北野武監督の最新作「龍三と七人の子分たち」（４月25日公開、製作＝バンダイビジュアル、ワーナー・ブラザーズ映画、東北新社、オフィス北野）を試写会で観た＝写真。
クスクス笑いをしたセリフ回し、
ガハハ笑いをしたリアクション。
期待通り面白かった………………のか⁈
2012年「アウトレイジ ビヨンド」に続くヤクザさんもの。
主人公たちは、引退した元ヤクザ後期高齢者の皆さん。
早い話、金も居場所もなく、暇でくすぶっていたジジイたち（←映画コピーが〝ジジイ〟だから、以下ジジイ）。
ある日、オレオレ詐欺にひっかかった元組長・龍三（藤竜也さん）のもとに、ジジイ７人が集まった。
詐欺首謀グループ・元暴走族あがりの京浜連合に対し、
「若いヤツらに勝手な真似はさせられねぇ！」
と〝世直し〟全面対決に立ち上がったが………。
ジジイ７人衆がすごい。平均年齢72.6歳。
▽龍三親分＝藤竜也さん(73)。
武器は刺青と長ドスと威嚇。古き良き義理と人情派の親分。
▽若頭のマサ＝近藤正臣さん(73)。
龍三の兄弟分。丁半博打が好きでキレやすい。
▽はばかりのモキチ＝中尾彬さん(72)。
料亭の便所「下」で待ち伏せ、敵対親分を刺し殺したという伝説の元親分だが、
現在はニセ名刺を駆使し「2000円貸してくれませんか？」の寸借詐欺師。
▽ステッキのイチゾウ＝樋浦勉さん(72)。
▽五寸釘のヒデ＝伊藤幸純さん(73)。
▽カミソリのタカ＝吉澤健さん(68)。
▽早撃ちのマック＝品川徹さん(79)。
▽神風のヤス＝小野寺昭さん(71)。
個性あふれまくりの濃いキャラクターのなかで、
もっとも凄みがきいていたのは………………
おっと、長くなったので後日（書くかも）。