はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「変な家」

2024-07-20 14:13:09 | 本・映画・ドラマ
雨穴さんの「変な家」を読みました。


「最も売れた本!」と書かれているし、映画化もされているのに、
私は、この本の存在を知らなかった
貸してくださったのを、ありがたく読ませていただきました(^-^)♪

2024年3月15日より映画公開、大ヒット上映中!
雨穴デビュー作『変な家』ついに文庫化!

知人が購入を検討している都内の中古一軒家。 開放的で明るい内装の、
ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に 「謎の空間」が存在していた。
知り合いの設計士にその間取り図を見せると、
この家は、 そこかしこに 「奇妙な違和感」が存在すると言う。
不可解な間取りの真相とは!?
突如消えた元住人は一体何者!?
YouTubeで話題となった 「変な家」の全ての謎が解き明かされる完全版、ついに文庫化。
本書のキーマン・設計士栗原による文庫版あとがきも収録。


家の間取りが、最初に、ばばーんと載っていたので、しばし眺めて、
ぞわっとしました。
子供部屋なる部屋は、、、監禁用の部屋だと気づいてしまったから。

その後は、推測をベースに物語が展開するのだけれど、
読みやすくて、ほぼ一気読みしてしまった。
でも、、最後まで読んで、
何が本当で、何が嘘なのかわからない感じになると、
ぞわっとする感じが、広がりました。
コメント (2)
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本「君を守ろうとする猫の話」

2024-07-20 10:57:08 | 本・映画・ドラマ
夏川草介さんの「君を守ろうとする猫の話」を読みました。


お前なら、きっと本を取り戻せるはずだ。

幸崎ナナミは十三歳の中学二年生である。
喘息の持病があるため、あちこち遊びに出かけるわけにもいかず
学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を送っている。
その図書館で、最近本がなくなっているらしい。
館内の探索を始めたナナミは、青白く輝いている書棚の前で、翡翠色の目をした猫と出会う。

なぜ本を燃やすんですか?

「一番怖いのは、心を失うことじゃない。
失った時に、誰もそれを教えてくれないこと。
誰かを蹴落としたときに、それはダメだと教えてくれる友達がいないこと。
つまりひとりぼっちだってこと」


読んでいて、既読感があった。
なぜ?って思ったら、シリーズ2作目だそうで、1作目は、
この本の中で、本屋さんの店主さんである林太郎が、子供の頃に、
同じような冒険をする1作目「本を守ろうとする猫の話」と、
雰囲気が似ていたから。

本離れが進んでいるこの頃なので、そうなると、
こんな世の中になってしまうよーという警告をしたい感じの物語なのかな。
守りたいものがあると、人は強くなれるのだ。。なんてことを思った。

夏川草介さんの物語は、やっぱり優しい(^-^)
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本「魔女と過ごした七日間」

2024-06-24 18:02:45 | 本・映画・ドラマ
東野圭吾さんの「魔女と過ごした七日間」を読みました。


その夏、信じられないことばかり起きた。
「ラプラスの魔女」シリーズ!

AIによる監視システムが強化された日本。
指名手配犯捜しのスペシャリストだった元刑事が殺された。
「あたしなりに推理する。その気があるなら、ついてきて」
不思議な女性・円華に導かれ、父を亡くした少年の冒険が始まる。


久しぶりに読んだ、東野圭吾さんの本。
読むのを止められない感じのおもしろさだった。
予想もしなかった犯人で、、そこにたどり着くまで、
止められなかった、、というわけです。

いずれ、映画化されるかも(^-^)と期待しつつ。
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本「道長ものがたり」

2024-06-02 14:23:20 | 本・映画・ドラマ
山本淳子さんの「道長ものがたり」を読みました。


道長は、一家の末っ子だった。
元は最高権力者に就く立場になかった彼に訪れたのは〈幸ひ〉と呼ばれた天運––––。
兄たちを襲った立て続けの死や政治的ライバルの自滅があったからこそ掴んだ頂点の座だった。
だが死者や敗者、つまり他人の不幸を踏み台に極めた栄華ゆえ、
道長はしばしば怨霊に取り憑かれ、病に伏した。
読者は「怨霊」の存在に戸惑うかもしれないが、
著者は「それを非科学的と嗤っては道長の心を覗けない」と釘をさす。
では、はたして道長はどんな思いで生き、そして死んでいったのか。
自身の手による『御堂関白記』や同時代の貴族による『小右記』『権記』など
一級資料のほか、『紫式部日記』『枕草子』など女房たちの実録、
道長の死後に成立した『栄花物語』『大鏡』など歴史物語もひもときながら、
一人の人間の心の〈ものがたり〉を照らしていく。


私にしては珍しく、1か月くらいかけて、ゆっくり読みました。
歴史のこと、ほぼ知識がない私なので、この人はどういう人~?と、
調べたりしながら読み進めていたので、時間がかかってしまったのかも。

大河ドラマで感じる「道長」と、この本の中で感じる「道長」には、
だいぶ差があるのだけれど。。。

でも、いろんなことを知った上で見る方が、「光る君へ」を、
もっと楽しめそうな気がする。
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本「まいまいつぶろ」

