雨をかわす踊り

雨をかわして踊るなんて無理。でも言葉でなら描けます。矛盾や衝突を解消するイメージ・・・そんな「発見」がテーマです。

堕天使

2014-07-09 07:17:39 | 宗教
ここ数年来自分が何をしたいのか迷っていた。

ブログネタの時事問題や歴史、音楽にしても、文学にいたるまで、最終目的ではなく、最終目的に至る objectives (最終目的ではなく当面の目的)でしかない、と感じるようになった。

それでいて、何か大きな目標があって、そこに進んでいる自覚もまたあった。

それがここ一ヶ月程でみえてきた。自分の力量に関係なく、実現可能かどうか思慮することさえなしに。

数回前にポストしたが、ジョイスのいう新しい神(秩序)の創出だ。

この発見で自分のなかにある事柄の関係性に新たな光がさして、学生時代、文学を志す僕に、今となっては親友が「あなたがやりたいのは文学ではなく宗教じゃないか」と言ったのも思い出す。

そして今ぶつかっている問題というかステージの説明がつく。

今の僕は「変わりもの」だ。

個性ではなく世の中と折り合いをつけにくいレベルに至っている。

もはや観念のレベルではないからだ。

放射線感知はじめ僕の雑文が「イッチャッテル」印象を与えていることはずっと感じてきた。

だから孤独感のなかにいた。

そうしたらまた文学が手を差し伸べてきた。

天使の話だ。

天使なんてファンタジーでもなければまさしくイッチャッテル題材だと敬遠してきたが、こんな作品があったとは知らなかった。

要は、現実世界に天使が来たら「変わりもの」にしかみえない、ということだ。

ある日翼のあるみすぼらしい老人が落ちてくる。

別に友好的でも神々しくもない。つまり天使にはみえない。交通事故にあったカラスのような天使だ。

実際先日交通事故にあったカラスをみた。

車と人の往来に恐怖しているが、身体中骨折して飛び立つことが出来ず、その表情をみなくても心中察するに余りあった。大体翼のあるものは地上から離脱する権利と引き換えに翼を得ているのだから、鳥が地上から離脱出来なければ死しかない。

死に様を多くの人間に哀れみと好奇心の目でみられながら死を待っているわけだ。

その翼のある老人も同じで、見世物にされる。天使としての扱いはこれっぽっちもない。

しかしやがて体力が回復し、飛び去ってゆく。二度と帰って来ない。

人間は、天使を受け容れるどころか、認識さえしないし、話もしない。

この物語で、僕は勇気付られた。

正確には、孤独感が払拭された。

世の中には、天才として生きて行きたい人間がいて、芽を出そうと、努力しているのは僕だけではないことがわかったからだ。「方外」と言ってもいい。

成功者が、ブレイクによればイエスやアインシュタインになるのだろう。

堕天使として、翼をもがれたカラスとして生きていく人間に連なることが出来たように思った。

7月の放射線感知情報

2014-07-05 15:10:36 | 震災
21日: 午後から「中の下」。夜には「弱」。

18日: 夜「弱の中」に上昇。一昨日だったか、新聞で、福島で漏れていた話を聞いた。当感知情報の9、12日の値がそれにあたるのかな?

12日: 14時前から「中の中」(14:15)

9日: 昼から中の下(12:31)

5日: お昼前後から弱の上から中の中くらい。今月は「中」にはなかなか上がらなかったのに。