雨をかわす踊り

雨をかわして踊るなんて無理。でも言葉でなら描けます。矛盾や衝突を解消するイメージ・・・そんな「発見」がテーマです。

report 130

2013-07-25 21:57:23 | 震災
福島第一6号機、冷却2時間停止…ポンプ停止で(読売新聞) - goo ニュース

ここのところ書きたいことがたくさんあったのに時間がなくて、消化不良のような感じ。

といって多種のベクトルがいろいろな方向に向いているわけでもない。

攻撃の的はひとつ。

敗北しない言い抜けばかりに嫌気がさしている。

といってその説明の時間がないならやはり感知のことを書くしかない。

昨日同様夜になると中の中くらいに上昇している。

かなり強い。

気の持ちよう29

2013-07-15 06:18:11 | 将棋・スポーツ
娘がおたふく風邪になった。

40度近い高熱も確認された。

気功師としてより、父親として何かしなければならない。

と思ったが、それ以前に僕が風邪を引いていた(治りかけではあったが)。

しかし医者に難聴と脳障害の可能性があると言われ、更には娘の苦しそうな顔を見たくないこともあって、吸ってしまうことにした。

吸引してもなかなか尽きない感じだったが、やがて額から一本角のように排出用のルートが見えた。

グングン吸ってやがて量が減って来たのでやめ、今度は自分のベットで自分から抜かなければならない。

が、そのまま眠ってしまった。

邪気とはいっても他人ではなく娘のものだから、違和感もあまりなかったからだろう。

しかしこれがいけなかった。

翌朝(日曜日)目を覚ますとここ何年も経験していない不調に気づいた。

階下に降りると、妻が僕をみるなり顔を引きつらせた。

鏡の前で僕も驚いた。

試合後の幕の内一歩のように右目上が腫れ目を圧していた。

右目の眼の色も変わっていた。黄疸だ。

しかしその代償の見返りはひとつで十分なのに、幸運にも2つもあった。

ひとつは娘の体温が平熱になりいつものように快活になったこと。

2つめは、息子が僕の顔にボクシングのリアリティを感じて、鏡のある洗面所から居間に戻ると、いきなりファイティングポーズのまま打ち込んで来た。



ボディ、ボディ、とかいいながら(僕が教えた言葉だが)。

乳香

2013-07-07 21:06:56 | 料理
先日知人から岩茶の石乳を頂いた。

中国茶自体にはもちろんあるが、岩茶にも乳香があるのかと驚いた。

のも束の間、今日は肉の乳香を味わった。



これは、子羊ではなく、乳飲み子で、まだ野菜を食べたことがない羊だった。

そのため羊臭さはおろかあらゆる臭みがなかった。

それどころか羊の乳のニオイが漂っていた。

不思議なことに、赤ん坊にかぶりつく自分の野蛮さは感じなかった。

むしろ生を営む以前の無垢さが、そうした感傷さえ人為的な虚構であるかのように感じさせた。

原罪に引き裂かれるのではなく、両者を昇華させる力があった。

もちろんそこにはシェフの力量も貢献していたろう。

無垢な肉の愛おしさまでが素朴に残されていた。

ただ技巧を最も感じたのは、甘鯛のフライだった。



日本料理でも問題になるウロコの高さ分のオリーブオイルでさっと揚げ、身は火を通さずにオーブンで身の形と生のプリプリ感は残すという炎の名人芸だ。

なんというか人生に真摯になれる料理でした。

ご馳走様でした。