降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★『億男』は250円だった。

2015年04月13日 | 新聞/小説

(写真は、本文と関係ありません)
読み終えた単行本・文庫本・雑誌がたまったので、ブックオフに持っていった。
まだ新刊書店で平積み中発売の本(のつもり)だったけど………。
*お断り=ブックオフは、店舗の特性などで買い取り価格に差があると聞きました。
また、書き込み・ページ折り・カバーが汚れた本などは買い取り不可だそうです。

【 ハードカバー(単行本)】
『億男』川村元気さん(36)マガジンハウス刊、本体1,400円
→買い取り価格@250円。
2015年本屋大賞ノミネート作品。面白かったけど、はっきり言うとジャケ買い。

『希望の資本論』池上彰さん(65)・佐藤優さん(55)朝日新聞出版刊、本体1,100円
→同@250円。
売れっ子2人、再び。最初の方を読んでいるうちに、既刊との重複に気づいた。
対談で、本がバンバンできちゃうのは凄いなぁ。

『誓約』薬丸岳さん(46)幻冬舎刊、本体1,800円
→同@400円。
読み進むほどに息苦しくなる、薬丸さんならではの罪と罰(と人)。
帯は
「一度、罪を犯した人間は、幸せになってはいけませんか。」
いつも思うのだけど(新書・文庫含め)幻冬舎の帯コピーは内容を分からせ過ぎるのではないだろうか。

『断裂回廊』逢坂剛さん(72)徳間書店刊、本体1,700円
→同@400円。
徳間書店創立60周年記念作品(と銘打ってもブックオフには関係なし、笑)。
公安と警察の激突もの。僕は〝神保町〟ものが好きなので、ちょっとなぁ、だった。

【 新書 】
『人間の覚悟』五木寛之さん(82)新潮新書、本体680円
『下山の思想』同、幻冬舎新書、同740円
→買い取り価格@いずれも10円!
まぁ、新書は乱立気味だし、発売からかなり経っているから、こんなもんなのでしょう。

【 文庫本 】
『夢を売る男』百田尚樹さん(59)幻冬舎文庫、本体650円
→買い取り価格@50円。
僕は単行本で読んで、
「文芸社の自費出版システムか」
と感じた。なんとなく読後感がよくなかった。
1週間ほど前に発売されたばかりの文庫だけど、分かりやすい50円なり。

『高速の罠/アナザーフェイス6』堂場瞬一さん(52)文春文庫、同680円
→同@50円。
堂場さん92冊目の本。
舞台は、長野と東京。高速バスが事故を起こしたが、実はムニャムニャ(←言えない)だった………アナログとハイテク、県警と警視庁の激突が面白かった。
堂場さんは、文庫書き下ろしの方がいいのでは。

『つばさよつばさ』浅田次郎さん(64)集英社文庫、同470円
『引撃/エンジン』矢作俊彦さん(65)新潮文庫、同710円
『迷宮』中村文則さん(38)新潮文庫、同460円
→発売が今月だろーが数年前だろーが、文庫の買い取り価格はオール50円(←あまりにも古く赤茶けた本は不可とか)。

【 雑誌 】
「サンデー毎日」4月16日増大号、毎日新聞出版、410円
→買い取り価格@30円。
まだ店頭に出ているからだろうか、30円買い取りには驚いた。
「サライ」5月号(小学館)は5円だったけど。


持ち込んだ本類は、計27冊。
帰りに、セルフではない喫茶店のコーヒー&ケーキセット(1,280円)、文庫本新刊2冊、MEVIUSスーパーライト3個、夕刊紙が買えたので、まぁいいかぁでございました。