降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★アップルウオッチは◯◯◯だった❷止

2015年04月30日 | 新聞

ようやく届いた、腕時計型ウエアラブル端末「アップルウオッチ」(38mmブラック・クラシックバックル)=写真
iPhoneと同期設定して、使ってみたが………(以下、あくまで個人の感想です。ハマる人にはハマるかもね)。


代々言い伝えられてきた家訓を忘れていた。
家訓「よいかっ!
クルマにせよ、冷蔵庫にせよ、ハイビジョンテレビにせよ、開発されたばかりの初代の商品に飛びついてはならぬぞ。あわてて買ってはならぬぞ!絶対に手を出してはならぬぞ!
よいなっ!しかと心せいっ!」
………すっかり忘れてしまっていた。


【 設定はブルートゥースで 】
docomo、au、SoftBankなど、キャリアは関係なくiPhoneならペアリング設定ができる(→つまりiPhoneが無いとダメね)。
まず、iPhoneのブルートゥースをオンにしてから、「ウオッチ」アプリを起動させて各種設定。
ディスプレーの明るさはどうしますか?
文字サイズは? 太くしますか?
右・左、どちらの腕にしますか?
デジタルクラウン(リュウズ)は右?左?
サウンド音量はどのくらいにしますか?
メール表示は何行にしますか?
いつも連絡する「12人」は誰にしますか?
あなたの身長・体重・年齢は?
iPhoneでの設定がほとんどだけど、小さな小さなウオッチ画面(1.5インチ)での設定もあるので、あーだこーだ1時間ぐらいかかっちゃった。

【 時計文字盤は通常スリープなのだね 】
僕は腕時計が好きなので、クロノグラフ型からシンプル型など9種類の各種カスタマイズできる文字盤は気に入ったけど、
常時デジタル文字盤が表示されているわけではなかった。
腕を上げて〝見る位置〟に傾けると、自動的に文字盤表示。
腕を下ろすと、真っ暗スリープ。

戸惑ったのは、寝ながら本を読んでいたとき。
下向きのウオッチはずっとスリープ(文字盤表示なし)で、
画面タッチしてようやく時計表示が出た(約5秒ぐらいで、再び真っ暗スリープ)。

【 約2時間でバッテリー8%消耗 】
カタログ・データでは「バッテリーは最大18時間」とある。
地図ナビやメールなどのアプリを使用せず、
ただ時計状態で使っていたら、
2時間ほどで、バッテリーが8%減った。
〝最大18時間〟ながらも、実際はバッテリー消耗が早い。だから、マグネット式充電器の携帯が必要のよーだ。
ムーヴ、エクササイズ、スタンドなどの「アクティビティ」をうっかり起動させていると………………かなり怖いぞ。

【 腕時計としては、どうなんだろう 】
ステンレス標準モデル「ウオッチ」で40グラム。厚さは10.5mm。
軽い。デジタル腕時計としても軽い。
特注の革ブレスも柔らかくて、着け心地はいい。
普通の腕時計と同じように、ブレス交換ができるのも楽しそう(アップル専用ブレスで、これがけっこうなプライスでございます)。

………というわけで、代々受け継がれてきた「家訓」は、やはり的を射ていると言わざるを得ないのであります。

日経新聞には
「アップルが静かに始動した背景には、腕時計型端末の本格普及はまだ先との読みもありそうだ。(中略)
控えめなアップルの姿はアプリやサービスの開発を含め、腕時計型端末の成熟がこれからであることを示している」(4月25日付)
………次期ウオッチ、楽しみ。