絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

人物画の指導 Fさん

2011-10-17 | 絵画指導
Fさんが、今度は100号で人物画に挑戦しています。
良く頑張るなあと感心します。



まだ、人物のデッサンがやや心配ですが、かなり描き込んで完成度があります。

後ろの植物は現実にはないものを加えたので、それがバランスよく、リズムよく配置されるといいなあと思います。

今のままでは、人物画空中に浮いています。
やや影を付けて、地面に立たせないといけません。

やや右上がりの坂にいるようなので、それもわかるようにしないといけないかなと思ったり、窓枠の遠近が間違っているように感じます。

良い所は、画面全体に密度があること。
手が良く描けました。白いブラウスが良く描けました。
半ズボンの下の空間が良く描けました。




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古事記

2011-10-17 | 読書
古事記を読んでいます。

天照大御神は、女性だとご存知でしたか?
ははは、こんなことを言うと笑われますね。

私は、全く知りませんでした。天皇の先祖だから、その最初の人だろうと思い込んでいて、しかも天照から考えて太陽だから男だと思い込んでいました。

女性だと知ったのは、初めて古事記を読んだときですが、誰も教えてくれませんでした。
もちろん、そういう話題が出たことがなかったのです。それを知ったのは、私にとってはそう遠くない話です。それまで、古事記というものを知らなかったのですね。日本史で出てきただけです。最も古い書物として。

しかし、読んでみると、天照大御神は最初の人ではないのですね。
イザナギの左目から生まれたそうです。右目からは月の神(男)が生まれ、鼻からスサノウが生まれたそうです。

へええ、初めて知りました。
スサノウはみんなからみると困った神で、天照大御神が高天原から追い出します。

でも、ヤマタノオロチを退治するのが、スサノウなんですね。

聞いたことはありましたが、スサノウがとういう人なのかを知ったのは、初めてでした。

ーーーーーー
天照大御神が天の岩屋戸に隠れて、世の中が真っ暗になるという話も聞いたことがありましたが、そういう断片的な話は、テレビなどでどこかで見たり聞いたりしているんですね。


ただ、私は、外で女性が裸踊りのようなことをして、周りの男たちが喜んで騒ぐという策略で、天照大御神を岩屋戸から引き出すということを聞いていました。
しかし、そのときに、素晴らしい神がいるという声に反応して、外を見たら、あまりに美しい女性がいたので、驚いて引き付けられるように外に出たということを知りませんでした。実は、それは鏡に写った自分の姿だったそうです。

何て間抜けなんでしょう。鏡を見たことがなかったのですね。

スサノウも、母に会いたいと言って大人になるまっで泣き続けていたというのですから、おかしな話です。しかも、イザナギの鼻から生まれたなら母はイザナミではないですよね。

ーーーーー
こんなことは、みなさんにとっては、常識なんでしょうか?
クイズ番組などをみると、良く知っているなあと感心することもありますが、逆にそんなことも知らないのかとバカにしたりすることがあります。しかし、それぞれの経験の中で、抜けている知識というものはあるものです。私は、古事記の内容が抜けていました。

天の岩屋戸の話は、私はギリシャ神話のデメテルの話を思い出しました。
娘のペルセポネがハデスにさらわれて、悲しみのあまり、デメテルが隠れてしまうと世の中が冬になって、作物ができなくなってしまったという話です。ちょっと似ています。

西洋と日本では、つながりがないと思われますが、神話は似ているものがありますね。
不思議です。










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