絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

DOCTORS 最強の名医

2011-11-08 | ドラマ
良いドラマが始まりました。

沢村一樹が主役です。爽やかで、しかも頼もしい医者です。
堕落している病院を一人の医者が変えて行くというドラマのようです。

手術のプロですね。こんなお医者さんが居てほしいと思います。

私も何度も手術を受けているので、患者の気持ちがわかります。

今回の話の中で、手術は私が絶対に成功させますからと患者さんに言います。
実際のお医者さんは、絶対に大丈夫ですとは言わないと思います。
患者さんによって、体質や過去のいろいろなことがあって、どの人もみんな違う事を考えたら、
絶対に大丈夫などという事は言えないからです。

それを、この先生は、患者に言いました。
ドラマだからとも思いますが、こう言われたら、患者はこの先生に任せようと思いますね。

医者同士の会話の中で、やはり、同じ議論になりました。
もし、失敗したらどうするんだ。だれが責任を取るんだ。お前だけの病院じゃないぞ。という激しい言葉です。


しかし、失敗した時の言い訳のような説明をして、責任逃れの予防線を張るなんて無責任です。という言葉がありました。

私もそれを感じました。あまりにリスク説明をされるので、とても不安になり、その病院で手術することをやめました。
患者を不安にさせるだけだと思いました。「ある意味で命がけの手術だよ」と言われ、「手術中は大丈夫だけれど、術後の出血が心配なんだよ。それによって、窒息死の可能性がある」という言葉でした。
私は、そのために、手術後の窒息死の夢を何度も見ました。
また、「かなり大きいので、大量に出血する心配があるから、出血によるショック死もあり得る」などとも言われました。
おまけに「神経が二本通っているけれど、片方が麻痺したときは、声が掠れる。二本とも麻痺した時は、呼吸ができなくなるので、気管切開が必要になって、喉に穴を開けて呼吸を助ける」などとも言われました。

実は、伊藤病院でも、同じような話をされたのですが、これは万が一の話だからという感じで、極力患者を不安にさせないような話し方でした。そして、私がこれは誰にでも話すことなのですかと伺った所、笑顔でそうですと答えてくれました。
その話と一緒に、入院の流れも話され、退院の日の予定まで、全て決まっているかのように話されましたから、失敗などと言う事は全く考えていないことがわかり、他の患者さんもみんな予定通り退院していくということを聞きました。

私だけが特別大きいという訳ではなく、大きいから手術が必要になったので、手術する人はみんなそうなんだなと思わされ、
かなりのヘビー級だから、結構大事の手術だと言われた前の病院とは全く違うなと感じました。

やはり、手術は専門の病院で、慣れているところがいいなあと感じました。

このドラマの場合は、この先生が手術の名人だということを患者が知っていればいいですが、あのように言われたら、専門の病院に変えるという選択肢がなくなるなあとも思いました。

私は、全身麻酔の手術を埼玉県立がんセンターで3回受け、今回の伊藤病院での手術が4回目になったのですが、どの先生も名医でした。その意味ではラッキーでした。






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トイレットペーパー2個のデッサン

2011-11-08 | 通信指導
札幌のMさんが、トイレットペーパーのデッサンの発展バージョンを描いてくれました。

一つだけ描くのと違って、二つの物の関係が出て来ます。

 

左が写真で、右がデッサンです。

このように並べて見ると、違いが分かりますね。
大変良く描けていますが、まだ明暗表現が足りないようです。

右のトイレットペーパーは透視がきついようです。
もし立てたら、背が高いように見えます。
明暗の陰影をもっと強くした方が良いでしょう。

でも、全体的には良い感じです。
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麓原展を振り返って

2011-11-08 | 日記
麓原展を終えて、一段落している。
それまでは、よく人が来た。絵を見てくださいという人が毎日来ていた。
その方たちも、麓原展を終えてほっとしているだろう。

今回の結果は、あまりに良かった。良すぎたかもしれない。
一般の特選に、本庄第一の生徒が6名。私のデッサン会から3名。
10名が特選になる内、9名までが私の関係であった。

また会友の賞も、私の卒業生の二人が選ばれ、会友推挙の二名は私のデッサン会から、
そして会員推挙も二人の内一人が私の卒業生であり、もう一人が私のデッサン会の人だった。

これは、出来過ぎである。
しかし、私が審査員であるから、発言力でそうなったという訳ではない。
会員、会友の賞や推挙は、私はなるべく黙っていた。それでも他の人から名前が挙がったのである。
みんなそれぞれが自分で努力した結果である。

一般の特選は、14名の審査員の投票である。デッサン会の三名が私の教えている人であると知っている人はほとんどいないだろうと思う。
審査が終わって、「この人はどういう人だい?」と誰かが言ったので、そこで初めて、「実は私が教えている人です。」と答えたのである。

本庄第一の生徒たちも、題材などである程度わかるが、だからと言って、高校生だから育てる意味でハンデをあげようということはない。
麓原展の審査は、そういう意味ではかなり公平である。

審査員が、絵のみを見て審査している。
これは誰が教えているから、その人に賞を取らせようとなどというインチキはないのである。だから、以前は、私が教えている生徒が全部賞を独占してしまったことがあった。

そして、問題になったのは、高校生はレベルが高すぎるから、審査を別にした方が良いという意見だった。本来は逆だろう。高校生も育てる意味て、学生奨励賞を作ろうなら分かる。バカなことが議論されたものだ。しかし、私は当事者なので黙っていた。賞を独占してしまうことに申し訳ない気持ちもないではなかったからだ。
しかし、このことは、そんなことが議題に上るほど、審査が作品のみで公平に行われているということでもあった。

そして、結論は、一般の大人が高校生に負けないような絵を描けばいいので、分ける必要はないであった。当たり前の結論である。
しかし、そうなると県展に20名から入選する本庄第一高校美術部に勝てないと、麓原展で賞を取ることはできない。そういう意味で麓原展のレベルはかなりのハイレベルになった。そんな経緯がある。

ーーーーーーー
今回の卒業生たちの作品は4人ともとてもよかった。
私は、自分の絵と同じくらい、卒業生がどのような絵を出すかが気になっている。
会友になっているのに、何だいこんな絵かい?と言われるのは、悔しいからである。
だから、良い絵を出してくれると、自分のことのように嬉しい。

そして、その内の二名が会員になり、二人の会友が賞を取った。

卒業生は、以上の4人の他、産休、育休で休んでいる二人、遠くに行ってしまったので休んでいる二人がいる。














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