絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

水彩クロッキー

2011-11-17 | 私の絵
今日は、デッサン会で、クロッキーを筆で描いてみました。
以前、筆ペンでやったことがありますが、今日は、初めて水彩絵の具で描いてみました。

 

江戸時代なら、鉛筆なんてありません。みんな筆で描いたと思います。
今日は、初めて描いたので、まだまだですが、これを100枚も描けば、もう少し上手くなるでしょう。
そのくらい、筆に慣れたらいいですね。

描いたのを見せたら、「いきなり筆で描いたのですか?」と言われました。
鉛筆で描いてから、筆で描いたのかと思ったそうです。
いきなり筆では難しいだろうと思ったようです。

線の太い、細い、色の濃淡などを使い分けられないとなかなか難しいですね。





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村上春樹さんの「1Q84」

2011-11-17 | 読書
村上春樹さんの「1Q84」を読み始めました。

なんだ、今頃?と言われそうですね。
私は、良く言えば、流行に左右されない、悪く言えば流行に後れるというタイプで、
また、天邪鬼のところもあって、みんなが騒ぐことに同調しない性格なのです。

小学生の頃、イヤミの「シェーっ」が流行りました。
先生が、授業中にみんなが驚くようなことを言うと、子供たちは、待ってましたとばかりに一斉に「シェー」と言って反応しました。
普通に言えば、「えーー」ですが、それが流行というもので、赤塚不二夫さんの漫画おそまつくんに出てくる出っ歯のイヤミがするそのしぐさまで加えて、驚きの反応をするのです。
しかし、私はそれを見て、バカだなあと思っていました。
だから、一緒にはやりませんでした。

しかし、あまりにみんなが当たり前のように、繰り返しやるものだから、私もいつのころからか、自分では意識しないで、やるようになりました。

そして、極めつけは、もうみんなが飽きてそれをやらなくなったときも、自分だけ「シェー」と言っていることに気づきます。
それは、「バカだな、まだそんなこと言ってるのかよ」と周りから言われた時でした。

一汽車遅れという言葉がありますが、私はまさにそれでした。

しかし、そのことで流行というのは、そういうものかと知らされます。

私は、流行に遅れることで、みんなとは違うということを自然と示していたことになるのです。そういう意味でも目立ち屋なのかもしれません。

みんなと一緒じゃ嫌だというものをもっていたようです。


ただ現在は、美術に関することだけは、専門家として知っておかないと、質問に答えられないので、ダビンチコードだけは、映画も小説も直ぐに片付け、その関連本も何冊か読みました。

いま、「1Q84」を読みだしたのは、図書館で順番待ちをしていたら、自分の順番が来たからなのです。書店で売り出されたときは、たくさん目にしました。しかし、買っても一度読んだらそれきりだし、何度も読むなら買っておいてもいいけれどど迷って、そうだ図書館で借りればいいやとそのままでした。

まだ、ほんのさわりだけですが、やはり、二つの物語が並行に語られています。
村上春樹さんの本は、そういうパターンなのですか?
ハードボイルド・ワンダーランドを読んで以来、他のものを知らないので、そう思いました。先日読んだ東野圭吾さんのパラレルワールド・ラブストーリーもそのパターンだったので、こういう手法が流行っているのかなと思いました。

村上春樹さんは、どういう人なのでしょうか。
警官の服装やピストルのことまで、詳しく書かれ、女性がトイレでどのように服装や髪や化粧を直し、歯磨き粉を使わずに歯ブラシで歯を磨き、などと、まるで女性でなければ語れないようなことまで、詳細に書いています。
テレビで見ているかのように、その情景が浮かびます。
これも、文字によるリアリティでしょうか。

私が、風景写生をするように、言葉による写生をしているように感じます。
色と形ではなく、言葉という手段で、いかにリアルに描写できるかということを感じます。
これが、村上春樹さんの魅力でしょうか。

この本は発売前から何万部も刷られ、売れることが約束されているかのように、テレビでも宣伝され、発売を心待ちにしている読者がたくさんいることがわかりました。
その期待は、ストーリー展開もあるでしょうが、その描写力がすごいからなのかもしれないと、いま感じています。

こんなこと、世間では周知のことなのでしょうか。

「バカだな、お前、今頃そんなこと言ってるの?」と「シェー」の時と同様に友達の声が聞こえてきそうです。







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顔のデッサン2

2011-11-17 | 通信指導
栃木のTさんが、描き込んでくれました。



かなり、良くなりましたね。
前回と比べてみましょう。



明暗の差が大きくなって、しっかりしてきました。
やはり、描き込んだ方がいいですね。

ここでは、細かい部分のアドバイスをたくさんしました。
もう、ほとんど完成ですが、もう一度、描き込んだものをみせて、ほしいと思います。
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