イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

やっぱり載せるバルセロナの観光写真、涼しすぎる英国の夏に風邪をひいて家にこもり思い出すスペインの暑さ

2022年07月31日 08時00分00秒 | ヨーロッパ

風邪をひいています。一家全員、家にこもっています。

コービッド Covid 19 (コロナウィルスによる感染症)に感染してちょっと辛い症状が出ていた夫はその後のホームテストの結果陰性です!あいかわらず軽い風邪の症状と倦怠感があります。

夫の陽性結果が出て以来3回検査した私と2回検査した娘はいつも陰性...もう外に出てもいいはずなのですが、私の「風邪の」症状はけっこうしつこいのです。

熱が出ましたし、ひき始めからずっとのどが痛くて...「本当にこれ、風邪か?(コーヴィッドではあるまいか)」と不安になることしきりなのですが。症状がその時は出ていなかった娘に近所の薬局に現在有料の(1セット £3-99 もします)テストキットを買いにやらせ、検査をした結果です。

そうそう、今日の話題は、スペインの、というよりカタルーニャの首都、バルセロナです。

英国に帰国して一週間以上もたつ今バルセロナの話はやめるつもりでした。ちょっと見てもらいたい写真は後で書くネタが枯れた時にでもボツボツ出そうかな、と思っていたのですが、コービッド患者と同居、そして風邪のため家にこもり切りで何も話題がありません。

...というわけで、バルセロナの観光名所です!

一番最初の写真は、サンタ・マリア・ダル・マル教会 Basilica de Santa Maria der Mar の屋上部分からの眺めです。

屋上というか、屋根のふち伝いの建築当時からあった、ぐるっと歩けるようになっている(メインテナンスや換気のための)スペースを整備して観光客用に開放した場所みたいです。

海や山が望める遠くの絶景も素晴らしかったのですが、すぐ周りの古い建物の屋上の、テーブルやハンモック、大きな植木鉢に広い日よけ布..など屋上庭園を眺めおろすのが楽しかったです。

50年以上かかって教会の建築が完成したのは1383年。その後、数百年ジワジワとアメーバが増殖するように教会の周りに発展した中世の町です。狭苦しいごちゃごちゃたて込んだスペースで優雅にアウトドアライフを楽しむ工夫が素晴らしい!

屋上より低い、クレーレーストーリーという中二階(と言っても高いけど)のような高さのテラスです。

由緒のある教会のすぐ目の前にある(上の写真参照)この平べったい建物は罰当たりなことにセックスショップです!

内部の拝観と屋上に上がるセットの入場券に10ユーロ(1362円)払いました。

正面の左右両側にそびえるこの塔の内側が屋上に上がる細い筒状の螺旋階段なのですが、教会内の階段入り口は係の人に聞かないとどこにあるかわからないぐらい目立ちません。何も表示がないし!!一本がのぼり専用もう一方が下り専用でした。

教会とセックスショップ(とカフェ)にはさまれた教会前広場はとても狭いので普通のカメラレンズやスマートフォンのカメラでは教会の全容を写真にとるのは難しいようです。

観光写真やガイドブックの写真は魚眼レンズか何かを使って撮っているのではないでしょうか。

教会の中も外も、ものすごく暑かったです!

物凄く暑い体験をもうひとつ...いえ、旅行中どこに行っても暑かったのですが、この日の日中気温は34℃でした。

息子の住む通りからゴットゴットと斜めに上がるケーブルカー Funicular de Montjic が出ています。それに乗って山の中腹まで行ってサボテン園を見て行こうかということになったのですが、結局もっと上まで行ってみたくてロープウェイにまで乗っちゃいました。

サボテンの好きな私のために計画してくれたようなのですが、サボテン園まではかなりの距離を歩いておりて、結局町まで1時間の歩きになるそうなのです(暑い日に絶対無理です)

ロープウェイからの眺めはおっかなくもありましたが最高でした。

いちばん暑い時刻に頂上に到着したようです。

公共交通機関が好きなだけ利用できるパスを持っている息子はケーブルカーもよく利用しています。別料金がかかるロープウェイは今回私たちに付き合って初めて乗ったそうです。

スケートボードのコミュニティ仲間はケーブルカーで中腹まで行ってその後頂上まで歩き、そしてスケートボードでなだらかなぐるぐる迂回道をゆっくり滑り降りてふもとの町まで帰り着くそうなのです。

いいなぁ。私もスケートボードがやりたくなりました。30年若くてバルセロナに住んでいたらきっと始めていたでしょう。

山(というほど高くはない、実際は丘ですね)とふもとを結ぶなだらかでゆるい坂道を飛び越えるように長い滑り台がいくつも設置されているそうです。そのうちのひとつを試してみたかったのですが、お好み焼きの鉄板のように熱くなっていました!いえ、そんなに下まで降りてしまったら暑いダラダラ坂を登って戻るのが一大事なはずです。スケーターたちは滑り台をスケートボードで滑り降りるそうです。(いいなぁ)

頂上の見晴らしは思ったほどよくなかったですね、木がびっしり生えていて見通しが今ひとつ...

頂上までロープウェイで上がる人の目的(のひとつは)モンチュィック城 Castell de Montjuic です。入場料が1人9ユーロかかるのでちょっと躊躇していましたが、トイレに入りたくなったので入場しました。

ちょっと下りたところに屋外カフェとトイレがあると息子が教えてくれたものですから行ってみたら閉まっていました!入場料を徴収する史跡アトラクションにしかトイレがないって最低の観光地です!ブツブツ言ったものの...

でも、まあ...入場料を払う価値はありました。ダメもとで年金受給者証明書を提示した夫と、27歳以下だったかな、年齢割引きのある息子は3ユーロ値引き料金を払いました。中途半端に若すぎてかつ年を取りすぎた私だけ一般料金を払いました。

 

城といっても中世の古城ではなく軍事上の要塞ですね、18世紀の建築だそうです。

暑い暑いこの回廊に囲まれた階上の中庭に出るまでどこも冷房完備、トイレも清潔でした。

兵舎だったらしいこのアーチの内側の回廊の小部屋は軍事資料やバルセロナの歴史の展示室やカフェやトイレや物置やらに使われていました。いずれも冷房完備!(物置は入ってみなかったので知りませんが)

 

そしてここでも(!)回廊の上の広大な屋上から絶景が楽しめました。港が近くて驚きました。

やっぱり暑かった(!)ので四隅のチェスの駒(キャッスル)のような見張り塔からわずかに伸びた陰に人が集まって休憩しちゃっていました。

バルセロナの話はもうやめるつもりだった...なんて言っておいてけっこう話すことがあるものです。

なぜか絶景を楽しむことになってしまった、バルセロナの観光名所、この他にもまだあったのでした。以下次号。

夫のコービットは知りませんが、私のこのしつこい風邪は、気温が30℃を超える酷暑のバルセロナから毎日気温が16℃前後の肌寒い英国にいきなりかえって来たことと関係あるのかもしれません。

私は寒い方が暑いよりずっと我慢できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする