雨をかわす踊り

雨をかわして踊るなんて無理。でも言葉でなら描けます。矛盾や衝突を解消するイメージ・・・そんな「発見」がテーマです。

report 118

2013-04-28 00:03:58 | 震災
原発被災者「集団移住を」=相馬藩主子孫「国替え」呼び掛け(時事通信) - goo ニュース

再興より逃げる方が確かに賢明だが、感知者から言わせれば広島も安全とはいえない。

日本はスッポリはおおわれているのだから。

現実的にはもっと先のことを考えて行動する必要がある。

かといって国という体裁があるから、以前も書いたように国策としてはこれ以上の進展は望めない。

だから、低放射線に覆われた日本に暮らしていくにはどうしたらいいか、感知者の立場からアドバイスを書いたわけだが、なかなか出版社がウンといわない。

理由は教えてもらえなかったが、結局のところSさんの言葉を借りれば放射線感知は超能力のようなもので、逆に言えば胡散臭いからだろう。

だから僕もその力を立証しようとし、自分の力不足が歯がゆいわけだが、自分の未熟さは置いておいて、とにかく腹が立ってしまう。

みんなの不勉強ぶりをだ。

なぜもっとチェルノブイリで起こったことを勉強しないのか。

事故後周辺に暮らしてきたひとたちの声に耳を傾けようとしないのか。

僕が「感知」と呼んでいるものは、事故後周辺の地域に暮らすひとの共有経験に過ぎないことがわかるだろう。

僕の感知が超能力視されるのは、彼らの生の声に耳を傾けるのではなく、科学者の意見を聞いてこの事件を済ませているからだ。

大体収束なんてちゃんちゃらおかしいのは、Russia Beyond the Headlinesに載っていた2011年現在のチェルノブイリの状況をみても明らかだろう。

reactorのなかにある汚染物質をきちんとしたconfinementで管理する予定なのは、2015年の10月からだ。

実に事故から約30年経っていることになる。

これは彼らが怠慢なのではなく実際にそれほどの時間がかかるのだ。今の福島も汚染水が放っておかれているが、あれも怠慢ではなく、原子力発電所の事故とはそういうものなのだ。

しかももちろんその新しいconfinementが有効なのも100年ほどで、その後はどうなるかわからない。

予算も9億8千万ユーロと桁違いの額がかかると、責任者は予想している。

結局僕の当面の相手は現代の科学で、ずっと書いてきたように科学的に勉強はしてきたが、全然芽が出ていない。

そのimpasse (これもSさんの好きな言葉)に本当にイライラする。

そんなストレスのはけ口というわけじゃないが、今日は、大学で原子力を学ぶ学生と話をした。

化学者もなんというか自分たちの専門知識から出ようとしない。

以前も紹介したアメリカ、中国で教鞭をとっていた方もそうだったが、例えばNaClはどこまでいってもNaCl扱いで、放射線も宇宙線も自然放射線も同一視している。

男はみな同じことを考えていると決めつけるBinary Thinkingそのものだ。

その学生も、みんな放射線に騒ぎすぎで、あれ以上のものにそれ以前からさらされてきたんですから、という。

もちろん彼に何かをいっても始まらない。彼は教えられたことをそのまましゃべっているだけなのだから。

むしろ彼には好感を持っている、素直で、やる気があって、顔のりりしさなどは昔の僕をみているようだ。

で、彼は、どこからともなく聞いてきた気功について質問してきた。

むろん彼は信じてはいなかったが、彼が信頼を寄せる人物が僕の気功力を知っていて、訪ねてきたわけだ。

しかし彼の眼には、面白いとは思うがそんなことはありえない、と書いてあった。

そこでみせてさしあげることにした。

オーラをみせてやると彼は何かの間違いだとうろたえはじめた。錯覚ですよね、そうですよね、と叫んだ。

科学者というのは自分の目でみたことを疑うように信じさせられたひとという定義はそんなに悪くないと思うのだが、調子に乗って、人差し指から、ニューっとのばしてやった。

彼は、「ああ~、延びましたね。延びました」とだんだん声のトーンを落として最終的にはささやきながら顔面を蒼白にしながら目を伏せていった。

あたかもありえないもの(例えば男性のシンボルが2本あるような)をみてしまったあとのような顔をしていた。

悪いことをしたかなとも思ったが、その驚きぶりにスッキリした。

Report 117

2013-04-25 07:55:49 | 震災
TERRAで試したところ僕の感知はガンマ線もベータ線もあまり区別しないらしい。

基本的に放射線による身体の損壊を感知するだけだからかもしれない。

放射線測定器によると、汚染はベータ線よりガンマ線が主ではあるが、たまに自分の感知値に比して放射線測定器の測定値が低いときにベータ線測定に切り替えると、普段0なのに0・02や4に上昇していた。

積算しているということだ。

それからTERRAは僕の除染を証明するには不向きかもしれない。

そもそも測定の仕方がちがう。

測定器は、放射線量を五分間かけて平均化するが、僕は通り雨を感じるようにその瞬間、瞬間で、身体に降りかかる放射線に破壊される細胞たちの悲鳴を聞いている。

矢ケ崎さんによると、年間の許容量1ミリシーベルトは一秒間に全身の細胞に一万発の放射線を喰らうレベルだそうだが、二秒で二万、一分で六十万発浴びているといった感じに近いのだ。

もちろんそのメカニズムはわかっていないが、自身の除染システムとの違いも勘案されなければならない。

次々と現れる疑問。。。どうしたものか。


合点

2013-04-19 22:20:36 | アメリカ
オリバー・ストーンの「もうひとつのアメリカ史」第2、3回をみた。

テーマは、Roosevelt大統領の後任が、Henry A. Wallaceではなく、Harry Truemanになった成り行きと、そのTruemanが決断した原爆投下の是非。

はからずも2つ続けてみたのは正しかった。

日本もそうだったといえばそうだが、本来組織を後ろ盾にしか生きられない人間が指導者になったとき、その組織は暴走する。

Henry A. Wallaceの演説は歴史上名高いから繰り返す必要もないし、原爆投下が日本の降伏を早めたり犠牲者を少なくしたなんてことも繰り返す必要はないだろう。

ただ原爆投下や旧ソ連の悪辣さ(したたかさ?)を日本以外の国で示されるのは心地よかった。

反面、英米露の主導権争いに振り回された日本をみるのは腹が立って仕方がなかった。

だからといって日本自身があの戦争を本当に教訓にしているとも思えないが。。。

ところで昨日は、平山郁夫の特集の2回シリーズをみていた。

ずっと以前に書いたように、僕は平山の「仏教伝来」や「涅槃」などは好きだが、後半生のシルクロードや薬師寺大伽藍を飾る絵にはあまり心を震わされたことがない。

だから後半の絵の意義を知りたくて録画しておいた。

番組による回答は、東アジアにはない、Alienな仏教、されど祈りという点では共通する仏教を把捉しようという試みだった、というものだったと思うが、僕にはそれほど vividではなかった。

平山さんは、被曝経験を持ち、その救いを仏教に見出したわけだが、それは仏教のもたらす世界観だったと勝手に合点して「仏教伝来」が好きだった。

つまりみんながこう考えるようになればすべてがうまくいくという考え方を提示する空海の仏教に出会った喜びである。

しかしそれを伝えるだけなら、「仏教伝来」で十分のはずで、そのTV番組のいうように、そのWorld-Wideさが異質であり実は共有もしている仏教をとらえることにあったのかもとは平山さんが集めたガンダーラなどの初期仏像をみて思った。

司馬さんも書いていたが、仏像はもともとギリシャの職人たちがはじめたもので、当初は金髪の筋骨たくましい青年であった。

それが文殊菩薩のようななまめかしさまでまとうようになる世界規模で展開する地球仏教を丸ごと包もうとしたということなのだろうか。

ずっと納得が行かないままみていたが、仏像の耳たぶが大きくピアスをしているのは、結局人を救えるのは金持ちだという説明にはっとさせられた。

貨幣中心主義のアメリカだ、と。


Report 116

2013-04-19 18:05:37 | 震災
一時間前くらいから上昇。

早速放射性物質測定器を起動したが、ガンマ線はむしろ低め。

おかしいと、ベータ線に変換すると、いつも0なのに0・04に上昇していた。

最近息子も骨の異常を示す経絡に湿疹が続いている。

用心されたし。

気の持ちよう 25

2013-04-18 05:40:51 | 震災
放射線量測定器TERRAが来てから一週間。

この機器が正しければ、我が家の周辺は、毎時0.11マイクロシーベルトを上回り、一般に言われる限度量年間0.1ミリシーベルトを超える。

既に書いたように、以前使っていた堀場製作所の測定器や公の発表値とは30-40%増量の感がある(測定器には大体20-30%の誤差があると表示)。

科学が悪い意味での宗教になるのは、こういう風に0の位置が固定していないからだろう。

しかしここ数年線量は基本的に増減していないとは言えるだろう。放射性物質の半減期をみれば当然だが、日本の大部分がウクライナであれば避難勧告地域になっているということだ。

厳密にいえば空間線量は、事故後数ヶ月よりは低いが、その分環境に潜行して、内部被曝量が増え、食糧はじめ日々の何気ない注意が被爆量に変化をもたらす。

もちろん線量の多少はガンなどの病に罹る確率は左右しても罹るか否かを決定するわけではないが、少ない方がいいに決まってる。

さて、目下の関心事は、今手元にある放射線量測定器で僕の除染が証明できるかどうか。

やり方は、TERRAを起動して誤差が最小(20パーセント)になるのを待ち(五分)、測定器の周囲に気を集める。

今回も大体二分後くらいから変化がみられ、当初0.11マイクロシーベルトの値が五分後に0.07になった。

しかし誤差の範囲といわれればそれまでだし、正直にいえば僕としては放射線量測定器の値にまだ疑いがある。

もうちょっと変動があっていい。

少なくとも測定器の値よりはるかに断続的に実際は変動がある。

もちろんシーベルトがもともと平均値を算出したものだからそれでいいのだが、文系の僕としてはもう少し使い込んだり勉強したいところだ。

除染に要した時間を増やせばと言われるかもしれないが、以前も書いたように、基本的に除染は放射性物質を蹴散らすだけで、消滅させるわけではないから、僕の身体もそれを浴び、リンパ節が腫れてくるから、あまりやりたくないのが正直なところ。

それじゃ除染なんて意味ないじゃんと言われるかもしれないが、ある意味その通りだ。

放射性物質は分子レベルで物質を破壊するわけだから我々の現実世界では最小単位で操作はそんなに生易しいものではないというのがまず前提で、福島でどんな除染がされているのか非常に興味がある。

ただ僕の方はもちろん僕を含めて周囲に影響を与えない除染の方法をみつけている。

蹴散らすだけの除染では、胃を洗浄しても肝臓がその分被曝するわけだから意味がない。

そこで絶対信じてもらえないだろうが、人体を気化して地中で洗う。

『風の谷のナウシカ』じゃないが、地中には洗浄する力がある。

先日福島在住で肺が悪くなり精密検査でかなりヤバイとされた方にその除染をしたら病状がなくなり次の検査では痕跡もなくなっていた。

まあ信じ難いとは思うが、死をも覚悟していた当人も信じてくれないのは残念だった。

無理

2013-04-17 15:53:07 | 歴史
ここのところ娯楽といえば、BS歴史館ほかのドキュメンタリーだった。

思いつくままにその発見を綴ると、まずは、オリバー・ストーンの「もうひとつのアメリカ史」シリーズ第一回の第二次世界大戦。

欧米にとってこの戦争は対日ではなく対独で、その後の冷戦時代もあって、これまで独を倒した功績は、米の参戦とそれを促したチャーチルなどというどこかで読んだプロットを鵜呑みにしていたが、本当は、ロシアが食い止めたからだった、というのは、大きな発見だった。

BS歴史館で竜馬の暗殺者や天明の飢饉、安部晴明、元寇など面白い特集が続いたが、なかでもピカイチだったのは「戊辰戦争の真実」で、会津・庄内藩がプロイセンに北海道を売ろうとしていた事実。

これはマックス・フォン・ブラントの進言でビスマルクに却下はされたが、一つの国の出来事がいろいろな形で世界と繋がっていることを改めて思わざるを得なかった。

しかも実際に手引きをしたSchnellは、戊辰戦争で負けた後、会津藩士の家族とカリフォルニアに渡り、松平家を再興しようとさえ考えていたらしい。

で、僕的に問題なのは、なぜこういう歴史が面白いのか、という還元的なものだが、やっぱり現実に生きる人間のしぶとさを目の当たりにしたからだろう。

ロシアは敗戦といってもいい犠牲を払って勝利し、日本の美を代表する会津もしっかりと現実的な政策を講じ、竜馬暗殺では土佐藩が怪しいとか、安部晴明に神秘的な力があるとされたのは長生きとその説得力であり、元寇は日本のお粗末な外交文書であったという発見は、いずれも人間が、目の前の壁を打開するために先んじようと無理しようとした結果で、この無理が、人間の牽引力かつ魅力ではないか、とつくづく思った。もっともっと僕も無理をしなければ、と。

追伸:戊辰戦争の特集の最後に白虎隊の墓標が映ったが、そのなかに僕の祖・・・祖父の名がふたつめに連ねられていた。もちろん同一人物かどうかはわからないが、僕の家系は母が調べた限りでは江戸末期の「虎・・・」さんに行き着くらしい。

report 114

2013-04-12 23:14:34 | 震災
放射性物質測定器TERRAがやってきた。

早速測定すると我が家は、ガンマ線0.09マイクロシーベルト。

ベータ線は0.02と出た。

この値を見る限り一年半程前に使っていたHORIBAのPA100より感度は敏感かもしれない。が、その後藤沢では、ガンマ線0.11マイクロシーベルト、ベータ線は0.00であるところをみると、同じともいえる。

いずれにせよ、もう少し使い込む必要がありそうだが、とにかく測定してみたかったのは僕の除染技術が測定できるかどうか。

早速試してみた。

除染を初めて2分後に0.09マイクロシーベルトは、0.06に下がった。

厳密に言えばそれで僕の除染が効果有と断定はできないだろうが、何度も繰り返し行って同じように変化がみられれば一考の価値も出てくるでしょう。

近いうちにビデオにとって公開予定。

Report 113

2013-04-11 05:45:45 | 震災
先ほどNHKのニュースによると、福島周辺での内部被曝の実態を調査した東大研究チームが、「ほぼ防げている」と発表したらしい。

「東大もか」と失望した。

人工的に設けた基準で、モノをいうのは、学問研究者ではない。

学問は、一般に認められる規範にあぶれる事象を考究することにこそ意義がある。

なぜなら学問は既存の制度を改善するために有り、その可能性はあぶれる事象の研究にこそあると考えられるからだ。

無秩序よりはマシという理由で迎合する我々大衆に鞭をふるってこその学問ではないのか。

僕は道教信者ではないが、社会は各人が本来果たすべき役割を果たすべきであり、そうでない事実は「もったいない」と思う。

学者の役割は社会生活の辻褄合わせにあると日本人は考えると反論されるかもしれない。

しかし日本は戦時中のように直視したくない事実に目隠しすることを反省した国ではなかったか。

単に、原爆や核兵器廃絶を訴える延長上にある原発反対運動は、またも大事な現実の本体を見落としていると言わざるを得ないし、戦争の経験を生かしたことにはならない。

追記 ここの所線量のレポートしてませんでしたが、昨日も一昨日もちゃんと上昇してます。どこか研究機関で測定してればわかるはず。きっと沈黙してるのでしょう。僕も「感知 した」では説得力がないから早く放射線測定器が来るのを心待ちにしています。

Report 112

2013-04-06 23:53:21 | 震災
隣接貯水槽でも放射性物質…漏水影響か調査(読売新聞) - goo ニュース

僕がずっと感知していたのは120トンの汚染水だったのかもしれない。

しかしずっと放置されていたのならずっと感じ続けるはず。

昨日もあのあと舌までがしびれて、かなりの強度に上昇したものの、深夜にはいったん収まって、今日はお昼前後から上昇していた。

いずれにせよ、全くつかみ切れていないということでしょう。

自分の身は勉強して自分で守るしかありません。