べジタリアンの夫が、私と息子2人のために買ってきたオーストラリア産のカンガルーの脚肉(冷凍食品)です。
こびりつかない表面加工がしてない鉄のフライパンでジュージュー焼いて、バーベキュー風味、焦げ目つきステーキを作ってくれました。
味付けは、一切なし。
味なしはイギリスでは一般的な肉、魚の食べ方です。
好きなソースを添えるので、味なしOK。
あるいは、味付けは食べる人のお好みにおまかせ、が普通です。
こんなことが、「イギリス料理は味気ない」説の根拠になっているんでしょうね。
そのかわり伝統の、食卓用ソース類は目がくらむほど豊富ですよ。
初めて食べるカンガルー肉に合うソースが思いつかなかったので、奥から手前に、
ミントソース mint sauce (緑;すりつぶしたミントの葉のトロリと透明な甘酸っぱいソース)
ピカリリ picalilli(黄;からしとお酢とスパイス漬けのカリフラワーのぐちゃぐちゃ煮)
トマト・チャツネ tomato chutney(赤;煮込んだトマトにスパイスを加えたソース)
グレイン・マスタード grain mustard(粒辛子)をならべてお皿につけました。
個人的には、ピカリリがよかったです。
夫が料理してくれるようになってから、冷蔵庫の中が、いっきにイギリス化しました!!
出来合いのお料理付け合せの瓶詰めソース、ピクルス、チャツネー類の数々!
ほとんどがイギリス伝統レシピです。
びんづめの市販品は保存料たっぷりの工場生産品です。
料理にあわせて家庭で手作りする人もいることはいるのでしょう。
サンドウィッチに、チーズに、ビスケットに、用途はさまざま。
ちょっとずつ、紹介していきますね。
さてカンガルー肉の味ですが・・・
う~ん、噛み切れないねちねち繊維感がちょっと・・・。でも味は、淡白で悪くなかったです。
噛み切れないねちねち繊維感は、解凍が間に合わず、こっそり電子レンジで加熱したからかもしれません。
夫は電子レンジの解凍プログラムをよく理解していなかったようです。
お手ごろなので、もう一度、今度は私が試してみます。
ちなみに、右側の黄色いのはこれも冷凍の、「ポテト・グラタン」です。
日本でいうグラタンとは似ても似つかない、マッシュポテトをとろとろチーズでつないだ、肉魚料理のつけあわせです。
食べたこと、ないです。
不慮の死の場合だけ食べていいって!意外です。保護のため?病気の伝染等防止のため?「ジャンプミート」はオーストラリアのカンガルー牧場から来てる、というふれこみだったような・・・
生態系、農業保護のための、野生動物の数のコントロールはどこでもやってるはず。イギリスで、野うさぎやシカは簡単に食べられます。オーストラリアでもカンガルーがその対象なんだって思ってました。
増えすぎたカンガルーがピョンピョン跳びまわって交通渋滞をきたしてる様子を勝手に想像してました。
今年の夏、長女がオーストラリアに研修旅行に行きましたが、その時にはカンガルージャーキーなるものがお土産物屋に並んでいたそうで。あまりからからに乾燥していないものを選んできたせいか、普通のビーフジャーキーよりもおいしかったです...
冷蔵庫のイギリス化、面白いですねぇ。
我が家はお好み焼きソースが2種、たこ焼きソース、焼きそばソース、ウスター、中濃とそろい、完全に関西化。