私の家から歩いて20分以上かかるかな、それでも「最寄り駅」の、Woodsmoor 駅の入り口が行き止まりにある住宅街の小道にある、木彫りのフクロウ5兄弟です。
以前にも記事にしましたっけ、パンデミックさなかの去年でした。リンクを貼りました☟
駅へと急ぐ人々を見下ろすフクロウに学ぶ人生訓!この頃やたらに見かける切った木の木彫り動物、フクロウは一番人気
意味深い人生訓が学べる!フクロウのポエムの解説付きです。ぜひ開けて読んでみてください。
駅を利用するために通りかかった昨日、なぜか末っ子以外のフクロウ兄弟が頭に黒い丸い布をのせていました。
赤、白、青のバンティング(三角の旗飾り)を巡らせていまだに先月のプラチナム・ジュビリーの余韻を引きずっているのかと思ったのですが、それでも両端の幹のてっぺんにフランス国旗がたててあるのに気が付きました。
やっと、今日7月14日の「パリ祭(フランス革命記念日 Bastille Day )のお祝い飾りだということが分りました。
それにしてもなぜ英国の、しかもここストックポートでパリ祭を祝う??この地域と何かかかわりがあるのか、この通りにフランス人一家でも住んでいるのか、隣国への敬意か、あるいはただのにぎやかしか?
黒い丸い布はベレー帽だったんですね。
左端のフクロウは首に、つないだニンニクまで下げている!
ニンニクのはずなのですが、タマネギに見えますね。
英国人にとっての典型的なフランス人のステレオタイプは、「クルンと巻き上がった口ひげ、黒いベレーに黒白シマシマのシャツ、首から数珠つなぎのニンニクを下げ、荷台にバゲット(フランスパン)を括り付けた自転車にのっているひょろっとした男性」なのです!
「オー・ラ・ラ~」とか「トレ・ビア~ン」とか言っていることが多いです。
このイメージはたぶん日本では定着していないような?
好奇心に駆られて調べてみました。由来が気になる英国人が多数いたようです、一般の人から寄せられた疑問にこれまたたくさんの一般の人が答えを書き込む「掲示板」のようなサイトに行きつきました。
1920年代に英国でブレトン人が自転車に乗って名産のタマネギを売りまわり始めたそうです。その習慣は70年代まで続きました。それまでにブレトン地方特有のシマシャツとベレー帽、自転車がタマネギ売りのトレードマークとして、そしてその姿はフランス人一般のイメージとしても定着したらしいです。
ニンニクではなくてタマネギが正しかったんですね。
当時、英国でなじみのないタマネギはフランス、イタリアなどの大陸料理と結びつけてイメージされたらしく、いつの間にかタマネギがニンニクにすりかわってフランス人を表す典型的な小道具として定着したのでは...という意見が出ていました。
もしかしたらフランス人はちょっとイヤかもしれませんね。
誰かが長いハシゴに上ってまで飾りつけをしたようですね、ごくろうさまです。
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