2024-05-17 15:30:51 | 本・映画・ドラマ
村木嵐さんの「まいまいつぶろ」を読みました。


9代将軍、徳川家重の生涯を描く物語。
感動の歴史小説。。でした。

暗愚と疎まれた将軍の、比類なき深謀遠慮に迫る。

口がまわらず、誰にも言葉が届かない。
歩いた後には尿を引きずった跡が残るため、まいまいつぶろ(カタツムリ)と呼ばれ蔑まれた君主がいた。
常に側に控えるのは、ただ一人、彼の言葉を解する何の後ろ盾もない小姓・兵庫。
だが、兵庫の口を経て伝わる声は本当に主のものなのか。
将軍の座は優秀な弟が継ぐべきではないか。
疑義を抱く老中らの企みが、二人を襲う。
麻痺を抱え廃嫡を噂されていた若君は、いかにして将軍になったのか。

第九代将軍・徳川家重を描く落涙必至の傑作歴史小説。


人生、どんな人と出会い、どんな人の近くに居るかによって、
人生の豊かさが大きく変わるんだろうな、、なんてことを、読みながら、
とても思いました。

心通じ合っていた、正室の比宮が、若くして亡くなってしまったのが、
とても心痛かった。
この時代を生きた人たちは、理不尽なことがとても多くて、
生きにくい時代だったのかもしれない。それでも、
心通う真の友と呼べる人と出会えたことは、幸せなことだったのではないか。

なんてことが、じんわり胸に沁みました。
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アニメ「響け!ユーフォニアム」

2024-05-07 18:28:25 | 本・映画・ドラマ
この4月から、「響け!ユーフォニアム3」の放送が始まっている。
1つも見たことがなかったので、シーズン1、シーズン2、と、劇場版4つ(かな?)を、
何日かかけて、一気に見ました(^^ゞプライムビデオで。

北宇治高校の吹奏楽部が、コンクールに挑戦する物語。
シーズン1は、主人公:黄前久美子が1年生の京都府大会~関西大会まで
シーズン2は、全国大会
シーズン3は、3年生になってからのお話(現在進行中)
劇場版では、シーズン1、2の総集編のようだったり、ドラマ版では描かれていなかった
部分が描かれていたり。2年生の時の挑戦の物語だったりが描かれていた。



宇治市の高校の物語ということで、町の様子やお祭りなども描かれていて、
住んでいない私だけれど、何度か訪れたことがあるというだけで、
とても親近感が湧いて、楽しめました。

高校時代に、熱く部活を経験したことがない私は、もしも部活を経験していたら、
こんなだったのかなぁ?私は、誰に似た感じのタイプだったんだろう?
なんて想像を膨らませながら、一緒に青春~した感じの気持ちになることができました。

制作が、京都アニメーションだというのも、応援する気持ちが大きくて、
シーズン3の今後の展開を、楽しみに見よう~!と思っています。

昔々、吹奏楽部だった相方氏も、、とても楽しんで観ていたようでした。

シーズン1で、コンクールに出場するために練習していた曲「三日月の舞」は、
たくさん聴いたし、物語の中で苦労して作り上げていたから、
出だしのトランペットのトコを聞いただけでも、じんわり涙が出てしまうほどに、
胸がいっぱいになります(^^ゞ

いい作品だと思います(^-^)
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本「ぎょらん」

2024-05-07 17:45:45 | 本・映画・ドラマ
町田そのこさんの「ぎょらん」を読みました。

人の『死』にまつわるお話。ちょっと重たかった。

人が死ぬ際に残す珠「ぎょらん」。
それを嚙み潰せば、死者の最期の願いがわかるのだという。
地方都市の葬儀会社へ勤める元引きこもり青年・朱鷺は、
ある理由から都市伝説 めいたこの珠の真相を調べ続けていた。
「ぎょらん」をきっかけに交わり始める様々な生。
死者への後悔を抱えた彼らに珠は何を告げるのか。
傷ついた魂の再生を圧倒的筆力で描く7編の連作集。


亡くなる人の思い。
亡くなる人をとりまく人の思い。その人たちが、亡くなった人の思いは
こうであったに違いないと思い描く気持ち。
いろんなものが交錯して、読んでいて、重たかった。
短編たちを、一気に読んだのではなく、細切れにして読んでしまったので、
連作だけれど、人間関係が、いまいち頭の中で繋がらなくて、
え?さっきの登場人物と同じひと??と、イメージが違いすぎていて、
驚いたりしながら読みました。

一番心に入ってきて、自然と涙が出たのは、「糸を渡す」。だったか。

『後悔のない死はない。だからこそ、あたたかな涙が止まらない』と
帯に書かれていたようですが、私にはそんな風には思えなく、
私ってば、、冷たいのかな?なんて思ってしまった。

亡くなった人の気持ちは、ホントのところ誰にもわからない。
だからこそ、生きている間に、思いを伝える努力をしなければ!と、
とても強く思いました。
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アニメ「スパイ×ファミリー」

