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はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

弱者という言葉

2012-05-16 08:32:53 | 日々あれこれ
昨夜TVを見ていると、ケアプロという会社のなんとかさんが出ていて、
「健診弱者にも、健診を受けてもらえるように・・・・(うんぬん)」ということを話してた。

専業主婦、高齢の人など、健康診断を受ける機会が少なく、1年以上健康診断を受けていない人の
ことを、「健診弱者」と、その人が名づけたのだそうだ。

それを見ていて、はぁ??何それ???と、正直、むかついた。
すご~く嫌な気分になり、ケアプロという会社が嫌いになった。

その人が登場するまでは、町の(たしか奈良県)ドラッグストアの一角で、ワンコイン健診を
実施する…という、いいことやってるじゃん(^-^)と思って見ていたのだけれど、
その人の、言い様が、とても不快に感じたからかもしれない。

それで、「弱者」ってなんだろう?と思って調べてみた。
そりゃ、文字の意味自体は、弱い者…だということくらいは、わかっている。

世間一般的には、高齢の人、子供、障がいを持っている人、そして、
男性よりは一般的に力が弱い女性のことをさすのだろうくらいの感覚だったのだけれど。

調べてみると、○○弱者と、名づけられた言葉の多いことに驚いた。

災害弱者、交通弱者、情報弱者、社会的弱者、買い物弱者、恋愛弱者、生活弱者、知的弱者 などなど。

とても、不快だと思った。
そう名付けて、使っている人は、、、どう感じているのだろう?
自分が、弱者に分類されることなど、微塵も想像していないからこそ、平気でそう呼べるのだろうか?
その気持ちを思うと、そんな風には、言えないような気がするのだけれど。

それとも、弱者だと言われても、不快な気持ちになるのは私くらいのもので、
それを、不快に感じない人も、たくさんいるのだろうか?

でも、流行り言葉のように、何にでも、「弱者」をつけるのは…説明を省き、端的に表現
するには楽なのかもしれないけれど、私は、好きじゃない。