Hさんが、本のデッサンに入りました。
写真とデッサンを比べてください。
透視図法を知らないと、ほとんどの人がこのように描きます。
それは、上から見下ろしたように描いてしまうのです。
どの高さから見るか、それによって見え方が変わります。
写真を撮った角度と、絵を描いているときに見ている角度が違うためです。
また、写真と同じ位置から描いていても、このように描いてしまいがちです。
解決方法
1、透視図法を知って、それに基づいて描く。
水平な面の上の平行線は、地平線の上で交わるように見える。
本の左端の線、中央の線、右端の線の三本が地平線上で交わるというルールです。
2、写真に縦横、碁盤の目のような線を引き、本の四隅の点がどのマスのどの位置に来るかを見て、点を打ち、
それを直線でつなぐと、この本の形がつかめます。
簡単に言うと、全体的には、本の形は台形です。
真上から見て長方形のものは、この角度から見ると台形になります。
最も基本的なことなので、このような例を示してくれたは、初心者にとっては有難い参考例でした。
これは、本の文字もそのルールに則っていますので、本の輪郭だけではありませんから、気をつけて。
透視図法は、高校生に3年間教えていても、いろいろな場面で出て来るので、3年生になっても言われています。
それだけ、応用範囲が広いものです。ぜひ、しっかり覚えてほしいと思います。