雨をかわす踊り

雨をかわして踊るなんて無理。でも言葉でなら描けます。矛盾や衝突を解消するイメージ・・・そんな「発見」がテーマです。

ホリエモン

2007-03-16 22:17:14 | 時事
堀江被告実刑、判決理由の要旨(朝日新聞) - goo ニュース

理系と文系を比べると、どんなに大発見をしても文系での場合大した銭にならないどころか、無視されれば終わりだから、文系は所詮食べていくには・・・と思っていた。が、同じ嘘でも、数字は、1は2には絶対なれないから罪になるんだね。

「好評発売中」や「これで絶対英語はモノにできる」といったフレーズは、誰かが「そんな気がする」とか「そんな話を聞いた」、ひどくなれば「オレは絶対そう思う」といえばそれで通るんじゃないだろうか。

主観と客観の差ということなんだろうけど、もともと株の売買だってある会社の業績がどうなるかという話だから、とても客観的な内容とは思えない(客観的なら経済評論家の予想はもっとあたるはずだ)。

というより、投資と賭け事は大差ないと思ってる僕にとっては、投資家が「怒り心頭」とTVで喋ってるのを見ると腹立たしくなってくる。

僕の記憶が正しければ(全然確認するつもりなし)、株式の売買は、リスクを分配するための手段として始まった。大航海時代のあと、海外との船での貿易は大きなビジネスチャンスだったが、海賊や災難といったいくつかのリスク要素があったからだ。

しかし先ごろのそれは単なる賭け事だ。賭け事に公正がないとはいわないが、「投資家」と「家」がついた名称しょってるならそのぐらいの粉飾見抜くぐらいの研究はしてほしいものだ(もうかるときには何もしないくせにただ金が入るんだから)。

別にホリエモンの弁護をするつもりはないが、メディアのホリエモン批判をみていると、なんだか一言いいたくなってくる。

それから以下の記事は何だ?

【視点】ライブドア事件 堀江被告に実刑 投資家“踏み台”に厳罰(産経新聞) - goo ニュース

同じ粉飾でも、LDは、業績が悪化する会社がするのとは違って明かに投資家をだます意図があって、とあるが、自分の生命線がかかった場合の虚偽は許されるのか。両方とも同じ虚偽だから、ホリエモンが異常なワルモノにされるいわれはない。

また売る値段と原価(必要経費)の差が大きい商品には、それなりに「騙す意図」があるとはいえないのか。その虚構部分を粉飾といわないのは、その粉飾(虚構)に金を払おうというという物好きな方がいるためだが、商売関係を健全にするには、売り手の良心だけでなく、買い手も賢くなる努力は必要だと思う(その点、先日の京都旅行はよかった)。

とにかく何がいいたいのかというと、非難するならしっかり非難しろ、できないならするな、といいたい。

追伸1:Song For Megumi in NHK

追伸2:Gallup 世論調査によると、アメリカでホテルの13階に泊まることを気にするアメリカ人は、13%しかいない、とのことだった。13が不吉な数字になったのは、悪魔のための数字とか、12が調和していてそれの次だからとか、Juda が13人目だった、とか、いろいろあるそうだが、こうした迷信で真剣に悩んでいる方がいるのがなんだか不思議な気がした。ちなみに「13日の金曜日」が騒がれ始めたのは、20世紀初頭らしいが、これもキリストが磔にされたのが金曜で、ユダの13とくっついたとか、いろいろあるらしいが、定かでない。いずれにしろ1日が日曜で始まれば、「13日の金曜日」はやってくる(今年は4月と7月、来年は6月、再来年は2、3、11月)。

追伸3:先日Disc Union に行ったら、ヨアヒム・キューンの『ボールド・ミュージック』というアルバムをみつけた。1969年の作品で、名前の通り、大胆にいろんなことを試している感じだった。今年のこれまでのCDでよかったのは、上原ひろみ。