絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

麓原展を振り返って

2011-11-08 | 日記
麓原展を終えて、一段落している。
それまでは、よく人が来た。絵を見てくださいという人が毎日来ていた。
その方たちも、麓原展を終えてほっとしているだろう。

今回の結果は、あまりに良かった。良すぎたかもしれない。
一般の特選に、本庄第一の生徒が6名。私のデッサン会から3名。
10名が特選になる内、9名までが私の関係であった。

また会友の賞も、私の卒業生の二人が選ばれ、会友推挙の二名は私のデッサン会から、
そして会員推挙も二人の内一人が私の卒業生であり、もう一人が私のデッサン会の人だった。

これは、出来過ぎである。
しかし、私が審査員であるから、発言力でそうなったという訳ではない。
会員、会友の賞や推挙は、私はなるべく黙っていた。それでも他の人から名前が挙がったのである。
みんなそれぞれが自分で努力した結果である。

一般の特選は、14名の審査員の投票である。デッサン会の三名が私の教えている人であると知っている人はほとんどいないだろうと思う。
審査が終わって、「この人はどういう人だい?」と誰かが言ったので、そこで初めて、「実は私が教えている人です。」と答えたのである。

本庄第一の生徒たちも、題材などである程度わかるが、だからと言って、高校生だから育てる意味でハンデをあげようということはない。
麓原展の審査は、そういう意味ではかなり公平である。

審査員が、絵のみを見て審査している。
これは誰が教えているから、その人に賞を取らせようとなどというインチキはないのである。だから、以前は、私が教えている生徒が全部賞を独占してしまったことがあった。

そして、問題になったのは、高校生はレベルが高すぎるから、審査を別にした方が良いという意見だった。本来は逆だろう。高校生も育てる意味て、学生奨励賞を作ろうなら分かる。バカなことが議論されたものだ。しかし、私は当事者なので黙っていた。賞を独占してしまうことに申し訳ない気持ちもないではなかったからだ。
しかし、このことは、そんなことが議題に上るほど、審査が作品のみで公平に行われているということでもあった。

そして、結論は、一般の大人が高校生に負けないような絵を描けばいいので、分ける必要はないであった。当たり前の結論である。
しかし、そうなると県展に20名から入選する本庄第一高校美術部に勝てないと、麓原展で賞を取ることはできない。そういう意味で麓原展のレベルはかなりのハイレベルになった。そんな経緯がある。

ーーーーーーー
今回の卒業生たちの作品は4人ともとてもよかった。
私は、自分の絵と同じくらい、卒業生がどのような絵を出すかが気になっている。
会友になっているのに、何だいこんな絵かい?と言われるのは、悔しいからである。
だから、良い絵を出してくれると、自分のことのように嬉しい。

そして、その内の二名が会員になり、二人の会友が賞を取った。

卒業生は、以上の4人の他、産休、育休で休んでいる二人、遠くに行ってしまったので休んでいる二人がいる。














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