降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★全舷は「ぜんげん」と読むのだ。

2014年06月09日 | 新聞


休刊日1カ月前。
出稿部デスク「今度は、整理部で面倒みてよぉ。こっちはゴルフだからぁ」
整理部デスク「ええっ、ウチの番かぁ? ウチに来ても喜ばないと思うよぉ。やっぱ、出稿さんの方がいーんじゃね( ↑ 語尾上げ) 」
出稿部デスク「前回はウチだったんだから、頼むね」
休刊日の全舷に、局長をどちらの部で面倒みるか、のお話。

休刊日=きょう「6月9日」付朝刊が休みなので、読者には9日が〝休刊日〟だけど、
新聞社は製作を休む前日8日を〝休刊日〟と認識するから、たまに話がこんがらがる時がなきにしもあらず。
全舷( ぜんげん )=新聞社の記者などが、部署単位で慰安旅行に行くこと。
旧海軍の用語で、船員の半数が寄港地に上陸して休暇をとり、半数が艦に残ることを「半舷( 上陸 )」と呼んだことから転じた。
【 全舷の項、大辞泉から引用しました 】


毎月、部費3,000~5,000円を徴収して積み立てて、整理部ほぼ全員が〝休刊日〟に1泊2日の近場旅行が、全舷。
1泊する旅館・ホテルは、記事広( きじこう=記事広告 )や広告局経由でお願いした。
宿泊先の飲食費・宿泊費は部費から支払い、交通費などは個々人負担が原則。
で、毎回モメたのが、編集局長をどこの部が面倒みるか( →お偉いさんがいると、あまり楽しめないしぃ、笑 )
................出稿部と交互にしたけど、かなり疲れるのだった、どちらの幹事も。



(・ω・)ノ