絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

Uさんの県展制作 9

2011-05-11 | 絵画指導


今日は、背景の木を描き始めました。
初め自由にやらせたら、紐のような木を描いてしまいました。
木は、先に行って細くなるということを教えました。
枝別れと共に細くなること、クククッと先に行くので、へなへなと行かないようにと話しました。

蔦のような枯れ草も描き込みました。
やや蜘蛛の巣の糸のような感じなので、少ししっかりさせるために、影を入れたり、所々とげのようなものを足すように指示しました。

背景はもう少し、描かないとダメなので、果たして後三日で仕上がるでしょうか。
下の地面の草もまだです。
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Fさんの県展制作 完成

2011-05-11 | 絵画指導


Fさんが、最後にもう一度見てくださいと言って持ってきました。
私は、途中がとてもよかったので、描けば描くほどダメになるから、
この辺りで、止めるように言いましたが、本人は中途半端な気がして、
描きこんできました。それによって、悪くなってしまいました。

この辺が難しいところです。本人はまだと思っていても、それ以上描いてダメにすることがあるのです。実は、その段階での写真を失敗しました。それでお見せできません。
その後、直してなんとか良くなったのが、この状態です。

何とかなりました。

背景の緑が下まで続いてきて、安定した大地を感じなくなっていたり、左の岩山が平面的に浮いてしまったり、白い花が飛び出していたり、いろいろでした。
一番、まずいと思ったのは、遠くの空間を表す部分が緑の葉で埋め尽くされ、
平面的に塞がっていたことです。それを木の根元辺りの空間に遠景の明るさを感じさせて、奥行きを持たせました。すっと抜ける部分がないと、塞がって息ができない状態でした。

水も、岩が少し見える部分がかっこいいのですが、それを水で被せてしまったので、つまらなくなっていました。そこの暗い岩を復活させて、なんとか魅力を取り戻しました。

やはり、描きこんでダメにしてしまうという例です。

全て解決したので、大丈夫かなと思います。
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美術史クイズ 146 解答と解説

2011-05-11 | 美術史クイズ
美術史クイズ 146

解答

第1問 ビジェ ルブラン
第2問 18世紀後半から19世紀前半
第3問 マリーアントワネット
第4問 イタリア、ロシアなど

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ルブランは、マリーアントワネットに気に入られて、単なる肖像画家という以上の親しさで付き合ったようです。フランス革命勃発の頃、イタリアへ移って、その後ヨーロッパの各地で活躍しますが、イタリアでもロシアでも、そこでの美術関係の組織で厚遇されました。
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