しおりをつけて400円台だから)

▽松岡圭祐さん『水鏡推理(すいきょうすいり)』講談社文庫、本体 620円
➡︎ブックオフ買い取り価格 60円
これも10月発売。文庫書き下ろし。殺人がないミステリー。
松岡さんのミステリーは『探偵の探偵』シリーズをちょっと読んでいたけど、このシリーズは面白いかも。
霞が関を舞台に、文科省一般職事務員・水鏡瑞希(みかがみみずき)が不正研究を調査・糾弾していく爽快な知恵比べミステリー。
アニメ絵的ジャケットなので引いたけど、中身はかなり骨太社会派だった。

【 雑誌 】
▽「サライ」11月まほろば特大号(小学館、定価 840円)
➡︎ブックオフ買い取り価格 20円
新刊書店で発売中でも、20円!20円!20円!20円!20円!20円!20円!(←頭の中でエコー、笑)
特集「未体験の奈良へ」にひかれて購入。なるほど、秋の奈良定番の法隆寺@斑鳩コースや石舞台@飛鳥コースの紹介はなく、あまりなじみのない古墳案内や古道ガイドが多かった。
開封していない綴じ込みCD付録付きでも、買い取り価格は20円!20円!20円!(←しつこい)


単行本、新書、文庫本、雑誌しめて18冊。
帰りに、マツキヨで風邪薬パブロン、無臭芳香剤、ガーゼマスク、
ローソンで日刊ゲンダイと夕刊フジ、肉まん3個とミネラルウオーター2本、メビウススーパーライト6mm2個が買えたから、まぁいいかなぁでございました。