絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

名画の謎

2011-05-01 | 読書
名画の謎という本をご紹介します。



中野京子さんという人が書いた本ですが、とても面白い本です。
ギリシャ神話を題材にした名画を紹介する物ですが、私は面白く読んでいます。
ある程度、ギリシャ神話を知っている人でも、ここまでは知らないということを
とても楽しく書いてくださいました。

先日、テレビを見ていたら、日曜美術館で出演されていました。
マリーアントワネットを描いた絵画についてでした。ダビッドが、マリーアントワネットを描いているんですね。

それと、ついでですが、ダビッドはブーシェの親せきなんですね。ブーシェが伯父さんにあたるとか。
初めてしりました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
表紙の絵は、ピュグマリオンのお話です。
ご存知ですか?
ビーナスが誕生して流れ着いたのがキプロス島ですが、
その島の王がピュグマリオンです。
その王は、彫刻家でした。
そして、自分が作った女性の裸体に恋をします。
なんとかして、その彫刻が本物の命を持った人間にならないかと
思い、ビーナスに頼みます。
この場面は、願いが叶って、彫刻が人間に変身する所です。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の三人

2011-05-01 | 絵画指導
ESさんが、完成して額に入れて来ました。



もう、言う事はありません。賞が取れそうなレベルになりました。

MNさんが、完成までもう少しです。



活きがいい絵になってきましたね。

Nさんが、大手術の後、頑張ってここまで描いて来ました。



ちょっと、気になるのは、左手前の木です。もっと強く描かないと手前に来ません。
特に、上の方が後ろの木に食われています。後ろの木と手前の木をはっきり空間的に前後を表す必要を感じます。

最後は、桜の花を描くのですが、まず、そのまえにほとんど完成することが求められます。
これから、細かい枝を丁寧に描きながら、下準備をしっかりして、その後で、桜の花を描かせようと
思います。それも、少し描いては、離れて見て、必要な枚数を描き込みます。
花が混んでいる部分と、まばらな部分を作って、リズムを考えながら描きます。
よく花びらが丁寧に平均的に、模様みたいに描いてある絵を見ますが、ああなってはいけません。
だから慎重に前後関係を考えながら花を描くのです。

三人が一度に来たので、ご紹介しました。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父の絵 水彩20号  2

2011-05-01 | 父の絵
父がかなり昔描いた絵をご紹介します。



若いころは、このような絵を描いていたようです。
混色の時に、割と白がたくさん入っている絵です。

私の父は、今の埼玉大学の前の埼玉師範学校ですから、美術の免許というわけではなく、
英語や数学も教えていたようですが、途中から美術の先生になりました。

だから、絵を始めたのは、先生になってからです。古川先生にであったことが大きかったでしょう。

ただ、初めて出した絵が、白日会に入選し、二回目の出品で最高賞の白日賞をとってしまったというとんでもない記録を持っています。日本水彩画会でも特選をもらい、随分脚光を浴びたようです。

その頃の絵だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする