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はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「捨てられた僕と母猫と奇跡」

2025-04-24 11:43:49 | 本・映画・ドラマ
船ケ山哲さんの「捨てられた僕と母猫と奇跡」を読みました。


家族も、健康な心もすべて失ったどん底の僕。
そんな人生を変えてくれたのは、一匹の保護猫だった……。

うつ病を患った僕は、保護猫施設で母猫テコと出会う。
テコは人間の子供にいじめられた上、子猫たちとも引き離され、心に深い傷を負っていた。
そんなテコを守っていこうと決意した僕。
テコを引き取った僕は、テコと日々少しずつ心通わせていく中で
自身の心の調子を徐々に取り戻していく。
仕事に復帰し、結婚して子供を授かった僕は、一念発起し起業することに。
僕の人生が目まぐるしく好転していった裏側には、いつもテコがいて
お互いが心の支えとなっていた。
しかし、別れの日はすぐそこまで迫っていたのだった―。


実話なんですね。。(と、知らずに読みましたが)
というところは、しみじみっと感じ、思うところがありましたが、
私は、涙は出ませんでした。冷たい人間なのかな?と思ってしまった(汗)
どん底まで気持ちが落ちた時、守るべき存在が、傍に居てくれるというのは、
人をこんなにも強くするものなのかと、思いました。

作者さんは、今は、あれこれご活躍されている方のようで、よかったなと、
思いました。
これからのご活躍を応援しています。

本「クスノキの女神」

2025-04-05 16:35:18 | 本・映画・ドラマ
東野圭吾さんの「クスノキの女神」を読みました。


神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、
玲斗だけが知る重大な秘密があった。
一方、認知症カフェで玲斗が出会った記憶障害のある少年・元哉は、
佑紀奈の詩集を見てインスピレーションを感じる。
玲斗が二人を出会わせたところ瞬く間に意気投合し、思いがけないプランが立ち上がる。
不思議な力を持つクスノキと、その番人の元を訪れる人々が織りなす物語。
待望のシリーズ第二弾!


心温まる、いい物語でした。
ほぼ一気読み。

昨日までのことを憂えたりせず、
明日からのことを不安に思ったりせず、
今日を生きていることを感謝し、楽しみ、生きていれば、
それで幸せなのです。

ってことが、優しくしみこんでいきました。

よかった。。。第3弾も期待したいところだけれど、
千舟さんが、クスノキのところからいなくなってしまったから、
第3弾は、難しいのかしら。。

本「成瀬は信じた道をいく」

2025-03-12 23:56:43 | 本・映画・ドラマ
宮島未奈さんの「成瀬は信じた道をいく」を読みました。


成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。
「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、
近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。
個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、
幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 
読み応え、ますますパワーアップの全5篇!


成瀬は、自分の信念をつらぬく、まっすぐな女の子。
飾り気はなく、無駄なことはしない。でも、とても心は温かい。
魅力的なひと。
私もそんなひとになりたい。と思った。
もしくは、
友だちになりたい!と思った。

そんな心温まる物語たちでした。

前作は、高校生だったか?(中学生の頃も含まれてたか?)
今作は、大学生になっていたので、今後の成瀬も、、、楽しみに待ちたいと
思います。

本「絶対!うまくなるバイオリン100のコツ」

2025-03-10 23:41:48 | 本・映画・ドラマ
篠崎史紀さんの「絶対!うまくなるバイオリン100のコツ」を読みました。
お借りした本で、明日お返ししないとー!なので、走り読みも甚だしい感じに
なってしまいましたが、絶対!覚えてきたいところに、ぺたぺた
ポストイット貼りながら読みましたので、、、覚えておくためにも、
書いておきたいと思います。


私は、バイオリンは弾けません^^;
弾いているのは、マンドリンです。
ですので、気持ちは、
「絶対!うまくなるマンドリン100のコツ」の気持ちで読みました。

心に残った言葉を書き留めておこうと思います。(以下引用)

・「基礎が大事」
 基礎練習の部分だけは、どんな逃げ口もありません。うまくなりたいと思う人は
 基礎練習をしっかりやってください。

・ポジション移動は、左手全体で1の指を基準にして移動する。
……これは、いつも先生に言われていることそのまんまなのだけれど^^;
 1の指だけで音階を弾く、、、って楽譜が載ってたから、ひとまず練習してみようと
 思っています。

・桃太郎の朗読から、演奏の呼吸のコツが発見できる

・演奏中は、「ファンの耳」「聴衆の耳」「批評家の耳」をもち、
 バランスよく働かせる

・メロディを歌えるようになるには、
 自分の殻を破って、歌いたいという気持ちを素直に表現する

・緊張を「集中力」と考えよう。
 「あがっている状態」は練習不足の証

・本番で力を発揮するには、毎日の基本練習と、体調管理

・スコア(楽譜)を推理小説のように読もう

絶対うまくなる!と信じて、練習がんばろう(^-^)♪

本「京都ものがたりの道」

2025-02-15 11:17:56 | 本・映画・ドラマ
彬子女王さんの「京都ものがたりの道」を読みました。

昨年、「赤と青のガウン」という、オックスフォード留学記?を読んで、
彬子さまのお人柄にすっかり魅了されてしまった私は、この本も、
とても楽しみに読みました。

バッグに入れて、京都の町を歩きたくなる本でした。
今回、図書館でお借りしたのですが、手元に置いて何度も読みたくなる本でしたので、
購入しようと思います(^^)

京都に住んでみたくなる本でした!

オックスフォードから京都へ。 街から街へのものがたりは続く。
いま話題のプリンセスが誘うひと味違う究極の京都ガイド。
―――――――――――――――――――――――――
私が京都で暮らす中で、 
感じ、経験した京都の街の魅力を、 
ありのままに書き綴ったものである。 
―――――――――――――――――――――――――
「京都」という街は、「道」から成る。 
京都に暮らし、日本美術研究者として活動する三笠宮家の彬子さまが、
寺町通、四条通、河原町通など、
歴史を刻む道と街並みの醍醐味を親しみやすい筆致で綴る。 
通りの名にまつわる逸話から、神社仏閣の歴史、
地元の人たちの季節折々の暮らしまで、知られざる京都の魅力が詰まった必携の一冊! 
京のまち歩きに役立つ「ちょっと寄り道」や地図を掲載。 

持ち歩きに便利な新書サイズで、新装版刊行!
 

私が、あまりに大絶賛するものだから、日頃本を読まない相方氏も、
読んで、「いいね!絶賛してるのがわかる気がする」と言っておりました。

本「藤井聡太ものがたり」

2025-01-11 18:21:31 | 本・映画・ドラマ
絵本「藤井聡太ものがたり ぼくは将棋で世界をえがく」を読みました。


子供向けの絵本でしたが、少し前にテレビで紹介されていて、
読んでみたかったので、読みました。

将棋棋士・藤井聡太さんの歩みを、
絵本を通じて子どもたちへと届けます。
幼少期に将棋というひとつの道へと
踏み出していくきっかけから、
棋士となり、29連勝、最年少タイトル獲得、
史上初の八冠達成など……。数々の達成する中での思いや、
それぞれの瞬間のきらめきを、
藤井聡太さんのお話を元に、色彩豊かな絵とともにお伝えします。
さらに、インタビューや、ヒストリーを紹介する読み物ページなど、
もりだくさんの内容です。


以前から、藤井聡太さんのご活躍は、
「好きこそものの上手なれ」の極みのような感じだなぁと、
まぶしい気持ちで見ていたのですが、、、
私も、年齢は違えど、藤井聡太さんのような心のありようで、
日々を過ごせれば、毎日はとてもキラキラとして楽しいものになるに違いない!
なんて気持ちになりました。
今年は、ちょっと、、、藤井さん関連の本を読んで、藤井さんに学ぼう~と
思います。

本「その時鐘は鳴り響く」

2025-01-03 16:29:38 | 本・映画・ドラマ
宇佐美まことさんの「その時鐘は鳴り響く」を読みました。

ミステリーだということは知っていたのですが、マンドリンクラブの話が
出てくるということで、そういう意味でも楽しみにしていた本でした。

東京・赤羽の路上で資産家が殺害された。
赤羽署初の女性刑事・黒光亜樹は、本庁から来た癖の強い先輩刑事とコンビを組まされ、
彼と対立しながらも懸命に捜査を続けるが、なかなか容疑者は浮かんでこない。
同じ頃、松山大学マンドリンクラブのOG・国見冴子は、
仲間二人と母校の取り壊し予定の部室棟を訪れていた。
すると部室の黒板に、三十年前に失踪したクラブのメンバー・高木圭一郎が
最近書き残したと思しき「その時鐘は鳴り響く」を見つけて驚く。
それは四年生の夏合宿で事故死した篠塚瞳を含め、
五人の間で頻繁に言い交わしていた言葉だった。
瞳の死後に失踪した高木は、なぜ今になって部室を訪れ、この言葉を残したのか? 
冴子たちは当時の事故について調べ始めるが……。


東京での殺人事件と、
愛媛松山での、30年前の事故死(事件?)と、
どんな風に交わっていくのか?ずっと気になりながら読み進めました。

とてもおもしろく読めました。
でも、、ちょっと切なかった。

ミステリーなので、多くは書けませんけれども~(^^ゞ

参考文献の筆頭に、吉田剛士さんの「まるごとマンドリンの本」が!


絵本「野球しようぜ!大谷翔平ものがたり」

2024-11-18 23:58:49 | 本・映画・ドラマ
絵本「野球しようぜ!大谷翔平ものがたり」を読みました。


メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手の幼少期から現在に至るまでの軌跡をたどった絵本
2024年MLB開幕・ドジャース大谷始動に合わせて発売!


大谷選手に、パワーいっぱいもらえるかなぁと、期待して読みました(^^ゞ
終わりの方に、インタビューのページがあったり、手形が載っているページがあり、
手形に、手を重ねてみました(苦笑)

おっきな手~と、驚いたりしつつ。。

インタビューの中で、
「野球をしていて、楽しいこと、大変なことは何ですか?」との問いに、
『できなかったことが、できるようになること。
 大変なことは、ありません』

というのがあって、、今の私の心に、響きました。
できなかったことができるようになることは、楽しいこと!!と。。
この言葉をかみしめて、、日々がんばろう~!と思いました。

本「菜食主義者」

2024-11-18 12:26:27 | 本・映画・ドラマ
ハン・ガンさんの「菜食主義者」を読みました。


今年、ノーベル文学賞を受賞されたハン・ガンさん。
私は、読んだことがなかったので、どんな物語を書かれる方なんだろう?と
読んでみたくなったのでした^^

ごく平凡な女だったはずの妻・ヨンヘが、ある日突然、肉食を拒否し、
日に日にやせ細っていく姿を見つめる夫(「菜食主義者」)、
妻の妹・ヨンヘを芸術的・性的対象として狂おしいほど求め、
あるイメージの虜となってゆく姉の夫(「蒙古斑」)、
変わり果てた妹、家を去った夫、幼い息子……脆くも崩れ始めた日常の中で、
もがきながら進もうとする姉・インへ(「木の花火」)―

3人の目を通して語られる連作小説集


ある日突然、菜食主義者になったかのようなヨンヘでしたが、
そのうち、水以外の一切の食べ物を拒絶し、自分は植物である、
植物にかえろうと、、するようになる。
精神を病んだとして病院に収容され、強制的に食べ物をとらされるようになる。。。

重い感じの不思議な物語でしたが、
人それぞれ、自分のものさしがあり、こうありたいと思う自分が居るのだけれど、
それを、周りに居る人が、阻止しようとしたり、曲げようとしたりで、
自分の思うようには生きられない。
みたいなことが、根底にあるるのかな、、、というのを感じました。

最近書かれたものも、読んでみたいなと思いました。

本「あなたが誰かを殺した」

2024-11-14 00:26:33 | 本・映画・ドラマ
東野圭吾さんの「あなたが誰かを殺した」を読みました。


閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。
愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。
残された人々は真相を知るため「検証会」に集う。
そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。
――私たちを待ち受けていたのは、想像もしない運命だった。


本読んだのいつぶり?と思ったら、前にブログに感想を書いてたのが
8月だったので、実に3か月ぶりの読書???と驚きました。
いや、、、厳密には、いくつか読んでいたのだけれど、どれも読み終えられなかった。。
というのが正しいのかも。
本に興味がもてなくなったのかしら?読む心の余裕がなくなってしまったのかしら?
なんて思ってたけど、
とてもおもしろかった。
久しぶりに読んだ感じがする、純粋なミステリー。

犯人は最後までわからなくて、、、ずっと面白く読み進めました。
大好きな加賀恭一郎シリーズだったのも、よかったのかも(^-^)

ただ、、、犯人の気持ちには、、ちょっと寄り添えない感がありました。
それで、、殺人する???みたいな。