2024-05-01 13:08:44 | 本・映画・ドラマ
先日、沖縄への飛行機内で、ちらっと見たアニメ「スパイ×ファミリー」の
1話と2話の途中まで、、が、とてもおもしろかったので、
帰ってきてから、プライムビデオで、シーズン1,シーズン2の全てを、
何日かにわけて、一気に見てしまいました(^^ゞ

こんな感じの絵(スパイファミリーのHPよりお借りしました)

登場人物、みんな、とても個性的で、おもしろい。
お笑いの番組を見ても、全く笑うことがない私が、このアニメ見ている時は、
とても笑ってた(笑)

スパイの男性ボンドは、コードネーム:黄昏
新たなミッションで、子供を持つ必要ができ、施設に行って、
アーニャという超能力(人の心が読める)少女と出会う。
アーニャは、その能力のせいで、何度も、施設に戻ってきた経験があったので、
能力を持っていることは、秘密にしている。
そのミッションで、母親も必要となり、妻を探す。
これまた、公務員でありながら、殺し屋としての裏の顔を持つヨルさん。

ヨルさんの弟は、秘密警察。
みんな、自分のプロとするところでは、とても優秀なのだけれど、
それ以外のところでは、抜けまくり、、、というのが、おもしろくて、
笑えるポイントなのかも。

劇場版も、、そのうち観れるといいなぁ(^-^)と楽しみにしている。

私は、なぜか、アニメ好き。
どんなのでも好きというわけではないけれど。
相方氏も好きなようなので、、よかった^^

映画は、よくも悪くも、俳優さんの好き嫌いによって、
イメージが変わってしまうけれど、アニメは、それがないのが
いいな~と思う。
小説と同じで、自分のイメージを勝手に膨らませて見ることができるから。

全部見ちゃって、ちょっぴり寂しいので、
新たに、「響け!ユーフォニアム」を見始めました(^^ゞ

余談ですが、先日、発表会のチラシを持って帰ってきて相方氏に見せたら、
ふふふって笑ってるから、「な、なに??」と聞いたら、
「黄昏・・って~」と(苦笑)
課題曲のタイトルに、「黄昏」ってついてるのがおもしろかったみたい(^^ゞ
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本「Good old boys」

2024-03-29 01:09:14 | 本・映画・ドラマ
本多孝好さんの「Good old boys」を読みました。


本多さんの本は、だいぶ昔に読んだことがあるけれど、
とても久しぶりに読んだ感じでした。
そうそう!こんな感じのピュアな物語を書かれる方だった!と思い出しました。

市内屈指の弱さを誇る少年サッカーチーム「牧原スワンズ」。
中でも四年生のチームは突出して弱く、公式戦では一勝はおろか、まだ一点も取れていない。
穏やかな監督のもとで、勝てなくても子どもたちは楽しそうにボールを蹴っているが、
一方、チームの活動を手伝う父親たちは、それぞれに悩みを抱えていた。
ふとしたことがきっかけで、妻とすれ違い続ける夫。
子どもができたために、サッカー選手になる夢を諦めた男。
優秀だった息子が、ある日とつぜん引きこもってしまった父親。
皆いろいろなものを背負い、迷い悩みながらも、子どもたちのために今日もグラウンドに足を運ぶのだった。
やがてチームは、今年最後の公式戦となる市大会に挑むが……。
八組の家族の心のふれあいと成長を描く、胸打つ連作小説集。


心温まる物語たち。
中でも、印象深かったのは、引きこもってしまった長男(次男はサッカーチームの
メンバー)に、どう接していいかわからない父親だったけれど、
次男のサッカーボールを、夜中の校庭で、長男と蹴りあうようになれたところで、
じーんときてしまった。

人生いろいろ。悩みもいろいろ。
それでも、思い悩みながら、心のふれあいを感じながら、人は成長しながら生きていくのだ。。
なぁんてことを、しみじみ思ったりしました。
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本「八月の御所グラウンド」

2024-03-15 10:06:01 | 本・映画・ドラマ
万城目学さんの「八月の御所グラウンド」を読みました。
直木賞受賞作…ということで、内容を知らずに読み始めたのだけれど・・・


死んだはずの名投手とのプレーボール
戦争に断ち切られた青春
京都が生んだ、やさしい奇跡

女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。
謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。

京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは--

今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない
青春の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る感動作2篇


ゆるい感じの青春物語なんだな…な雰囲気で読んでいたのですが、
途中から、何か違うぞ・・と思い始めてからは、読み終わるまでが早かった。

昔、入学して野球をしたい!と思っていた学生が、入学して数か月で
戦争に行くこととなり、その後、、、戦死(涙)
野球をしたい、、の思いが残っていたのか、御所グラウンドに現れて、
一緒に野球をすることになる。

物語はゆるい感じで展開するので、読みやすいのだけれど、
心の中にじんわりと、野球したかったんだろうな。。とか、
野球できてよかったねとか、召集令状の理不尽さみたいなものとか、
いろんな思いが胸に広がりました。

万城目さん、久しぶりに読んだのだけれど、やっぱりいいな。
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