降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★前田敦子さんは150円だった❶

2015年04月21日 | 新聞/小説

(写真は、本文と直接関係ありません)

読み終えた本・雑誌を、ブックオフに持っていった。
〝目玉〟は、新刊書店で販売中の『前田敦子の映画手帖』だったけど、買い取り価格は………。

*お断り=ブックオフは、店舗の特性や地域性で買い取り価格が多少かわると聞きました。
また、汚れた本や書き込みのある本は買い取り不可だそうです。


【ハードカバー・単行本】8冊持ち込み
▽『ミスター・ホームズ/名探偵最後の事件』(ミッチ・カリン、駒月雅子さん訳、角川書店、本体1,800円)
→買い取り価格@ 500円
3月に出たばかり。
好きなホームズものは映画で観ようそうしよう、と途中で読むのをやめた(映画版は2016年公開)。
出たばかりの本は、とりあえず高め査定のよーだ(当たり前か)。

▽『金沢の不思議』(村松友視さん、中央公論新社、本体1,750円)
→買い取り価格@ 400円
金沢に通いつづけて30年以上の村松さん。
廓の影笛を耳にして名付けた「闇笛」章から、ぐいぐい独特の村松ワールドに引き込まれた(欲を言えば、浅野川や主計町などのビジュアルが欲しかった→文庫版で入れてね)。
浅野川大橋近くの金沢文芸館に、村松さんの書き原稿(金沢と私、みたいな感じ)が展示してあったことを思い出した。

▽『「いつものパン」があなたを殺す』(白澤卓二さん訳、デイビッド・パールスター、クリスティン・ロバーグ、三笠書房、本体1,300円)
→買い取り価格@ 400円
流行りの〝炭水化物は食べないほうがいいよ〟本。
冒頭から延々と続く百数十ページは化学データ駆使の翻訳ものなので、僕はぶっ飛ばし読み。終章だけでもいいような感じ。
光文社新書『炭水化物が人類を滅ぼす/糖質制限からみた生命の科学』(夏井睦さん、本体 800円)と似ている。

▽『前田敦子の映画手帖』(朝日新聞出版、本体1,000円)
→買い取り価格@ 150円
判型は新書判。
きのう4月20日発売(と広告にあったけど、店頭には15日ごろから平台)でも、150円………。
はっきり言って僕はジャケ買い(前田敦子さん、よく知らないんです、笑)。
好みが分かれるタレント本だからたいして捌けないかもね、とブックオフは見たのであろーか。

【新書】6冊持ち込み
▽新潮新書4月新刊『テレビの秘密』(佐藤智恵さん、定価 799円)
→買い取り価格@ 100円
軽かった………………。
著者がかなりハイテンションなので、初めの十数ページで〝読了〟。

▽幻冬舎新書3月新刊『家族という病』(下重曉子さん、本体 780円)
→買い取り価格@ 100円
早くも重版がかかっていたから、同じことを考えている人が多いのかも。
幻冬舎の本は買わなくても(←コラッ!笑)、
内容のエッセンスが、実に丁寧に広告と新刊案内に出ている。

▽ちくま新書4月新刊『ルポ・居所不明児童/消えた子どもたち』(石川結貴さん、筑摩書房、本体 820円)
→買い取り価格@ 150円
年に1,000人が消えていくという、中公新書ラクレ『ルポ・子どもたちの無縁社会』には衝撃を受けたので。

▽文春新書『叱られる力/聞く力②』(阿川佐和子さん、本体 800円)
→買い取り価格@ 100円
シリーズ160万部以上売れても、まだ強し阿川本。
文藝春秋の人は
「阿川さんのほうに、足を向けて寝られません」
と言っていた。

▽『伊集院静の「贈る言葉」』(集英社、本体 850円)
→買い取り価格@ 70円
2012年刊行だし、『大人の流儀』以降の、伊集院さんのエッセイ本は、ブックオフに大量に流れ込んでいるから、こんなものなのでしょう。

………長くなったので、続く。